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    わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯  城山 三郎

    • 2008.01.31 Thursday
    • 19:51
    わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)
    わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)
    城山 三郎
    JUGEMテーマ:読書


     08−022 ★★★☆☆
     【わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯】 城山 三郎 著  新潮文庫

     《倉敷にこの人あり、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    下駄と靴と片足ずつ覆いて―その男は二筋の道を同時に歩んだ。地方の一紡績会社を有数の大企業に伸長させた経営者の道と、社会から得た財はすべて社会に返す、という信念の道。あの治安維持法の時世に社会思想の研究機関を設立、倉敷に東洋一を目指す総合病院、世界に誇る美の殿堂を建て…。ひるむことを知らず夢を見続けた男の、人間形成の跡を辿り反抗の生涯を描き出す雄編。


    人間形成ということがいかに大事か。
     人間にとっての美術とは、…。

    下山事件(シモヤマ・ケース)  森 達也

    • 2008.01.29 Tuesday
    • 19:38
    下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)
    下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)
    森 達也
    JUGEMテーマ:読書


     08−022 ★★★☆☆
     【下山事件(シモヤマ・ケース) 】 森 達也 著  新潮文庫

     《真実はどこにあるのか、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    下山事件。昭和24年7月5日、日本橋三越から忽然と姿を消した初代国鉄総裁下山定則が、翌日未明常磐線の線路上で轢断死体となって発見された。自殺か?他殺か?戦後最大の怪事件の謎は、50年後のいまも解かれぬまま、関係者は鬼籍に入っていく―ある人物から得た重大な新情報。著者の迷宮への彷徨が始まった。生き残った関係者を探し、その記憶を辿る。真実はどこにあるのか。


     
     いつか、真実が出るのか。よくわからない事件が続いた一つ、下山事件について関係者にあたっているが、そのはじまりが、「ある人物から得た重大な新情報」。
     50年前の事件であり、風化されたり、関係者がもういなくなったりで、ある程度限度があるように感じた。関係者との会話に、この事件のもつ意味の奥深さと不気味さを感じる本だ。

    昭和快女伝 恋は決断力  森 まゆみ

    • 2008.01.26 Saturday
    • 11:15
    昭和快女伝 恋は決断力 (文春文庫)
    昭和快女伝 恋は決断力 (文春文庫)
    森 まゆみ
    JUGEMテーマ:読書


     08−020 ★★★☆☆
     【昭和快女伝 恋は決断力】 森 まゆみ 著  文春文庫

     《快女です、快女たちの人生…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    昭和を駆け抜けた女たちは恋のみならず、仕事、芸術、社会、子育てなど、打ち込むべきものをしっかりと持ち、波瀾に富んだ毎日を懸命に生きた。夫の浮気や離婚も気にしない。戦争という歴史的な大事件も乗り越え、更に輝きを増す彼女たちの言葉には、自分らしくしなやかに生きるノウハウがあった。15人の達人が語る、女の決断。


    鈴木真砂女、北林谷栄、飯田深雪、岡本宮染、吉行あぐり、小澤さくら、丸木俊、櫛田ふき、坂倉登喜子、長岡輝子、斎藤史、観世寿弥、加藤シズエ、三木睦子、鍛冶千鶴子。

     名前だけは知っていたが、どんな人か知らなかったので興味深く読んだ。

    東京風船日記  中野 翠

    • 2008.01.23 Wednesday
    • 16:26
    東京風船日記
    中野 翠
     08−19 ★★★☆☆
     【東京風船日記】 中野 翠 著  新潮文庫

     《ちょうどバブル時代のころか、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    今思えば懐かしい、カネ余り時代。あの頃はやたらとモノを買って、グルメだのリゾートだの、はしゃいでいた。でも、おかげで外タレは続々とやってきたし、見たい映画は何でも見られた。何だかんだいってもやっぱり楽しかった。風船みたいにふわふわと気持ちよく暮らしていた「あの頃」が、今よみがえる―。「Hanako」連載の人気エッセイを収録した、文庫オリジナル作品。


     バブル時代の日記、やたら林真理子先生が出てくる。
     あのころ、あの時代の感覚が伺えられる本だった。

    和菓子屋の息子―ある自伝的試み  小林 信彦

    • 2008.01.23 Wednesday
    • 16:22
    和菓子屋の息子―ある自伝的試み (新潮文庫)
    和菓子屋の息子―ある自伝的試み (新潮文庫)
    小林 信彦
    JUGEMテーマ:読書


     08−18 ★★★☆☆
     【和菓子屋の息子―ある自伝的試み】 小林 信彦 著  新潮文庫

     《東京の下町の実情とは、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    東京市日本橋区、両国は鈴蘭通りの丁度まん中あたりに、九代続く老舗の和菓子屋、立花屋本店はあった。関東大震災で一度は壊滅したが、みごと再建なったその街と店とは、昭和20年の大空襲でまたもや消滅する。今度こそ幻の町になってしまった東京の下町と、下町の商家の暮しぶり、気質と言葉とを、立花屋十代目になる筈だった男がここに再現。ようこそ、失われた昭和モダニズム界隈へ。


     
     小林信彦さんの自伝的なもの。
     それでも、資料を取っているということは何かの役に立つものだ。
     東京の街の変化も読みとれる本でもあった。
     小林康彦・弟さんがカットを入れている。


    新釈 走れメロス 他四篇  森見 登美彦

    • 2008.01.21 Monday
    • 22:00
    新釈 走れメロス 他四篇
    新釈 走れメロス 他四篇
    森見 登美彦
    JUGEMテーマ:読書

     08−016 ★★★☆☆
     【新釈 走れメロス 他四篇】 森見 登美彦 著  祥伝社

     《名作を森見ワールドで…》

     (書籍内容より)
     あの名作が、京の都に甦る!?暴走する恋と友情――若き文士・森見登美彦の近代文学リミックス集!その時、彼の腕を通りすがりの女性が必死で掴み、「ちょっとすいません!」と叫んだ。思わず見返した相手は驚くほどに可憐な乙女であり、目に涙を溜めている。芽野は決して女性に腕を掴まれたぐらいでのぼせ上がるような人間ではないけれども、理由を聞く前から彼女の涙にもらい泣きしていた。(「走れメロス」より)異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意(リスペクト)が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。 山月記/薮の中/走れメロス/桜の森の満開の下/百物語を収録。



     名作をあまり知っていなくて、これを読んでも、どうだかなー。
     森見ワールドにどうもまだ慣れない。

    触れもせで―向田邦子との二十年  久世 光彦

    • 2008.01.20 Sunday
    • 20:44
    触れもせで―向田邦子との二十年 (講談社文庫)
    触れもせで―向田邦子との二十年 (講談社文庫)
    久世 光彦
     
     08−016 ★★★★☆
     【触れもせで―向田邦子との二十年】 久世 光彦 著  講談社文庫

     《向田邦子の素顔とは、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    遅刻魔―あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき―大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。泥棒―どこを探してもあの人からもらったものなど出てきはしない。奪られてばかりいた。二十年のパートナーなればこその知られざる“向田邦子の素顔”をはじめて明かす。


     久世光彦さんの本は、つい最近読み出したので知らなかったが、上手い。このエッセイにしても上手いとしか言いようがない。それにしても、何章も向田邦子のことを書いているのにダブったことが書かれていないことに感心する。普通、これだけのことを書こうとしたら同じ話題のことが沢山出てきそうだが、それがないのだ。もっとも、それだけ向田邦子との付き合いがあったということかもしれない。向田邦子の印象は、ちょっと精神的に男まさりな感じをもっていたが、そうともとれるし、案外女々しい部分もあったようでもあるがどうだろうか。正月に決まって、放映されていた向田作品もなくなったと思っていたら、久世光彦さんも去年亡くなってしまった。『寺内貫太郎一家』などどんどん遠くに行っていくのが寂しいかぎりだ。

    この人と結婚するかも  中島 たい子

    • 2008.01.20 Sunday
    • 10:43
    この人と結婚するかも
    この人と結婚するかも
    中島 たい子
    JUGEMテーマ:読書

     08−015 ★★★☆☆
     【この人と結婚するかも】 中島 たい子 著  集英社

     《「この人と結婚するかも」、どこかで聞いたような…》

     内容紹介より
    恋人のいない女と男の勘違いを描いた2編!小さな美術館で働く私。ほんのささいな出会いでも「この人と結婚するかも」と勘違いを続けていたが、ドキドキから醒め、新たな付き合いが始まる・・・。男の勘違い「ケイタリング・ドライブ」も収録。


     
     「この人と結婚するかも」、どこかで聞いたような記憶が、ドラマ、映画だったかで。女性の気持ちをよく現しているような気もする。本の装画が松尾たいこさん、作家が中島たい子さん、これって不思議な感じもする。「ケイタリング・ドライブ」といい、「この人と結婚するかも」といい、微妙な男女の心理を付いた作品だった。

    生くることにも心せき―小説・太宰治  野原 一夫

    • 2008.01.20 Sunday
    • 00:46
    生くることにも心せき―小説・太宰治
    野原 一夫
    JUGEMテーマ:読書


     08−014 ★★★☆☆
     【生くることにも心せき―小説・太宰治】 野原 一夫 著  新潮社

     《太宰像の姿とは、…》

     内容(「MARC」データベースより)
    絶えざる死への誘惑、女性への傾斜と別離…最初の心中未遂から入水までの作家の魂の軌跡を、編集者として親交の深かった著者が初めて明かす貴重な証言。書かれざる内面の軌跡を再構築した熱き太宰像。


     野原一夫さんの太宰治作品を読むのは、2冊目だ。
     編集者として、長く付き合っていただけによく資料を読まれて書かれているようだ。
     太宰の持つ、死への思いがどの辺にあるんだろうか。家族の死(兄弟の死)なども影響しているのか。実家からの援助がなかったら、どんなふうになったのか。幸福な時期はあったのだろうか。太宰なりに懸命に生きたんだろうか。

    暮らしの雑記帖―狭くて楽しい家の中  永江 朗

    • 2008.01.17 Thursday
    • 22:16
    暮らしの雑記帖―狭くて楽しい家の中
    暮らしの雑記帖―狭くて楽しい家の中
    永江 朗
    JUGEMテーマ:読書

     08−013 ★★★☆☆
     【暮らしの雑記帖―狭くて楽しい家の】 永江 朗 著  ポプラ社

     《永江さんの日常・日常品が…》

     BOOKデータベースより]
    哲学からアダルトまで、博覧強記のライター・永江朗さんの生活は、なんだかとっても楽しそう。こだわりの逸品、珍品、庭木いじりから包丁研ぎまで、暮らしのエッセイ。

    食(双眼鏡と和菓子;チューインガムと玄米 ほか);
    住(ルームシューズと膝掛け;椅子とデイパック ほか);
    衣(ジーンズとTシャツ;散歩と靴 ほか);
    暮(ナイフとシャープペンシル;風呂敷とトートバッグ ほか)



     この本を読んでいると身近なものを取り上げていて、大変ためになるものばかりだ。
     上記のように、いろんな日常品が出てきて、どうしてそれを選んだのかが書いてある。
     これは哲学的であり、的を得ている話ばかりで楽しい本だ。

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