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    哀愁的東京  重松 清

    • 2006.03.02 Thursday
    • 19:57
    哀愁的東京
    哀愁的東京
    重松 清

    48 ★★★☆☆
    【哀愁的東京】 重松清 著  光文社

    《【哀愁的東京】?【『パパといっしょに』を手に取ったひとたち】じゃないのか》

     何か印象的な表紙の絵だと思ったら、MAYA MAXXさんのだ。この人のドキュメンタリーを見て感動した記憶がある。本の装画も一杯あるようだ。
     絵本を書けなくなった作家・進藤宏。
     『パパといっしょに』が賞をもらったが、ある理由があって書けなくなったのだ。ライターとして生活している現状だ。『パパといっしょに』の本にまつわる人が各章に出てくる話だ。結論的に言えば、本は感動を与え、喜びを得る。しかし、一方本によって悲しみ、憎しみを与えることもあると言うことだ。
     何か、暗くて重い話ばかりだ。シマちゃん・担当編集者だけが励ましつづけるが、絵本は書けるのだろうか、……。     

    いとしのヒナゴン  重松 清

    • 2006.02.02 Thursday
    • 17:01
    いとしのヒナゴン
    いとしのヒナゴン
    重松 清

    29 ★★★☆☆
    【いとしのヒナゴン】 重松清 著  文藝春秋

    《井川遙さんの主演映画のために書き下ろした作品なのー》


     これは、ふるさとの話です。
     東京の私大を卒業して、三年目、マスコミ志望の就職浪人・石井信子。 「幻のヒナゴンあらわる!」 ノブは、ふるさとに帰って来た。比奈町役場、新設された類人猿課に。そこは、地方自治体合併騒動の町でもあった。地方と都会、親と子の関係など織り交ぜながら描いている。
     ヒナゴンは現れるのか。ヒナゴンは哀しい動物なのか、ヒナゴンは猛獣なのか、ヒナゴンは人間の心の中に現れるのか。
     田舎はドロドロとした部分もあるが、やっぱり自然があり、それより人間が温かい人たちばかりと思いたい。
     町長のイッちゃん、いつもお腹がよくないドベさん、ジュンペ先生、西野くん、ナバスケさん、彩花ちゃん、みんなのふるさとの思いをありがとう。それからノブちゃんにもありがとう。

    走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語 重松 清, 河野 利彦

    • 2006.01.14 Saturday
    • 17:54
    走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語
    走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語
    重松 清, 河野 利彦


    14 ★★★☆☆
    【走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語】 重松清 著   平凡社

    《負け続けても愛される競走馬もいるのです。》


     昨年、日本中で話題になった高地競馬場所属・競走馬ハルウララの物語だ。
     競走馬に生まれて、負けて、負け続けて有名になった馬である。一つも勝てないで、100敗以上は負け続けたのだ。そのドキュメントを直木賞作家の重松さんが書いた本である。
     北海道に生まれるところから始まる。誰も買手がなく、やむなく馬主の牧場主から調教師、厩務員などの競走馬関係者。ハルウララ伝説を作った人たち、高地競馬場の実況アナウンサー、高地新聞の記者、高地県競馬組合の広報担当者。競馬に目も掛けなかった人たち、癌に患った人、OLたち。

     ハルウララは、体重が410kgしかなく、ダート・砂で走る馬の体重は、500kg以上なのだ。それから、ハルウララは神経質なところもあるようだ。それでは、何戦も出場出来るのか、そこには調教師さんの姿勢があるのだ。
     この本の中は、写真も満載なのだ。競走馬は、走るだけに生まれてきているからか、寂しそうな目が印象的である。地方競馬はどこも閉鎖になっている。ハルウララという馬を通して、いろいろな問題を思いを浮かべることも出来るが、やはり多くの人が何故、感動したのかがわかる本だ。 

    その日のまえに  重松 清

    • 2006.01.10 Tuesday
    • 17:59
    その日のまえに
    その日のまえに
    重松 清

    9 ★★★★★
    【その日のまえに】 重松清 著  文藝春秋

    《今度は泣かなぞ!という気持ちで読んだのですが最後は涙なしには読めませんでした。》


     「その日」は、誰でも確実にやってくる。「その日」と言うのは、死ぬ日ということなのだ。愛する人が余命あと何ヶ月と宣告された。どう、二人は過ごすのだろうか。奥さんの死ということを子供二人と見守る父の心情は……。

     重松さんの作品は、家族というどこにでもあるものだが、そこに流れているテーマは重いものだ。今回は、死だ。それも愛する人の死だ。「その日のまえに」、「その日」、「その日のあとで」、何か胸を締め付けられると言うかと言えばそうでもないのです。何故なんでしょうか、明るいのではありません、温かさを感じるのです。人間は、誰でも「生と死」は隣り合わせです。だからこそ、今日と言う日を精一杯に生きるのだと言っている物語なような気がしました。

     連作短編集と知らなかった(途中でわかったが)ので、山本さんがあの山本さんなのか、と短い時間で懐かしくなりました。         

    流星ワゴン  重松 清

    • 2006.01.02 Monday
    • 17:24
    流星ワゴン
    流星ワゴン
    重松 清


    1 ★★★★★
    【流星ワゴン】 重松清 著  講談社

    《重松さん、こんな幽霊を登場させるのはずるいです》


     何もかもうまくいかない、家庭も、家族も、会社も、もう死ぬしかないのか。ふと顔上げて見たら、そこにワゴン車が止まっていた……。
     主人公・永田38歳は、妻と男の子供との3人家族である。会社はリストラ、妻は不倫、子供は家庭内暴力、なぜこんなことになってしまったのか。自分に落ち度があったのか、妻のことを考えていたのか、子供とのふれあいはあったのか、現代のどこの家庭にも起こりうる問題でもある。知らず知らずに心の闇が待っている。

     主人公と父親、主人公と妻、主人公と子供、主人公と橋本親子、父親と橋本親子との会話のやりとり
    が、この本の持つ意味合いが出ているのだ。家族の愛とは何んだろうか。心を割って素直に話合うことなのだろうが、なぜあの時出来なかったんだろうか。誰もが陥りやすい問題を提起している本なのかも知れないのだ。 

    カカシの夏休み  重松 清

    • 2005.11.02 Wednesday
    • 22:31
    カカシの夏休み
    カカシの夏休み
    重松 清


    216 ★★★★☆
    【カカシの夏休み】 重松清 著  文藝春秋

    「カカシの夏休み」
    「ライオン先生」
    「未来」
     
     重松さんの作品は、良いなー、巧いなーと思う。同時にどうしてこんなに家族のことが書けるのかなと考えてしまいます。
      
     「カカシの夏休み」
     主人公は、小学校の教師37歳、二人の父親でもある。主人公が中学生のときに村がダムの底に沈んだ。同級生だったコウジが交通事故で亡くなった。その葬儀に中学生の好意をよせていたユミが来ていた。ユミは、ダムの補償金が入って、それを父親がギャンブルに使い込んだために卒業を待たずに転校して行ったのだ。主人公は、ユミ宛てのメールの最後に『きみは、いま、幸せに暮らしているのでしょうか?』と書いて送るが……。この答えは、最後の方に出てきます。ユミは、何と答えたでしょうか。
     主人公が5年生を受け持ったときに、カズという生徒が突如キレ出したのだ。暴れまくるのだ。そこには、何かの原因があるのか……。
     何でこんなに家族のことが重松さんに書けるのかが不思議です。
       

    愛妻日記  重松 清

    • 2005.08.11 Thursday
    • 17:51
    愛妻日記
    愛妻日記
    重松 清


    156 ★★☆☆☆
     【愛妻日記】 重松清 著 講談社


     重松さんもこんな作品を書くのか、と思った。
     夫婦の性愛小説?6編の夫婦が出てくる。
     いろんな夫婦がいて、いろんな性愛がある。
     ここに出てくるのは、性愛も愛情の賜物みたいだ。
     2,3編なら、何とか読めるが、6編は、?。
     しかし、6編をアッーと言う間に読んでしまった。
     私も男だからだろうか。

    さつき断景  重松 清

    • 2005.07.15 Friday
    • 18:31
    さつき断景
    さつき断景
    重松 清


    134 ★★★☆☆
     【さつき断景】 重松清 著  祥伝社

       重松清作品 持っている一覧

     舞姫通信 (新潮社) △ 
     幼な子 われらに生まれ (角川書店) ○
     エイジ (朝日新聞社) 未読
     日曜日の夕刊 (毎日新聞社) ○
     半パン・デイズ (講談社) △
     ビタミンF (新潮社) ○
     隣人 (講談社) △
     小さき者 (毎日新聞社) 未読
     疾走 (角川書店) 未読
     ニッポンの課長 (日経BP社) 未読
     卒業 (新潮社) ◎



     重松作品は、家族のあり方が細かい描写で書いてあるのが特徴です。
     重松作品の本、持っているのに半分くらい未読です。読みたいけど、どこに積んであるのか。探すのが大変なので、思いつきである本を読むことになってしまいます。


     【さつき断景】は、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年の五月1日の一日の日常が書かれています。15歳から20歳の若者、35歳から40歳の中年男性、57歳から62歳の初老の男性の3人を主人公に描いています。


     <太>1995年、一月阪神・淡路大震災、三月地下鉄サリン事件、そして五月一日―。
     神戸でのボランティア活動から帰京したタカユキ(十五歳)は惰性としか思えない高校生活に疑問を感じていた。電車一本の差でサリン渦を免れたヤマグチさん(三十五歳)は、その後遺症ともいうべき自己喪失感に悩んでいた。長女が嫁ぐ日を迎えたアサダ氏(五十七歳)は、家族団欒最後の日をしみじみと実験していた……。
     そして九六、九七……ニ〇〇〇年、三人は何を体験し、何を想い、いかに生きたのか。二十世紀末六年間の「五月一日」からそれぞれの人生を照射した斬新なる試み。注目の山本周五郎賞作家が挑んだ目録小説の傑作!
    (帯文より)


     


    世紀末の隣人  重松 清

    • 2005.05.06 Friday
    • 15:41
    世紀末の隣人
    世紀末の隣人
    重松 清

     ★★★☆☆

     【隣人】 重松清 著  講談社

    《遠くて近い隣人》

     池袋通り魔殺人事件、音羽幼稚園児殺人事件、新潟少女監禁事件等、12事件を重松さんがルポルタージュした本である。
     <寄り道・無駄足ノンフィクション>で本音を言うなら<蛇足>と言う言葉を加えたいと前書きに書いてあるが、作家としての鋭い眼を感じる。
     こうしたことが重松さんの小説のなかに生きているのだろう。実際の事件などで読むのが怖いが、有名な小説の一文も入れてあり作家らしい演出でもある。

     戦後、猛烈なスピードで先人たちが勝ち取ってきた平和・自由・経済などが若い人たちには何か反映されているのか、ただ歪みだけがあるだけだろうか?

    卒業  重松 清

    • 2005.03.28 Monday
    • 10:35
    卒業
    卒業
    重松 清


     ★★★★☆

     【卒業】 重松清 著   新潮社
     《まゆみのマーチ》

     重松作品は、体に良くない。

     最初のじんわりから最後に熱い感情が込み上げてきてどうしょうもなくなるからだ。今日も静かなカフェで読んで目頭に涙が溜まってしようがなかった。隣りのテーブルで勉学に励んでいた女性が私の方を見て怪訝な顔をしていた。

     この物語に出てくるようなことを一杯知っているので読むのが辛かった。この息子みたいに1クラス上のランクの学校に進学したばかりに、精神的におかしくなった人がいた。真面目で何事も真摯に取り組んでいた良い奴だったのにと昔を振り返り思うことがある。

     妹の存在が家族にどう影響したのか?
     母の妹を思う気持ちは、……。
     幼いときの自分は妹に対しての気持ちの持ち方は、良かったのだろうかと。
     今、息子に接する態度に一抹の光明が……。

     《あおげば尊し》

     親父(教師)の死が見事に描かれている。
     
     《あおげば尊し》がどこで出てくるのかと思ったが、うーんと唸らせる演出である。教師というのは、どんな職業なのかかがわかる。現在の教師像と昔の教師像の違いもわかる。それと現在の子供たちの死についての考え方である。

     私も10歳くらいまでに父、お祖父、お祖母が亡くなり、死・命というのが子供心に重く圧し掛かっている。死の恐怖がいつも付きまとっているような気がする。
     3年前、義兄が亡くなり、小学生の孫が焼き場から出た骨を骨壷に入れてる姿を見たときにどんな気持ちでいるのかと考えた時に尊い時間を得てるのでは、と思った。人間が骨になるのは、私もその時初めて経験したが、何か妙に不思議な時間で精神的におかしくなった。ひとりの体が灰と骨になる。生まれたからには日々を精一杯に過ごすことが一番なのだろう。

     《卒業》

     重松さんの作品は、主人公の世代の男性がちょっとだらしなく真面目である。今回は40歳の課長代理である。友人の子供が訪ねてくる。その友人はこの子供が奥さんのお腹にいたときに自殺していたのだ。その子供に親父の生き様をネットに書き込んで、子供の卒業と自分自身の卒業もなぞられているのだろうか。

     重松作品は、家族のあり方を取り上げているものが多い。家族のなかの、父と母、父と子供、母と子供との関係、昔と今と。家族は歴史や環境によって随分違ってきているが、そのなかに流れている情愛・絆は変わらないと思う。そういう印象だが、どうだろうか。

     《追伸》

      誰かの読書感で重松作品は、しぜんと主人公や物語に感情移入が出来るみたいなことが載っていたが、まさしくその通りだと思う。人間でもっとも身近な家族のことを書いているからだろうか。それが身内の死を取り上げているから尚更である。いつまで経っても逃れられない家族の中の死がとき離れない。それを家族が共有して前向きな気持ちで進んで行くしかないのかも……。

      この物語は、主人公の母が亡くなり、父が再婚した女性との確執がメインです。年を取ってからしかお互いを理解しあえないもどかしさが紙面から十分伝わってきます。実母を思う主人公の気持ち、継母の気持ち、仲を取り持つ父の気持ちがわかりすぎるのです。年齢を重ねるということは、哀しいことでもあります。今までの感情を全部を胸のうちに取り込めなくてはならないのですから。亡くなった母の手紙を題材にして、継母とのやりとりが《追伸》となった形で終わります。

      良い作品は困ります、午後の仕事に戻るまで時間(平静な気持ちになるまでのこと)がかかるからです。

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