スポンサーサイト

  • 2013.07.17 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―  よしもと ばなな

    • 2005.07.09 Saturday
    • 21:03
    王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―
    王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―
    よしもと ばなな

    130 ★★★☆☆
     【王国 その1アンドロメダ・ハイツ】 よしもとばなな 著  新潮社

     この本から、[吉本ばなな]から[よしもとばなな]にペンネームを変えている。

     今日みたいな日に読む作家を探していたら、やっぱりこの人しか浮んでこなっかた。朝から曇天で午後からは雨が降り出し、夕方からは雨脚がすごいことになってきた。都会の雨は、ちょっと降り出すといつの間にか、小さい川が氾濫してしまう。最近は、田舎でも都会と同じようになってしまっている。森林地帯が開発され、だんだんと都会化されてきたからだろう。

     この物語は、おばあさんと二人で山で暮らしていた主人公の少女が町に下りてきて、占い師のアシスタントになる話である。おばあさんは、ネットで通じ合った人の住むマルタ島に行く。そのおばあさんの言葉がある。

     「それにいつかきっと大きな意味で、うまくいく日も来るよ。人のいるところには必ず最低のものと同時に最高のものもあるの。憎むことにエネルギーを無駄使いしてはいけない。最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。そして、山に教わったことを大切にして、いつでも人々を助けなさい。憎しみは、無差別に雫石の細胞までも傷つけてしまう。」(本文より)


     占い師・楓とそのパトロン・片岡、サボテン公園職員・野村真一郎のかかわりは、人間社会と、そこを取り巻く限りない宇宙観、それは山の自然だったり、植物のあふれる生態だったりする。主人公・雫石は、そんな環境で何を感じて生きているのか。よしもとワールドは、まだまだ奥深く、ちょっと入り口に辿り着いただけなような気がする。

    High and dry (はつ恋)  よしもとばなな

    • 2005.03.05 Saturday
    • 11:34
    High and dry (はつ恋)
    High and dry (はつ恋)
    よしもとばなな

    【High and dry (はつ恋)】 よしもとばなな 著 文藝春秋

    《【どんぐり舎】のコーヒーを飲みたいと思いつつ、通りすぎる。》

     よしもとばななさんのネットの日記を読んでいることは、
    前に書いたが、その中に西荻窪のことが書かれていた
    。2003年10月、11月の日記だと思う。取材と書いて
    あったので、どんな物語かと興味深々だった。それが、
    この作品なのである。
     アイスの【ぼぼり】、チキンライス【夢飯】、コーヒー【どん
    ぐり舎】等々、この本には登場してくる。勿論、直接には、
    名前を使ってないのだが、他にもこれは、この店をモデル
    にしているとか、思いながら作品を読んでいく楽しみも
    あるのだ。
     私も、まだ6年しか西荻窪には住んでないが、ここは
    骨董屋が並んでいたり、古本屋も多いし、ちょっと中央
    沿線のなかでは風変わりな街である。

     14歳の女の子が20歳台の男性に恋をする話であるが、
    14歳の気持ち、心のなかを上手く描いている。母親と
    アイスを食べるところが実に愉快で心温まる。山西ゲ
    ンイチさんの挿画がメルヘンチックで心和ませる。

    デッドエンドの思い出  よしもと ばなな

    • 2004.09.22 Wednesday
    • 13:15
    デッドエンドの思い出
    デッドエンドの思い出
    よしもと ばなな

    【デッドエンドの思い出】 よしもとばなな 著 文藝春秋

    《幸せって どういう感じなの?》

    5つのラブストーリー。
    あとがきにこう書いてある。

     読んでくださった皆様も「なんでこんなつらいものを
    金を出してまで読んでいるのだ´」と思ったかもしれな
    いけれど、この切なさは(もしもたまたま気が合って、
    これを読んで切ないと思ってくださったなら)、きっと
    なにか必要のものなのだと、私はなんとなく思って
    いますので、許してください。私はばかみたいで、こ
    の小説集に関しては泣かずにゲラを見ることができ
    なかったですが、その涙は心の奥底のつらさをつら
    さをちょっと消してくれた気がします。皆様にもそうで
    ありますよう、祈ります。

    いつもよしもとばななさんの物語は切ないのだろうか
    と思います。日常に過ぎていく時間のなかに人の
    心はつらく、切ないのです。そのなかにもほんのすこし
    の温かさがあります。

    FRUITS BASKET―対談集  吉本 ばなな

    • 2004.06.22 Tuesday
    • 11:45
    FRUITS BASKET―対談集
    FRUITS BASKET―対談集
    吉本 ばなな

    【FRUITS BASKET】 吉本ばなな 著

    《景山さんは亡くなったんだなー》

    対談集である
    1988年から1990年であるから14年前のものである
    島田雅彦、村上龍、干刈あがた、景山民夫、
    内田春菊、高橋源一郎、さくらももこ、清田益章の
    8人との対談である
    当然であるが対談相手で内容が変わるのだが、
    スマートな会話、ちょっと砕けた話があって面白い
    内田春菊さんの何やってもエネルギーが必要だは
    感心した

    バナタイム  よしもと ばなな

    • 2004.05.20 Thursday
    • 11:19
    バナタイム
    バナタイム
    よしもと ばなな

    メガネが新しくなって一気に読んでしまった。

    【バナタイム】 よしもと ばなな著

    《別れは》

    結婚して妊娠までのエッセイである。
    が、同棲していたひととの別れのことが切なく語られている。
    《別れというもの その1》《別れというもの その2》は、
    本音が語られていて、出会いと別れは大きな何かで
    動いているようだ。

    怒りそしてミルクチャンの日々  よしもと ばなな

    • 2004.02.18 Wednesday
    • 01:54
    怒りそしてミルクチャンの日々
    怒りそしてミルクチャンの日々
    よしもと ばなな

    【怒りそしてミルクチャンの日々】 よしもと ばなな著

    《この本に何故だか元気をもらう!》

    公式ページ「日記」「Q&A」の本です
    日常生活が生き生き書いてあります
    爆発的に眠る
    猫らしさを見て安心
    またも夜景の美しさにうたれながら帰る
    うまい!

    なるほどの対話  河合 隼雄, 吉本 ばなな

    • 2004.01.25 Sunday
    • 01:28
    なるほどの対話
    なるほどの対話
    河合 隼雄, 吉本 ばなな

    【なるほどの対話】 河合隼雄・吉本ばなな 著

    《人間は成長しているのか 》

    この本を読んで感じたのは、人間って昔よりは今の人の方がが成長しているのか、どうかと言うことで、多分成長はしていないのではないかということです。
    たとえば機械などは、どんどん改良されて立派になっていきますが、人間の中身はどんどんとちぐはぐになったきてるように思うのです。

    先日、電車に雑誌があり、パラパラめくっていたら、中崎たつやさんの漫画が出ていました。昔からファンで読んだことがあるので見たんですが、何か強烈に頭に残りました。
    8コマ漫画であらすじは、こうなんです。子供がアリを殺しているんですよ、それを見たお母さんが、アリは殺してはダメだと言うんです、すると子供が、ではなぜお母さんはゴキブリを殺して、アリは殺してはダメなのと聞くんです。お母さんは、子供に説明がつかなくて、旅に出て修行すんです。3年、五年と修行して、で帰ってきて、答えを言うんです。『なんとなく』と、ウーンと唸ってしまいました。

    【なるほどの対話】の中に
    『中学校なんですけどね。その「おたずね者」は無理やりカウンセラーのところに連れてこらたわけです。で、話をしているうちにその子はわかったんでしょうね、パッと正面を向いて、「先生はなんのために生きてるんですか」と訊くわけです。カウンセラーはたじたじとしてね。すぐには答えられないでしょ。「うーん、それはすごく大事なことだと思う。自分も一生懸命考えてるんだけど、あなたにいますぐ言葉で伝えられるほど、まだわかっていない」と、こう言った。そしたらその子は「私はそのことが話したいんだ」と。ところが自分の同級生は、誰もそのことについて話をしないと言うんです。彼らはアイドルの話とかしてるわけでしょ。「それができるんだったら、ここに来る」ということになって、そのカウンセラーのところにしゃべりに来るようになった。………………』
     (本文より)

    キッチン  吉本 ばなな

    • 2003.12.15 Monday
    • 00:09
    キッチン
    キッチン
    吉本 ばなな

    【キッチン】 よしもとばなな 著

    《小説の最初》

    このところ、本ばかり読んで過ごしている。

    こんなに読書人間になる生活も悪くない気がする。会社の昼休みは応接室でテーブルに足を投げ出し、お尻をソファに深くおろし、特等席で読んでいる。夜はベッドで体全体を伸ばし、首を高くし枕につけて、テレビをBGMにして読んでいる。
    インターネットで本の解説を読むとそれをメモして、本屋に行き買って読んでいる。解説はいいことばかり書いているが、読まずにいられないのだ。だが、現実は気にいったものを読むようになる。ひとりの作家が気になれば、一冊読んでおもしろければ、何冊もその作家を読み続けることが多い。
    そんな訳で、今週は吉本ばなな著【白河夜船】【キッチン】【TUGUMI】を読んだ。
    1988年に書かれているが、今読んでも、文章の言葉が生きているように感じる。若い女性の視点での描写が鮮やかな感じで生と死が書かれている。それと最初の出だしが上手い。
    【キッチン】は『私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。』
    【TUGUMI】は『確かにつぐみは、いやな女の子だった。』
    【うたかた】は『嵐とは1回キスしただけだ。』
    【サンクチュアリ】は『春先に、妙な出来事があった。』
    というように、1行で書いてある。これで内容が『ウム・・・ウム・・・』として、最初の文章が読む意識をかもし出してくれるのである。
    【うたかた・サンクチュアリ】を現在読んでいるのだ。

    とかげ  吉本 ばなな

    • 2003.02.12 Wednesday
    • 23:57
    とかげ
    とかげ
    吉本 ばなな

    【とかげ】 吉本ばなな 著

    咄嗟に出かけに本を持っていくとき、この人の本なら間違いなく面白く読めるのが、吉本ばななさんの本である。
    6篇からなる短編集である。
    ウ―ンと唸るぐらい上手いなと感じる。
    上記の文章は、《とかげ》の出だしの部分である。


    『・・・・しかもふられたのでかなり疲れ果てていてとても色恋に向けるエネルギーなんてなかったのだが、そう思ったことで自分の中に何かが芽生えるのを感じた。
    たとえて言えば、気持のいい春の宵、あまりよく知らないけれど好意を持っている女性と待ち合わせをしていて、どこに食事に行こうかと考えながら電車に乗っているときのような浮かれた感じ、今晩やれるかやれないかとかまったく考えなくても、そのひとの整った立ち居ふるまい、私のために装われたスカーフの柄とかコートのすそとか笑顔とかをみていると、まるで遠くの美しい風景を見ているように、自分の心までもがきれいになったような気分になれる感じ、ずっと失われていたそういううきうきするものがそのとき、香るようにふっとよみがえったのだ。 』(本文より)


    彼がとかげ(彼女)に恋愛か、愛に向ける最初の場面です。
    こういう男の感情は女性でしか書けないような気がします。


    『「また会ってください。」
    私は言って、彼女の手を握った。
    どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、彼女の手に触れることができたらもうなんでもする、神様。
    そう、思った。そう思ってした。自然も不自然もない。せざるをえない。思い出した。本当はそうだった。何となく気があるふたりがいて、何となく約束して、夜になって、食べて飲んで、どうする?となって、今日あたりいけるとお互いが暗黙の打ち合わせをしてる、というものではなかった、本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。
    「ええ、また。」
    そう言って、電話番号を教えてくれた。
    振り向かずに駅の階段を上がって行った。後ろ姿が人波に消える。帰ってしまう。
    この世が終わるような喪失感だった。 』(本文より)


    体は全部知っている  吉本 ばなな

    • 2003.01.22 Wednesday
    • 23:37
    体は全部知っている
    体は全部知っている
    吉本 ばなな

    【体は全部知っている】 吉本ばなな 著

    これは短編集ですが、ひとつ、ひとつが癒される物語です。

    「ボート」という題名のは、公園のボートを見るとたまらない気持になるので、催眠療法で回復をはかるというものです。子供時代での、あたらしい母親との関わりがボートが関わっているのです。あたらしい母親が父のところに来て、去っていくまでの物語ですが、子供には強烈に残っているのでしょう。それが公園のボートに現れてくるのです。

    「 ・・・・・・・・
     いろいろな明かりが映っている水面・・・・・・・・池だ。池のふちにはボートが並んでいて、わずかに風が揺れていた。水際は蓮に覆われ、闇の中に大きなピンクの花がぽかんと開いていた。いくつも、いくつもはるか向うで岸まで、蓮の花が見えた。空には月が小さく光っていた。その蓮のあまりにも淡いピンクの美しさが目の中に焼き付いて、視界がかすんでみえた。
    『天国ってきっとこういうところね。』
     私は誰かと手をつないでいて、その人がそう言った。
    『そうね。ママ。』
     私は答えて、その人を見上げた。ほとんど忘れていたその顔を私ははっきりと思い出した。・・・・・・・・・・・・・・・・・」(本文より)



    僕も月夜のなか、湖面のボートに乗って天国に行くような場面を、ふと思い出します。
    天国に行けるか、どうかは分かりませんが、ボートに乗っているのです。ひとりではありません、誰かがいます。湖面は永遠につづくのです。天国は果てしなく遠いところにあるようです。
    何かのビデオ(アニメ)で見たものが頭のなかのどこかに残っていて、これがときどき出てくるのです。ビデオでは、男がひとりでボートに乗ったものです。

    夜の水面をボートに乗って、天国へ行こう。 

    僕は、このことがあってからか、ボートには決して乗れないのです。

    PR

    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << July 2019 >>

    BLOG LIST

    カウンター

    本・読書ブログが一杯

    にほんブログ村 本ブログへ

    emo

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    recommend

    始祖鳥記
    始祖鳥記 (JUGEMレビュー »)
    飯嶋 和一
    読みたい作家がいる。
    読みたい、読みたいでとき(時間)が過ぎる。

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM