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    君たちはどう生きるか  吉野 源三郎

    • 2007.06.19 Tuesday
    • 22:23
    君たちはどう生きるか
    君たちはどう生きるか
    吉野 源三郎
     07−169 ★★★★★
     【君たちはどう生きるか】 吉野 源三郎 著  岩波文庫

     《精神が洗われる気持ちになってしまった》

     内容(「BOOK」データベースより)
    著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。


     岩波書店、岩波文庫80周年、私の三冊、その中で数人の人たちがこの本をあげていた。中学生・コペル君の日常生活を元に物語風にして、精神的成長を通して、人生にどう生きていくかを問うている。決して難しい本ではないがいろいろと奥が深いものがある。
     差別、モラルのことから、物理、経済のことまでも書いてあり、こういう本が明治時代にあったのか、どうして今までこんな本を読んだことがないのか。でも読んだことで嬉しくなってくる。それほどに思いに残る本だった。

    夜明けの舟  山本 音也

    • 2007.04.12 Thursday
    • 22:00
    夜明けの舟
    夜明けの舟
    山本 音也
     07−102 ★★★☆☆
     【夜明けの舟】 山本 音也 著  文藝春秋

     《56歳の男、ふたつの恋愛を…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    定年退職を4年後に控えた銀行役員・興津亮介は、同じ職場の結城あゆみと恋人関係を結んでいる。彼の妻は結婚して12年後に、「どうしてもある男が忘れられない」と言い残したまま失踪していた。ある日、興津は親友の宮坂から銀座で声をかけられる。彼の横には、着物姿の良く似合う女性がいた。彼女の名前は国方サト。彼がよく知る会社社長夫人だった。興津は彼女の魅力にすぐ引き込まれていき、また彼女も狂うような恋をしたいと想う理由があった!ふたつの恋の間で懊悩する男の結末は―。松本清張賞作家が、濃密な官能描写を織り込んで描く「切実な今」の人間模様。


     狂うような恋をしたいという女の想いどこにあるのか。
     56歳・主人公はどう生きていこうとしているのか。
     どう、ふたりの恋愛に対処していこうとするのか。
     初めて読む作家さんである、ちょっと読むリズムをつかむのに時間いった。

     

    紗央里ちゃんの家  矢部 嵩

    • 2007.04.06 Friday
    • 11:55
    紗央里ちゃんの家
    紗央里ちゃんの家
    矢部 嵩
     07−95 ★★☆☆☆
     【紗央里ちゃんの家】 矢部 嵩 著  角川書店 第13回日本ホラー小説大賞長篇賞受賞作

     《ホラー、ホラーらしい小説だが、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    叔母からの突然の電話で、祖母が風邪をこじらせて死んだと知らされた。小学五年生の僕と父親を家に招き入れた叔母の腕もエプロンも真っ赤に染まり、変な臭いが充満していて、叔母夫婦に対する疑念は高まるけれど、急にいなくなったという従姉の紗央里ちゃんのことも、何を訊いてもはぐらかされるばかり。洗面所の床から、ひからびた指の欠片を見つけた僕は、こっそり捜索をはじめるが…。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。


     読者にとってホラーをどう解釈するかで意味あいが違ってくる物語だ。
     ひたひたと感じる恐怖、焼きそばばかり食べる食事、不気味な物語だ。
     それが、淡々した語り口に思える書き方で進んでいくと、何が正常かが分からなくなってくる。

    a piece of cake  吉田 浩美

    • 2007.03.28 Wednesday
    • 20:53
    a piece of cake

    吉田 浩美,坂本 真典
     07−86 ★★★☆☆
     【a piece of cake】 吉田 浩美 著  筑摩書房

     《この本を眺めていると本当に愉快になります》

     内容(「BOOK」データベースより)
    レシピあり、小説あり、楽譜あり、マンガあり、写真集あり、絵本あり。楽しい本、美しい本、しみじみする本。クラフト・エヴィング商会の店主がつくった12冊の小さな本たち。


     こういう感じの本は、初めて見ました。
     キレイな本です、写真がいいです、絵本も可愛いです、レシピも温かいです、吉田篤弘さんの小説もいいです。
     本当に癒される本です。

    グッモーエビアン!  吉川 トリコ

    • 2006.12.20 Wednesday
    • 23:10
    グッモーエビアン!
    グッモーエビアン!
    吉川 トリコ
     323 ★★★☆☆
     【グッモーエビアン!】 吉川 トリコ 著  新潮社

     《この本は、ラスト、ラスト、ラストに…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    私の家族はちょっと変わっている。お調子者で万年バンドマンのお父さんヤグと、元パチプロ、元パンクス、現役未婚(!)、自称「永遠の24歳」のお母さん、そして15歳の私はつき。貧乏でもずっと仲良く楽しく暮らしてきた。だけど…。ラストは涙、涙、涙!ファンキーな一家をリアルに描いた新しい家族小説誕生。


     この物語は、テレビドラマより映画での方がラストが活きる気がする。

     うちのルールは
     たったひとつ
     「おもしろければ、
     いーじゃん」
     ちょっと切ない
     家族の愛ってヤツを描く
     ハッピー・ストーリー! 
     (帯文より)

     腰が抜けるほど楽しくて、
     思いきり腰にくる
     小説なのであった!
      金原瑞人さん絶賛  (帯文より)

     腰にくるか、良くわからない。明るいんじゃない、なんだろうこの家族は、おもしろく生活することがモットー。読んでいても、楽しい一日の毎日な家族です。でも、ちょっと切ない家族でもある。うーん、読んでいて、やっぱり腰にくるという表現があっているのかなーと思ってしまう。

    すべては海になる  山田 あかね

    • 2006.11.30 Thursday
    • 23:42
    すべては海になる
    すべては海になる
    山田 あかね
     304 ★★☆☆☆
     【すべては海になる】 山田 あかね 著  小学館

     《主人公は、温かい愛を探しているのだろうか?》

     出版社 / 著者からの内容紹介
    千野夏樹は都内の書店に勤めて5年になるが、いまだにアルバイト店員のまま。17歳のときの援交体験がもとで、人間関係がうまく築けないでいる。日々の寂しさを埋めようと年上の既婚者や出版社の営業担当とつきあうが、心の隙間は広がるばかりだ。そんなとき、夏樹は店で中年女性の万引きを目撃し、大学教授の妻である彼女の家を訪ねる。そこで出会ったのは、崩壊家庭の中で自らを確かに保って生きようとする高校生の光治だった。10歳年下の高校生との出会いの中で、自らの存在に目覚めていく夏樹。「愛」という言葉ではたどり着けない何かを探して、気鋭の女性作家が描くアンチ純愛小説。 「ベイビーシャワー」で小学館文庫小説賞を受賞した著者の受賞後第一作目の書き下ろし。


     どうもわかりません。この主人公の女性・千野夏樹の生き方がどうしてもなじみませんでした。いろいろ過去なこともありますが、こんなに簡単にさみしさを紛らすため男に求めているのだろうか。最後でも、果たして自らの存在に目覚めていくことができるのだろうか、と思ってしまいます。

     主人公が書店に勤めている。書店もいろいろなことがあります、それが下記の部分です。
     中略 この時期になると時々見かける、ある宗教団体の勧誘員だった。書店が、宗教団体の勧誘地になっていることは案外知られていない。答えを求めてやってくる迷えるひとびとを待っているのは、書物だけではなかった。心理学、宗教学、超常現象を扱うコーナーには、よく宗教団体の勧誘員が現れる。悩みを抱えて、不安そうに本棚を見つめるひとたちに、店を出たあと、そっと声をかけるのだ。もちろん、店内で声をかける場合もある。ターゲットが手にした本に触れ、「私もその本、読みましたよ」「気持ちが楽になりました」などとさり気なく話しかける。ターゲットは同じ悩みを抱えたひとに出会えたと勘違いし、「ちょっとお茶でも飲んで話しませんか」という誘いについていくのだ。(本文より)

    ボトルネック  米澤 穂信

    • 2006.10.16 Monday
    • 21:14
    ボトルネック
    ボトルネック
    米澤 穂信
     257 ★★★★☆
     【ボトルネック】 米澤 穂信 著  新潮社

     《この若さで書けるのか、やはり傑作???なのか、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。


     懐かしくなんかない。爽やかでもない。
     若さとは、かくも冷徹に痛ましい。
     ただ美しく清々しい青春など、どこにもありはしない。
    (帯文より)

     この本は、何を言いたかったのか。善と考えれば、人生は、自分ひとりだけで生きているだけでなく、いろんな人たちに生かされている。それは、先祖から代々に受け継げられていたりするのだ。そんな人生だから真摯に生きなきゃだめだと言っているのだろうか、と思う。
     その反面、人生そのものが衝撃的なものだ、と言うこと教えている。これは、読む読者にはちょっとじゃなく、強烈なダメージが残る本でもある。【ボトルネック】の解釈がどう取るかが難しいところだ。

     【天使の代理人】山田宗樹 著を読むと年間300万から500万の中絶が行われていると言う。その生命というか、魂はどこかで存在していて成仏していなく至る所・空間に浮遊しているのだろうか。この本では、流産としているのだが。流産していなかったら、本当に違った家族・家庭だったのか。【花まんま】などに出てくる前世の話は、成仏してあげる本だったように思うが、この本の帯文は、「若さとは、かくも冷徹に痛ましい。」と断定的だ。若さとはでなく、人間とは、言っているような気もするのだ。人間とは、残酷であるからこそ、また喜びも一杯溢れているのだろうか、と考えてしまったが。
     自分が生まれた世界、自分が生まれなかった世界、そこの違いは愛情だろうか。


     

    雨のち晴れ、ところにより虹  吉野 万理子

    • 2006.10.09 Monday
    • 21:50
    雨のち晴れ、ところにより虹
    雨のち晴れ、ところにより虹
    吉野 万理子
     249 ★★★☆☆
     【雨のち晴れ、ところにより虹】 吉野 万理子 著  新潮社

     《六つの話、六つの奇跡、六つの爽やかなオチが待っている》

     内容(「BOOK」データベースより)
    人の繋がりは優しさだけで出来ているんじゃない。でも怖がるだけじゃ何も始まらないことだって知っている…。夫婦のすれ違い、親子の行き違い、親友との仲違い。きっかけはみんな些細なことなのに、想いがねじれ交錯する。人は何度でも幸せになる資格がある。湘南を舞台に描く六つの奇跡。


     「なぎさ通りで待ち合わせ」「こころ三分咲き」「ガッツ厄年」「雨のち晴れ、ところにより虹」「ブルーホール」「幸せの蒼いハンカチ」 6篇。

     「なぎさ通りで待ち合わせ」
     食の不一致で離婚しそうなカップルが、男親と三人で会うのだが、…。
     私が高校生のころ、友人が『俺は絶対、料理の上手い女性としか結婚しない!』と言ったことをこの本を読んでいて思いだしていた。『容姿は、どうでも料理だけは』並々ならぬ考えのようだ。何故、そんなことを言うかと聞けば、母親がどうも料理が上手くないと言うのだ。何十年も料理に付き合わせるのだから、と。今は、料理より容姿の方を考える男性が多いのだろうが、意外と料理が出来ないと分かり、別れるカップルもいそうな気がする。この作品は、食に対する不一致だが。

     「雨のち晴れ、ところにより虹」
     これは、あらすじと結果が読んでいると分かってくるが、良かった。
     主人公は、ホスピスに入ってもう幾日にもない命だが、何か死を感じさせない作品だ。
     私だけしか感じないのか、不思議にほんわかとした作品に写ったのだが。
     小学生に起こした事件を引きずっていた、その思い続けたことが明かされるのだが、…。
     他の作品も女性作家らしい物語で良かった。

     本には最後にオチがある。その意外性が面白いほど、小説が生きる。オチが小説の生命力でもある。2重3重のオチもある。オチが生きるには、それまでの話・文章・文体が読者をどこまで惹きつけことが出来るかが作家の筆力なのだろうか。
     私はこれまで、何千冊かの本を読んできたのだが、こんな爽やかなオチは初めて読んだような気がする。


     

    スピン  山田 悠介

    • 2006.08.18 Friday
    • 20:53
    スピン
    スピン
    山田 悠介
     194 ★★★☆☆
     【スピン】 山田 悠介 著  角川書店

     《ネットは、こわい》

     内容(「BOOK」データベースより)
    このバスから、誰も降りることはできない。そう、東京タワーに着くまでは―!同時多発バスジャックという誰も見たことのない戦慄が、いまエンジンを始動する。
     

     こわい話である。
     ネット社会の恐さを描いている。
     この本を読んで、こんな馬鹿げたことが起こらないいいのだが。

    天使のナイフ  薬丸 岳

    • 2006.06.04 Sunday
    • 21:57
    天使のナイフ
    天使のナイフ
    薬丸 岳

    125 ★★★☆☆
    【天使のナイフ】 薬丸岳 著  講談社 江戸川乱歩賞受賞作

    《当事者でないと、その感情はわからない》

    ( 著者からの内容紹介より)
     生後五ヶ月の娘の目の前で惨殺された妻・祥子。夫・桧山貴志は耳を疑った。犯人は、十三歳の少年三人。四年後、犯人の少年の一人が殺され、桧山は疑惑の人となる。少年たちの事件後を追う桧山に付き付けられた、信じがたい真実、恐るべき過去――。

     更生とは何か。本当の贖罪とは何なのか。少年法をめぐる論争の死角に迫るとともに、”読み出したら止まらない”ミステリーの醍醐味を両立させた、選考委員も絶賛の話題作、ついに刊行!! 第51回江戸川乱歩賞受賞作。


     難しいテーマである、少年法を題材にしている。
     昨今、少年の事件が多発している。その根本の原因は、どこにあるのだろうか。おそらく親子の絆が一番の問題ではなかろうか。親が将来にあやふやだと子供も落ち着かなくなるのだ。
     この作品は、二重、三重になるミステリーが明らかになっていく、後半は止まらなくなる。
     信じがたい真実、恐るべき過去とは、……

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