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    キャッチャー・イン・ザ・ライ  J.D.サリンジャー

    • 2008.06.30 Monday
    • 08:54
    キャッチャー・イン・ザ・ライ
    キャッチャー・イン・ザ・ライ
    J.D.サリンジャー
    JUGEMテーマ:読書

     08−104 ★★★☆☆
     【キャッチャー・イン・ザ・ライ】 J.D.サリンジャー 村上春樹訳  白水社

     《久しぶりに村上春樹を読んだが、春樹節なのか…》

     Amazon.co.jp
    1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされる。
    ――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんていう「デビッド・カッパーフィルド」調のやつなんだろうけど、僕はそんなこと話す気になんてなれないんだな。第1、そんなの僕自身退屈なだけだし、第2に、もし僕が両親についてひどく私的なことでも話したとしたら、2人ともそれぞれ2回ずつくらい頭に血を上らせることになってしまうからね――。

    ホールデン少年は、教師をはじめとしてインチキなやつら(いうまでもなくこの両者は互いに相容れないものではない)と遭遇することになるのだが、こうした人物に向けられる風刺がきいた彼の言葉の数々は、10代の若者が誰しも味わう疎外感の本質をしっかりと捉えている。


    返品のない月曜日―ボクの取次日記  井狩 春男

    • 2008.06.24 Tuesday
    • 13:02
    返品のない月曜日―ボクの取次日記 (ちくま文庫)
    井狩 春男
    JUGEMテーマ:読書


     08−103 ★★★☆☆
     【返品のない月曜日―ボクの取次日記 】 井狩 春男 著  ちくま文庫

     《取次ぎのこと、本のことあれこれ…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    出版社と書店の間にあって、本の流れをつくる取次。著者はそこで、魅力ある手描きの日刊情報誌を出しつづけている。毎日毎日、彼の前を走り去り、また駆けもどる洪水のような本の群れ…。それを見つめつづけて20年。著者のやさしい眼ざしにうつった本たちは、何を語り何をうったえようとしているか。本が読者の手に渡るまでのオモシロイ話、タメになる話、コマッタ話などを軽妙なタッチでつづった“本好き”必読エッセイ。これ1冊で、本の世界が見えてくる!

    日記をつける  荒川 洋治

    • 2008.06.21 Saturday
    • 20:57
    日記をつける (岩波アクティブ新書)
    日記をつける (岩波アクティブ新書)
    荒川 洋治
    JUGEMテーマ:読書


     08−102 ★★★☆☆
     【日記をつける 】 荒川 洋治 著  岩波アクティブ新書

     《日記のさまざまから、何かが…》

     出版社/著者からの内容紹介より
    日記を開く.日付と曜日,天気を書く.そこからは自分だけの自由の世界.続けられなくなったら,仕事のこと,近所の様子など,身のまわりに目を向けよう.ちょっとした記録の積み重ねから,あなたの人生がみえてくる.内田百〓の食事風景,樋口一葉の夜ふかし,徳冨蘆花の赤裸々な生活も,日記からのぞいてしまおう.

    内容(「BOOK」データベースより)
    絵日記、交換日記、旅日記…人はどんな日記をつけてきたか。日付、天気、あとは何を書くのも自由。あとで忘れてしまうことを記しておく。書きたくないとき、続けられないとき。日記から文学が生まれる。

    青山二郎の話  宇野 千代

    • 2008.06.20 Friday
    • 20:07
    青山二郎の話 (中公文庫)
    青山二郎の話 (中公文庫)
    宇野 千代
    JUGEMテーマ:読書


     08−101 ★★★☆☆
     【青山二郎の話】 宇野 千代 著  中公文庫

     《青山二郎の本の装丁を生で見てみたい》

     内容(「BOOK」データベースより)
    骨董は女と同じだ。抱いてみなければわからない―透徹した美意識に支えられた審美眼の主として、異彩を放ち続けた青山二郎。その放蕩も含めて日常を見守った著者が、愛と尊敬と好奇心をもってささげるオマージュ。抑制されたやわらかな言の葉に、卓越したある時代の魂がたしかに宿る。




    獄中記  佐藤 優

    • 2008.06.20 Friday
    • 20:01
    獄中記
    獄中記
    佐藤 優
    JUGEMテーマ:読書


     08−100 ★★★☆☆
     【獄中記】 佐藤 優 著  岩波書店

     《独房が勉学の場、国益とは、外務省とは、》

     内容(「BOOK」データベースより)
    二〇〇二年五月一四日―。佐藤優は、背任・偽計業務妨害という微罪容疑で逮捕され、五一二日間、東京拘置所に勾留された。接見禁止のカフカ的不条理のなか、外交官としての死を受け入れ、神との対話を続けながら世捨て人にならず、人を恨まず、嫉妬せず、裏切らず、責任転嫁をせず、転向もせず、人間としての尊厳を保ちながら、国家公務員として国益の最大化をはかるにはいかにすべきか?この難題に哲学的ともいうべき問いによって取り組んだ六二冊の獄中ノートの精華。狭い煉獄での日常に精神の自由を実感しながら、敵を愛する精神とユーモアを失わずに、人間についての思索を紡いだ日記と、新しい同僚や友人に国家再生の道を綴った書簡から成る。憂国の士が綴った国家への復命書にして、現代の日本が生んだ類まれな記録文学。



    冠・婚・葬・祭  中島 京子

    • 2008.06.17 Tuesday
    • 08:49
    冠・婚・葬・祭
    冠・婚・葬・祭
    中島 京子
    JUGEMテーマ:読書


     08−099 ★★★☆☆
     【冠・婚・葬・祭】 中島 京子 著  筑摩書房

     《連作、冠・婚・葬・祭…》

     出版社/著者からの内容紹介より
    人生の節目節目で、起こった出来事、出会った人、考えたこと。
    いろいろあるけど、ちゃんと生きよう。そんな気持ちになる4つの「今」を切り取る物語。
    冠...地方新聞の新米記者が成人式を取材。そこから事件が始まる。
    婚...引退したお見合いおばさんに持ち込まれた2枚の写真の行末。
    葬...社命で葬式に連れて行ったおばあちゃん。その人生とは。
    祭...取り壊しを決めた田舎家で姉妹は最後のお盆をする。

     

    アイロンと朝の詩人―回送電車3  堀江 敏幸

    • 2008.06.17 Tuesday
    • 08:43
    アイロンと朝の詩人―回送電車3
    アイロンと朝の詩人―回送電車3
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書

     08−098 ★★★☆☆
     【アイロンと朝の詩人―回送電車3】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《短文・散文集の第三弾》

     <中央公論新社より>
     一本のスラックスが、やわらかい平均台になって彼女を呼んでいた――。ぐいぐいと、そしてゆっくりと、読み手を誘う四十九篇。好評「回送電車」シリーズ第三弾。


     

    寡黙な死骸 みだらな弔い 小川 洋子

    • 2008.06.17 Tuesday
    • 08:38
    寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)
    寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)
    小川 洋子
    JUGEMテーマ:読書

    08−097 ★★★☆☆
     【寡黙な死骸 みだらな弔い】 小川 洋子 著  中公文庫

     《いつもの日常がちょっと不思議が…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    息子を亡くした女が洋菓子屋を訪れ、鞄職人は心臓を採寸する。内科医の白衣から秘密がこぼれ落ち、拷問博物館でベンガル虎が息絶える―時計塔のある街にちりばめられた、密やかで残酷な弔いの儀式。清冽な迷宮を紡ぎ出す、連作短篇集。

    内容(「MARC」データベースより)
    いくら押しても叩いても開かないドア。どこにも届かない叫び声。暗闇、空腹、痛み。少しずつ襲いかかってくる息苦しさ。あの子が味わった苦しみ。冷蔵庫で窒息した息子の話から始まる奇妙で不思議な物語。長編怪異小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2)   堀江 敏幸

    • 2008.06.13 Friday
    • 00:00
    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉
    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書


     08−096 ★★★☆☆
     【一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《フランス文学は読めなくてもこのエッセイは…》

     内容(「MARC」データベースより)
    しだいに身体を縮めてどこでもないジオラマのなかに入り込んでいくようだった…。こちら側との通路をかぎりなく曖昧に開いたままで。長短さまざまな54編のエッセイを収録した、「回送電車」第2弾。



    回送電車  堀江 敏幸

    • 2008.06.11 Wednesday
    • 00:45
    回送電車
    回送電車
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書

     08−095 ★★★☆☆
     【回送電車】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《紅茶を飲みながら、ゆっくり読みたい本…》

     内容(「MARC」データベースより)
    「あらゆる既成概念からの自由」を保ちつつ、言葉というもの、文学というものについて、内田百間、井伏鱒二から現代フランス作家を例にとりながら犀利な批評家精神と深い愛情を持って語る。



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