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    本を読む前に   荒川 洋治

    • 2009.02.27 Friday
    • 22:56
    本を読む前に
    本を読む前に
    荒川 洋治
    JUGEMテーマ:読書


     09−030 ★★★☆☆
     【本を読む前に】 荒川 洋治 著  新書館

     《過去の作家の本の紹介が勉強になります》

     内容(「MARC」データベースより)
    新人作家の受賞コメントがアイドル歌手の談話と変わらなくなってしまった。この国の文学、そして言葉はどうなる? 『大航海』『産経新聞』等に連載・掲載された、本についてのエッセイ、文芸時評などを収める。


      いつも寄る荻窪<ブ>に入って、安い文芸コーナーの棚に入る前のラックを見ると【本を読む前に】があるので買うことに、荒川洋治の本があること事態が滅多にないのだ。ここの安いものが200円(通常他店では、105円)なので買うのはこれはと思うものだけにしている。阿佐ヶ谷<ブ>、吉祥寺<ブ>で半額コーナー(定価の半額くらい)にあるものが荻窪<ブ>では200円にあるときがあるようだ。でも、文芸コーナーはセール以外の日を覗くとお客さんはまばらだ。お客さんはどこにいるかというとほとんどがコミックコーナーだと思う。安い文芸コーナーに並んでいる本は他の<ブ>でも、ほぼ同じものがあるように思ってしまうが、これは大袈裟かも知れないがこの現象は誰でも知っていることか。

     この本は荒川洋治が文学について語っている、それだけだがそれがいいのだ。

     

    また酒中日記  吉行淳之介編

    • 2009.02.25 Wednesday
    • 23:52
    また酒中日記 (中公文庫)
    また酒中日記 (中公文庫)

     09−029 ★★★☆☆
     【また酒中日記】 吉行淳之介編  中公文庫

     《酒飲める人がうらやましいかぎりだ、楽しいだろなー》

     内容(「BOOK」データベースより)
    銀座や赤坂、六本希で飲む仲間との語らい酒、かつての先輩たちと飲む昔を懐かしむ酒、ゆったりと時が流れる家人との晩酌…。文人たちの酒にまつわる出来事や思いを綴った酒気漂う珠玉のエッセイ集。

    父への手紙  窪島 誠一郎

    • 2009.02.24 Tuesday
    • 05:48
    父への手紙 (ちくま文庫)
    窪島 誠一郎
    JUGEMテーマ:読書

     09−028 ★★★☆☆
     【父への手紙】 窪島 誠一郎 著  ちくま文庫

     《実子ではないのかという気持ちが、実母探しに…》

     筑摩書房の内容紹介より
     作家・水上勉の実子として話題をよんだ著者が、養父母との葛藤に悩みながらついに父に出会うまでの、幼いころからの年月を綴った人間の記録。実母を探し続ける話、…。


     だれでも一度はひょっとして、この親の子ではないのではと思ったことはないだろうか。有名な子孫ではないのか、な〜んて。筆者はあまりにも違う容姿に疑問を持ち、両親に聞いても何も話してくれない、そこで実母探しを続けるのだが、…。筆者には失礼だが、ミステリーな作品を読むような気持ち・面持ちで読んでしまった。そうしてたどり着いた先とは、…。
     この作品は、NHKでドラマ化されているようで見てみたいものだ。

    小林秀雄対話集  小林 秀雄

    • 2009.02.22 Sunday
    • 23:18
    小林秀雄対話集 (講談社文芸文庫)
    小林秀雄対話集 (講談社文芸文庫)
    小林 秀雄
    JUGEMテーマ:読書


     09−027 ★★★★☆
     【小林秀雄対話集】 小林 秀雄 著  講談社文芸文庫

     《小林秀雄に感銘を受けたね、そんなこともう遅いのか、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    日本を代表する最高の知性・小林秀雄が、戦後に残した歴史的対話十二篇―。坂口安吾、正宗白鳥、青山二郎、大岡昇平、永井龍男、河上徹太郎、三島由紀夫、江藤淳、中村光夫、福田恆存、岩田豊雄、田中美知太郎の十二名を相手に、文学、美術、作家の生き方等、多彩なテーマを自由闊達に語り合い、人生の妙味と真実に迫る感銘深い一巻。格調高い精神のドラマが交響する第一級の文学史的資料。


    昨日から、小林秀雄【小林秀雄対話集】講談社文芸文庫を読んでいる。白洲正子の本を読んだら、何回か小林秀雄の名前が出てきたので、対話集なら会話言葉なのですんなりと読めるのではと考えて読んでみた。坂口安吾(伝統と反逆)、正宗白鳥(大作家論)、青山二郎(「形」を見る目)と三人との対談まで読んだ。こりゃ、いいねー。時は、昭和23年ころに対談しているが、そのころの文壇とかわかりやすいが少しアルコールが入っているようで本音も沢山出てくるところに何も知らない私でもワクワクしてしまうのです。小林秀雄という人は批評家であるぐらいしか知らないが、やっぱりこう言う人の本は読んでおかないといけないと改めて思う。三人との対話まで読んだがそのどれもが面白く楽しく愉快なのです。

    元職員  吉田 修一

    • 2009.02.19 Thursday
    • 23:31
    元職員
    元職員
    吉田 修一
    JUGEMテーマ:読書

     09−026 ★★★☆☆
     【元職員】 吉田 修一 著  講談社

     《最初のちょっとしたことが、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは。


     ページ数が少ないので、朝の通勤時と昼休みに読めた。舞台はタイのバンコクから始まる。主人公が何をしにここに来たのかが不明で謎めいている。それが回想になってくると明らかにになってくる。その転換時点の苦悩が割りと簡単に書かれているが、こういう人は誰でもこの額なら返せるから始まって、それが気が付くと大きな額になっていく。主人公・夫は妻を運命共同体に仕立てているがどうなんだろうか。作中に登場する人も少なく、1時間ドラマを見るような感じの本・作品だった。

    日本のいちばん長い日―運命の八月十五日  半藤 一利

    • 2009.02.18 Wednesday
    • 23:22
    日本のいちばん長い日―運命の八月十五日
    半藤 一利
    JUGEMテーマ:読書

     09−025 ★★★☆☆
     【日本のいちばん長い日―運命の八月十五日】 半藤 一利 著  文藝春秋

     《映画で何回か見たが、読んだのは初めて、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    「聖断」に従い和平への努力を続ける人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち―。そのあまりにも対照的な動きこそ、この一日の長さを象徴するものであった。昭和二十年八月十五日正午に至る一昼夜に繰り広げられた二十四幕の人間ドラマ。


     この作品、映画では何回か見たことがあるが本で初めて読んだ。
     この国の運命の8月十五日という日はどういう感じだったのか。
     天皇、各大臣の様子が分かる、若手の決起などがリアルタイムで記されている。玉音放送に至る過程にそれぞれに気持ちが格闘する。





    文学の街―名作の舞台を歩く  前田 愛

    • 2009.02.18 Wednesday
    • 23:17
    文学の街―名作の舞台を歩く (小学館ライブラリー)
    文学の街―名作の舞台を歩く (小学館ライブラリー)
    前田 愛
    JUGEMテーマ:読書


     09−024 ★★★☆☆
     【文学の街―名作の舞台を歩く】 前田 愛 著  小学館ライブラリー

     《17編の作品・舞台があるが一作も読んでいない、いずれ読んでみたいが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    樋口一葉『たけくらべ』から、田中康夫『なんとなく、クリスタル』まで、明治・大正・昭和の街を描いた名作17編をとりあげ、謎解きのおもしろさをも加味した興味津々の文学散歩。


    夕顔  白洲 正子

    • 2009.02.16 Monday
    • 23:28
    夕顔 (新潮文庫)
    夕顔 (新潮文庫)
    白洲 正子
    JUGEMテーマ:読書

     09−023 ★★★☆☆
     【夕顔】 白洲 正子 著  新潮文庫

     《文章の切れがいいエッセイです》

     内容(「BOOK」データベースより)
    明治、大正、昭和、平成―四代を経てますます優雅に最先端を生きる人生の達人が、庭の草木を慈しみ、吉田健一や小林秀雄を偲び、愛する骨董を語り、生と死に思いをめぐらせる。対象の核心を射ぬく小気味よい文章は、自ずと、まやかしの横行する現代の風潮への批判ともなっている。植物の感情をテーマにした表題作等、ホンモノを知る厳しいまなざしにとらえられた日常の感懐57篇。


       白洲正子の本は2冊目か。能、焼物などちょっと分からないが思ったより楽しく読んだ。この本に「ホワイトフォンテン」が出てくるとは考えていなかった。「ホワイトフォンテン」、競馬馬です。ここでも書いてあるが「白い逃亡者」、いわゆるレースの先頭に発つ逃げ馬なのです。競馬に凝っていた頃、この馬がいたときなのでレースでは、この馬から買っていたのだ。細い馬だった。この本では、いろいろなことを知った。「金木犀より銀木犀が好きだ」えっーと銀木犀なんてあるんだ。作家・文士が出てくる部分はワクワクして読む。もうちょっと永井龍男の本を読まなくては。

     「人は自分の鏡である。ひとりで自分のことをいくら考えていても、それは自分のほんとうの姿ではない。よきにつけ、あしきにつけ、自分で造りあげた空想上の影みたいなもので、何かにぶつかってはじめてそれは露になる。必ずしも相手が人間でなくてもよい。動物でも、植物でもファッションでも、はたまた目に見えぬ空気や風の音でも、世の中のありとあらゆるものを、もし望めば他者と見なすことはできる。早い話が私の場合、こうして原稿用紙に向っていて、「自分と出会う」ことについて、いくらでも書けると思っているのにも拘らず、うまく表現できないで四苦八苦している。それほど心の中で思っていることと、実際に事に当るのとは違うのである。それに比べたら多くの人間とふれあう機会を持つ人々は、その度ごとに自分自身を新たに見直すことができるはずで、自分を失うどころか、豊かにする可能性に恵まれているのではなかろうか。」

    悪人   吉田 修一

    • 2009.02.14 Saturday
    • 00:56
    悪人
    悪人
    吉田 修一
    JUGEMテーマ:読書

     09−022 ★★★★☆
     【悪人】 吉田 修一 著  朝日新聞社

     《悪人はいないが、悪人という気持ちはだれでもあるのだ…》

     内容紹介より
    なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。

    内容(「BOOK」データベースより)
    保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。


      小説らしきものを久しぶりに読んだ。話題になったこの本が出てのが2年前か、いつも行く新古書店で安いコーナーに入ってくるまで待っていたのだから我ながら呆れる。吉田修一の作品は、好きだ。人間の持つ特有の匂いを書いているように感じるからだ。芥川賞を受賞した【パーク・ライフ】や【春、バーニーズで】でもボヨッとした中にも人間の持つ特有さを見出される。この本【悪人】でも、人間の持つ得体の知れないものを取られているように思う。誰でも子どものときに感情を何かしら背負って生きている。家族の温かさにある人でも大なり小なりそれは同じである。そこには愛されているという感覚がないからである。物質的に恵まれていても、心の中を充たしてはくれない。生まれもって《悪人》も《善人》いないが、《悪人という気持ち》も《善人という気持ち》はだれでも持って生まれてきているものだ。最後に救いを持ってきている光代を登場させて愛らしきものを経験させて人間を大きくさせている。

     
     http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20070502bk06.htm


      吉田修一『悪人』公式サイト
      http://publications.asahi.com/akunin/

     公式サイトの九州の地図、フォトストーリを眺めながら、作家が何を見ながらドライブしたのだろうか。新聞小説だが、これは上手い。

     川上弘美さんの書評を
     http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20070409bk0a.htm


    ワープロ書斎生活術  紀田 順一郎

    • 2009.02.12 Thursday
    • 00:05
    ワープロ書斎生活術―執筆技術からデータベース活用まで (1985年) (Futaba books)
    紀田 順一郎
    JUGEMテーマ:読書

     09−021 ★★★☆☆
     【ワープロ書斎生活術】 紀田 順一郎 著  双葉社

     《誰でも書斎を持ってみたいもの、そんなアナタに書斎のことを教えてくれる…》

     前半の紀田さんの書斎・本棚の歴史が楽しく読んだ。
     子どもの時から、本に強い関心を持っていたことが伺える。
     この本の出だしはこんな言葉で始まっている。
     「書斎第一の愉しみは、書斎を夢見る愉しみである。」
     昔、どのエライ先生方の写真を見ると、大きい机があり、先生が座っており、その後に大きな本棚があり、いろんな全集がぎっしり詰まっている。私も本棚に気の合った本を目一杯を入れtみたいと思っていましたが、…。



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