日本すみずみ紀行
川本 三郎
08−058 ★★★☆☆
【日本すみずみ紀行】 川本 三郎 六興出版
《ビールが美味そうだ…》
内容(「BOOK」データベースより)
山のあいだから海が見えてくる瞬間が好きだ。視界が急に開け、青い地平線が見えてくる。そのときはじめて、旅に来たんだなという感慨がわいてくる。―汽車に乗り、海や田圃を眺め、あまり観光とは縁のない小さな町や村をのんびりと歩く「ひとり旅」のエッセー集。
「牛窓・御手洗」「様似・広尾」「城端」「飛島・粟島」「熊野」「下北半島」
「甑島」「佐川・外泊・宇和島・内子・大洲」「石田温泉・銀婚湯温泉・五厘沢温泉」
「富山村」「角館・五能線」「網地島・牡鹿半島」「川本町・大森・湯泉津」
「柳川・佐賀平野」
うーん、川本さんが行ったところがない、1ヶ所だけあった。角館だけだ。
ここに出てくるところはどこも、過疎で老人とこどもたちの場所だ。
編集者もカメラマンもいない、本当にひとり旅、歩いてはビールを飲み、感傷に浸る。
川本町に行ったときの話がユーモラスな感じだ。同じ名前の町には、何か知らない思い込みがあるもんだ。