そうかもしれない
耕 治人
07−241 ★★★☆☆
【そうかもしれない】 耕 治人 著 講談社
《人が生きて、人が老いるということ…》
内容(「BOOK」データベースより)
老夫婦の死に行く愛の光景―人生の重みを言い表わして哀しく鋭い。生きる魂へのかぎりないなぐさめ。
昨年映画化されたようだが、まだ見ていない。
老夫婦の生活の厳しさ、妻は痴呆で施設に、夫は入院の日々、果たして、…。
生きるということは、…。
帯文より
●秋山駿氏評
一筋の人生を鏡にかけて見るが如くに写し出す。そんな私小説の魂に耕氏は殉じた。
●奥野健男氏評
夫婦とはこういうものかと感銘をおぼえざるを得ない。
●菅野昭正氏評
近づく死を一人のものから、多くの人々のものに開いてゆく力が、埋めこまれている。
●中田浩二氏評
老夫婦の死に行く愛の光景―人生の重みを言い表して哀しく鋭い。