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    スイートリトルライズ  江國 香織

    • 2005.07.20 Wednesday
    • 18:25
    スイートリトルライズ
    スイートリトルライズ
    江國 香織


    137 ★★☆☆☆
     【スイートリトルライズ】 江國香織 著  幻冬舎

     江國作品は夫婦の関係が微妙である。
     この作品も、そこが読者の取り方で違ってくるのだろう。夫・聡は25歳のとき結婚する。妻・瑠璃子は2歳上なので3年たったので30歳である。夫は夕食がすむと自室でコンピューターをたたいてすごし、鍵もかけている。お茶の飲みますか、と携帯電話でやりとりするのだ。夫の妹が、この夫婦はかわり者どうしでお似合いかも、と言われている。「なーんか、欠落しているのねー」とは、妹の言葉だ。2年ちかく肉体的接合ないのだ。

     これだけ書いたら、普通は何かがおかしいのだが、江國さんの文章では二人は悪い関係ではないのだから不思議である。食事に行ったり、温泉に行ったりしていて、夫は外資関係の仕事なので7時半には帰ってきて夕食するのだ。

     妻が恋し、夫も恋し、所謂二人共不倫ということになるのだが、何か二人共イキイキしてくるのだ。最後に妹が言う、「瑠璃子さんとお兄ちゃんをみていると、ほんとわからなくなっちゃう」「あー、イライラする」。

     何か、言いたいことがこの物語の奥底にあるのだろうか、読者の私がわからないだけだろうか。

    いつか記憶からこぼれおちるとしても  江國 香織

    • 2005.05.19 Thursday
    • 13:57
    いつか記憶からこぼれおちるとしても
    いつか記憶からこぼれおちるとしても
    江國 香織


     ★★★★☆

     【いつか記憶から こぼれおちるとしても】 江國香織 著  朝日新聞社

    《女子高生の今時?》

     10人の女子高校生・17歳の物語。6篇の短編集。
     《17歳の気持ちを、あなたはまだおぼえていますか?》という問いかけもありますから、ある年代にいっても読んでもらいたいのだろうか?

     江國香織さんの作品は、タイラでタイクツだという人もいるけど、この本を読んでやっぱり大変な作家さんだなーと改めて思ってしまった。

     「指」という話は、電車通学している女子高校生が女の人が痴漢行為をしてくるが、何となく知り合って、その女性の家に遊びに行く話である。それ自体には、異常なことで済む話であるが家に行くのは、やはり家族のあり方、高校生活のあり方など深いもの・何かが根源にあるのだろう?

     「飴玉」では、酔っ払った父親が『もっと注意してしずしずと歩きなさい。お前はじっとしてても床に負担がかかるんだから』と言ったり、『暑苦しい』『夏は、お前みたいなものがそばにいるとほんとうに暑苦しい。空気を余分に吸われるような気がする』と。母親は、『女相撲じゃあるまいし、すこしは気にしなさいよ』と。
     これを読むとただの太った女子高校生かとなるが、両親が共働きで子供は殆んどが外食という生活なのである。やはり考えさせられる、残酷なのである。
     他の4編も胸がぎゅとなる話である。

     今どき、皆揃って夕食を摂る家庭はどのくらいいるのだろうか?高校生がいる家庭では、ほとんどが皆一同に夕食のテーブルに着くことはないだろう、と思うがどうなんだろう。何が正常だ、何が異常なのか、考えさせられるのだ。皆何かを失い欠けているようだ。

     

     

     

    赤い長靴  江國 香織

    • 2005.02.25 Friday
    • 13:38
    赤い長靴
    赤い長靴
    江國 香織

    【赤い長靴】 江國香織 著  文藝春秋

    《赤い長靴に?と思うことあり。》

    時間とか、四季とか、人によって長さは変わるのだろうか?
    人間、金持ちも貧乏も時間だけは平等だと教えられてきた。
    が、この本の主人公には、時間が何かスローでゆったりと
    流れている、そんな感じがする。それが、得になるのか、
    損になるのか。たぶん、第3者から見れば、豊かな人生の
    ように思えるが、自分自身に取って考えたときに、ありきた
    りである人生に写っているのだろうか。心の持ちようで
    随分変わっていくことだろう。

    私など、この本を読むと『フム、フム』とうなずくばかり
    である。夫のマイペースさ、子供子供したところ、それを
    嫌と思うが手の内に入れている主人公(奥さん)。
    そこには、噛み合わない会話があるが、どこかで信頼して
    いる夫婦がいる。
    平和な時間のなかにも、さまざま事があり、さまざまに
    事が進んでいく、ゆっくりと二人の感情と共に。
    結婚して10年、子供はいない、そんな夫婦の物語。
     

    思いわずらうことなく愉しく生きよ  江國 香織

    • 2004.12.27 Monday
    • 14:48
    思いわずらうことなく愉しく生きよ
    思いわずらうことなく愉しく生きよ
    江國 香織

    【思いわずらうことなく 愉しく生きよ】 江國香織 著 光文社

    《久し振りに江國節を堪能》

    日常生活に何かが少しずつ変化していく。
    長女、麻子として、次女、治子として、三女、育子として
    同じ家族に育って、それぞれの性格を持ち、又環境を
    変えることでも微妙に感情や考え方も変える。
    長女の夫の暴力は、夫婦の立場というのを上手く
    書きすぎてあった。
    次女の同棲相手の熊木という男の感覚は、私には
    わかりやすい。誰でも寝るという次女にこの俺が
    いるのにと思うのは今や単純なだけだろうか?
    三女の天真爛漫な生き方は、良く、何もかも興味が
    あり、逆に行く着く先は純真な男性かも?
    三姉妹、三様だがお互いを思いやる気持ちがある
    ことは嬉しい。
    《思いわずらうことなく 愉しく生きよ》
    こんな額が飾ってある家はありそうな気がする。

    すみれの花の砂糖づけ  江國 香織

    • 2004.02.19 Thursday
    • 01:57
    すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集
    すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集
    江國 香織


    【すみれの花の砂糖づけ 江國香織詩集】

      無題

     どっちみち
     百年たてば
     誰もいない
     あたしも あなたも
     あのひとも
     (作品集の中から)

    泣く大人  江國 香織

    • 2004.02.10 Tuesday
    • 01:47
    泣く大人
    泣く大人
    江國 香織

    【泣く大人】 江國香織 著

    《「泣くことができる」大人に》

    「小説を書くときに、『せつなさ』をつくりだすのはむずかしい。
    『かなしみ』や『不幸』『困難』『苦痛』『淋しさ』は、状況をつくる
    ことで存在させ得るが、『せつなさ』は、そうはいかない

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