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    旅に出ても古書店めぐり ローレンス &ナンシー ゴールドストーン

    • 2007.11.30 Friday
    • 00:12
    旅に出ても古書店めぐり (ハヤカワ文庫NF)
    旅に出ても古書店めぐり (ハヤカワ文庫NF)
    ローレンス ゴールドストーン,ナンシー ゴールドストーン
    JUGEMテーマ:読書

     07−271 ★★★☆☆
     【旅に出ても古書店めぐり 】  ローレンス &ナンシー ゴールドストーン ハヤカワ文庫

     《夫婦で古書店めぐりの旅…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    わたしたち夫婦の古書熱は冷めたかって?とんでもない。古書・稀覯本の世界は、奥深く魅力的な謎に満ちているのですから。ボストンの古書市、稀覯本収集で有名な博物館見学、ミステリ専門書店訪問、アメリカ探偵作家クラブ賞授賞式、サザビーズのオークション…古書があるかぎり、わたしたちの旅は終わりそうにありません。『古書店めぐりは夫婦で』に続き、古書へのあふれる愛情をウィットに富んだ筆致で綴る第2弾



     ミステリかと思ったが、本当の古書店めぐりなのだ。この本のことは、聞いていて探していたがやっと見つかって読んだ。シリーズの2作目だ。日本とアメリカの対比など考えながら読んだが、コレクターとか、古書店主とか、どの国も同じような気がした。インターネットのオンライン古書販売のことも出ている。取り上げられた本の解説も、本の最後に載せてあって、なるほどと思うこともあった。古本好きには、たまらない本かも知れない。

    六輔の遠近メガネ―続・結界  永 六輔

    • 2007.11.28 Wednesday
    • 00:33
    六輔の遠近メガネ―続・結界
    六輔の遠近メガネ―続・結界
    永 六輔
    JUGEMテーマ:読書

     07−270 ★★★☆☆
     【六輔の遠近メガネ―続・結界】 永 六輔 著  マガジンハウス

     《話芸、いやー話術がすごい…》

     内容(「MARC」データベースより)
    1年の300日を旅して出会った「もうひとつの日本の情景」。変わったもの、変わらないもの、今だからこそ、伝えたいことがいっぱいあります。放送で語られた言葉を選んで一冊に。98年刊「結界」の続編。


     為になる短文、全国の紹介の短文、あらゆる人の短文、その短文が纏まっていて、読み終わる頃には心が温かくなっています。


    怪しい来客簿  色川 武大

    • 2007.11.26 Monday
    • 20:42
    怪しい来客簿 (文春文庫)
    色川 武大
    JUGEMテーマ:読書


     07−269 ★★★★☆
     【怪しい来客簿】 色川 武大 著  文春文庫

     《個性のある人が出てくる、そんな時代、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    私が関東平野で生まれ育ったせいであろうか、地面というものは平らなものだと思ってしまっているようなところがある―「門の前の青春」。亡くなった叔父が、頻々と私のところを訊ねてくるようになった―「墓」。独自の性癖と感性、幻想が醸す妖しの世界を清冽に描き泉鏡花賞を受賞した、世評高い連作短篇。



     奇怪、怪しい人たちの話だ。一番、怪しいのは、色川武大さんである。博打に出入るしているだけで怪しい。それでも、この時代は変な人たちが一杯いたように思う。皆、その時代を懸命に生きていたのだ。文章も上手いと思ったら、色川武大さんは出版社にもいたようだ。出てくる人たちのおかしさと哀れさが何ともいいのだ。

    クレヨン王国の十二か月  福永 令三

    • 2007.11.24 Saturday
    • 07:36
    クレヨン王国の十二か月 (講談社文庫)
    クレヨン王国の十二か月 (講談社文庫)
    福永 令三
    JUGEMテーマ:読書


     07−268 ★★★☆☆
     【クレヨン王国の十二か月】 福永 令三 著  講談社文庫

     《ユカとシルバー王女の12か月の旅へ、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    家出をしたゴールデン王さまの行方を追って、大みそかの夜に始まる、ユカとシルバー王妃のふしぎな旅―。多くの子どもたちが夢ふくらませた、色鮮やかなファンタジー世界「クレヨン王国」。シリーズ五百万部を超えるベストセラーの原点の全容が、四十年以上を経て、いま初めて明らかに。


     40年以上前に、こんな物語・児童書があったのか、と思ってしまいました。ファンタジーな世界が読む読者を楽しませてくれます。シリーズ五百万部というから、すごく皆さんに読まれているようです。私は、初めて手に取って読んで見ました。大みそかの夜に物語が始まり、正月を迎える十二か月、楽しい本です。福永さんの本は、【静かに冬の物語】の現代劇・小説を読んでいるので2冊目です。

    桃  久世 光彦

    • 2007.11.20 Tuesday
    • 23:48
    桃 (中公文庫)
    桃 (中公文庫)
    久世 光彦
    JUGEMテーマ:読書

     07−268 ★★★☆☆
     【桃】 久世 光彦 著  中公文庫

     《桃からのイメージが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    父の通夜にきた女の、喪服からのぞいた襦袢の襟の色(「桃色」)。女が出て行ったあと、卓袱台のうえに残された腐りかけた桃の匂い(「桃―お葉の匂い」)。濃密で甘く官能的な果実をモチーフに、紡ぎ出される八つの短篇。


     桃という果物は、よく女性に例えられて小説に取り上げられている。
     ここでも桃と女性の関わりが八つの短篇になっている。
     腐りかけた桃は美味しいくて、匂いもあるが、…。

     「桃色」「むさきの」 「囁きの猫」 「尼港の桃」 「同行二人」
     「いけない指」 「響きあう子ら」 「桃―お葉の匂い」 8篇。
     


    ロッパの悲食記  古川 緑波

    • 2007.11.18 Sunday
    • 22:18
    ロッパの悲食記 (ちくま文庫)
    ロッパの悲食記 (ちくま文庫)
    古川 緑波
    JUGEMテーマ:読書

     07−267 ★★★☆☆
     【ロッパの悲食記】 古川 緑波 著  ちくま文庫

     《年代に関わらず食へのこだわり、執念が、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    エノケンと並びコメディアンの黄金時代を築き、“声帯模写”のパイオニアともいわれたロッパ。“近頃は、専ら食うことに情熱を傾けている”と自筆略歴に書いているほど食物についてはうるさかった。戦争末期(昭和19年)と戦後33年間の食物日記は、貴重な昭和史の資料とも読める。食物に対する見事なまでの執着心。


     古川緑波の名前は知っているが、どんな人かは知らない。この本を読むと食への執着心がすごい。昭和19年なら戦争末期なので当たり前のような気もする。食べることが好きな人のようで酒も飲むし、甘味も食べるという人である。いやー、すごい食べっぷりだ、そして美味そうなものばかりだ。 


    東京、10の短編とちょっとした観光案内 泉 麻人

    • 2007.11.14 Wednesday
    • 22:36
    東京、10の短編とちょっとした観光案内 (朝日文庫)
    東京、10の短編とちょっとした観光案内 (朝日文庫)
    泉 麻人
    JUGEMテーマ:読書


    07−266 ★★★☆☆
     【東京、10の短編とちょっとした観光案内】 泉 麻人 著  朝日文庫

     《東京、そこに生きる人たちのストーリー…と、ちょっとした観光案内》

     内容(「BOOK」データベースより)
    “東京”という街で奇妙な流行モノ・廃れモノに魅了される人たち。ダイバ、ニコタマ、シモキタ、シロガネ…マチと戯れる男と女を十編十色に描く東京短編小説集。各編末に書き下ろしコラム“ちょっとした観光案内”付き。東京を知悉した著者による東京ガイド文学の金字塔。


     東京の現代、そして、その前の東京、そして、そこに集う人たちの物語。
     川本三郎さんの東京とイメージとは、大分感覚が違うが、東京を題材にしているので、東京の持つ不思議さ、そして人間の哀愁は同じか…。
     「四ツ谷から乗ってきた男」は、ちょっとどきっとした終わり方だ。

    図書館が面白い  紀田 順一郎

    • 2007.11.13 Tuesday
    • 23:32
    図書館が面白い
    紀田 順一郎
    JUGEMテーマ:読書


     07−265 ★★★☆☆
     【図書館が面白い】 紀田 順一郎 著  ちくま文庫

     《図書館にささげる人たちがいた…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。旅先でも古本屋を駆けまわって“つまらん本”を探し出し「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど…。図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。綿密な取材をもとに、その挿話から上手な図書館の利用法まで図書館の魅力を紹介する。旧版「図書館活用百科」を全面的に書き改めて贈る図書館への招待状。


     「大宅壮一文庫」「東京ゲーテ記念館」「八戸市立図書館」「日本近代文学館」
     「高知市民図書館」「山梨県立図書館」「滋賀県立図書館」「天理図書館」
     「日本点字図書館」「東書文庫」「東京国立近代美術館フィルムセンター」
     「国立国会図書館」 12の図書館。

    中でも、「東京ゲーテ記念館」の章が読んで一番ジーンと来てしまう。ゲーテに魅了された粉川忠の壮大な生き方である。ゲーテ収集に一生をささげた人の話であり、記念館でもある。平成元年に亡くなっているが、夫婦は結婚いらい、ただの一度も映画や芝居を見たことがなかったというからにしても、時間を惜しんでゲーテ収集に傾けたすさまじさがわかる。

    今ひとたびの戦後日本映画  川本 三郎

    • 2007.11.12 Monday
    • 23:53
    今ひとたびの戦後日本映画
    今ひとたびの戦後日本映画
    川本 三郎
    JUGEMテーマ:読書


     07−264 ★★★☆☆
     【今ひとたびの戦後日本映画】 川本 三郎 著  中公文庫

     《戦後日本映画の思いが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    なぜ田中絹代や原節子や高峰秀子…はあんなに美しかったのか。彼女たちを輝かせたのは、死者たちへの鎮魂の想いだったのではないか。戦争未亡人、復員兵、戦災孤児―昭和二十年代・映画黄金期の名作の数々に戦争の影をとらえ、風化しつつある戦後日本のイメージを、鮮やかに立ち上らせる。



     戦争が終わって、映画の役割の大きさが分かる。戦争の心の傷を映画に寄って癒されていく。そんな映画をこの本は、紹介して解説してくれている。一杯、映画が出てくるが、こうやって見るとほとんど見ていない。小津安二郎、黒澤明、成瀬巳喜男、今井正など、監督たちは戦後の日本映画をどんなふうな思いで撮ってきたのだろうか。作品を見てみたいものだ。

    都市の感受性  川本 三郎

    • 2007.11.11 Sunday
    • 20:37
    都市の感受性
    川本 三郎
    JUGEMテーマ:読書


     07−263 ★★★☆☆
     【都市の感受性】 川本 三郎 著  ちくま文庫

     《都市の持つイメージが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    小説の村上春樹、映画の森田芳光、演劇の野田秀樹、マンガの大友克洋…彼ら若い作家たちの作品に浮上してきたものに共通するのは、「都市の感受性」とでも呼ぶべき新しい感覚なのではないか。従来の「主体性」の神話や「リアリズム」の信仰が崩れたあとにくる浮遊的な人間像を論じ、「現代」について考える。


     久しぶりに村上春樹の小説に対する論評を読んだ。『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『中国行きのスロウ・ボート』『羊をめぐる冒険』が、都市の関連性があるなど思っても見なかった、が、この本を読むと肯けるのだ。村上春樹は、断片化した都市の日常生活をむしろ「気分がいい」と受け入れてしまっている。(本文より)土着性でなく都会的な文章なのだ。村上春樹の部分だけでも読み価値があるのでは、…。

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