体育座りで、空を見上げて
椰月 美智子
08−167 ★★★☆☆
【体育座りで、空を見上げて】 椰月 美智子 著 幻冬舎
《ふと、子供時代に戻ってみたいな本だ。》
内容(「BOOK」データベースより)
大人の階段を昇るのってすごくしんどい。五分だって同じ気持ちでいられなかった、あの頃。今もっとも注目の著者が、読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作!野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞第一作。
08−166 ★★★☆☆
【渋澤龍彦との日々】 渋澤龍子 著 白水社
《結婚生活18年の日々、旅そして友と、在りし日の渋澤龍彦の姿が》
内容(「MARC」データベースより)
渋沢が愛用したカレンダーの1987年4月6日のところに「風呂でトラツグミ聞く」と記してあります。渋沢が家で聞いた最後のトラツグミの声だったのかもしれません…。夫と過ごした18年の日々を静かにふりかえるエッセイ。
算法少女 (ちくま学芸文庫)
遠藤 寛子
08−165 ★★★☆☆
【算法少女】 遠藤 寛子 著 ちくま学芸文庫
《この本から学ぶこと多し、また楽しい本だ。》
内容(「BOOK」データベースより)
父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた…。その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は…。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。江戸時代、いかに和算が庶民の間に広まっていたか、それを学ぶことがいかに歓びであったかを、いきいきと描き出す。
本業失格 (集英社文庫)
松浦 弥太郎
08−164 ★★★☆☆
【本業失格】 松浦 弥太郎 著 集英社文庫
《出会いの旅、そして古本の旅…》
内容(「BOOK」データベースより)
N.Y.、サンフランシスコ、神保町、足どりも軽やかに向かう先はいつもその街いちばんの古本屋―。中目黒の小さな書店から、本を巡る新しいムーブメントを牽引し続けてきた著者の初エッセイ集。古書店主であり文筆家、現在は『暮しの手帖』誌の新編集長として注目される彼の、本から始まる「旅」の原点。出会いの喜びと、自由であれ!という今も変わらぬメッセージに満ちた、瑞々しい一冊。
銀座界隈ドキドキの日々 (文春文庫)
和田 誠
08−163 ★★★☆☆
【銀座界隈ドキドキの日々】 和田 誠 著 文春文庫
《和田誠さんのデザイン一年生、次々に出てくる友人・先輩たちの繋がりが楽しい本だ》
内容(「BOOK」データベースより)
銀座が街の王様で、僕はデザイナー一年生だった―1960年代、憧れのデザイン業界に足を踏み入れた和田誠氏を、胸高鳴る毎日が待ち受けていた。若い才能がジャンルを超えて出会い、刺激しあったあの時代を、文章と当時の懐かしいデザインを紹介しながら綴る自伝的エッセイ。講談社エッセイ賞受賞作。
言わなければよかったのに日記 (中公文庫)
深沢 七郎
08−162 ★★★☆☆
【言わなければよかったのに日記】 深沢 七郎 著 中公文庫
《おもしろさが溢れている、思いのままの日記に感動、…》
内容(「BOOK」データベースより)
小説「楢山節考」で中央公論新人賞を受賞し、異色の文壇デビューをした著者が、畏敬する作家たち正宗白鳥、武田泰淳、井伏鱒二などとの奇妙でおかしい交流を綴る。生涯を自然流に生きた異才の抱腹絶倒の文壇登場日記他。
東京見おさめレクイエム (知恵の森文庫)
横尾 忠則
08−161 ★★★☆★
【東京見おさめレクイエム 】 横尾 忠則 著 知恵の森文庫
《横尾忠則の文と画で東京が見える挿絵入りエッセイ》
内容(「BOOK」データベースより)
画霊・横尾忠則が、かつての東京を通して今の東京を見る、怪物都市への鎮魂曲。「朝日新聞」東京版に「東京ROMAN主義」として1995年9月24日から96年9月29日までの毎週日曜日に連載された挿絵入りエッセイ。
臨死のまなざし (新潮文庫)
立川 昭二
08−160 ★★★☆☆
【臨死のまなざし 】 立川 昭二 著 新潮文庫
《人間の死に向うとき、何を考えているのか》
内容(「BOOK」データベースより)
延命装置につながれて迎える不明確な死は、はたしてあるべき死の姿といえるのだろうか。死が人間の手の届かない場所に追いやられてゆく現代、我々は生きることについて省察する最大の機会を失いつつあるのではないだろうか。―漱石、賢治、鴎外など、近代日本文学のなかに見出される死の情景、死を凝視するまなざしを通して、現代社会の生と死に関する諸問題を考察する。
- 2008.12.06 Saturday
- 23:57
古本生活読本 (ちくま文庫)
岡崎 武志
08−159 ★★★☆☆
【古本生活読本】 岡崎 武志 著 ちくま文庫
《古本好きにはたまらない本です。解説を角田光代さんが書いている。》
内容(「BOOK」データベースより)
古本が好き、古本の街・神田も好き―。おなじみ岡崎武志の今度の古本めぐりは?いまやブームのネット古書店起業家ルポ、南会津・只見の古本村構想レポート。神田古本まつりへの大胆改革提案、さらにはセーヌ河岸の古本屋めぐりなど、ワールドワイドな大活躍!もちろん、いつもの掘り出し物自慢、著者検印アレコレなど、お楽しみの話題満載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡崎 武志
1957年大阪生まれ。フリーライター。書評を中心に各紙誌に執筆。書物雑誌「sumus(スムース)」の同人でもある。専門分野は日本の私小説、ユーモア文学、上方笑芸など。文庫王、均一小僧、神保町ライターのニックネームをもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 2008.12.06 Saturday
- 08:01
文士のいる風景 (ちくま文庫)
大村 彦次郎
08−158 ★★★☆☆
【文士のいる風景】 大村 彦次郎 著 ちくま文庫
《何人もの作家のエピソード・生き様が紹介がされていて楽しい本だ。》
内容(「BOOK」データベースより)
やっと自由にものが書ける時代が来たというのに、何と不運な男だろう(高見順)―敗戦直後惜しまれつつ逝った武田麟太郎から宮地嘉六、水守亀之助、橘外男、木山捷平、有吉佐和子、深沢七郎、色川武大、吉行淳之介、百歳で長逝した丹羽文雄まで、百人の作家たちの心に残る生活風景を豊富なエピソードで綴った文壇ショートストーリー百話。60年に及ぶ戦後文壇栄枯盛衰の物語。文庫書き下ろし。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大村 彦次郎
1933年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部・文学部卒業後、講談社入社。「小説現代」「群像」編集長を経て、文芸出版部長、文芸局長、取締役を務める。その間、野坂昭如、井上ひさし、長部日出雄、村上龍、村上春樹ら多くの作家の文壇デビューに尽力し、また池波正太郎「仕掛人藤枝梅安」、笹沢佐保「木枯らし紋次郎」などの評判作を企画し、ヒットさせた。『文壇栄華物語』は第18回新田次郎文学賞、『時代小説盛衰史』は第41回長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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