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    そうかもしれない  耕 治人

    • 2007.09.29 Saturday
    • 19:11
    そうかもしれない
    そうかもしれない
    耕 治人
     07−241 ★★★☆☆
     【そうかもしれない】 耕 治人 著  講談社

     《人が生きて、人が老いるということ…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    老夫婦の死に行く愛の光景―人生の重みを言い表わして哀しく鋭い。生きる魂へのかぎりないなぐさめ。


     昨年映画化されたようだが、まだ見ていない。
     老夫婦の生活の厳しさ、妻は痴呆で施設に、夫は入院の日々、果たして、…。
     生きるということは、…。

     帯文より
     ●秋山駿氏評
      一筋の人生を鏡にかけて見るが如くに写し出す。そんな私小説の魂に耕氏は殉じた。

     ●奥野健男氏評
      夫婦とはこういうものかと感銘をおぼえざるを得ない。

     ●菅野昭正氏評
      近づく死を一人のものから、多くの人々のものに開いてゆく力が、埋めこまれている。
     ●中田浩二氏評
      老夫婦の死に行く愛の光景―人生の重みを言い表して哀しく鋭い。
     

    勝っても負けても 41歳からの哲学  池田 晶子

    • 2007.09.29 Saturday
    • 07:01
    勝っても負けても 41歳からの哲学
    勝っても負けても 41歳からの哲学
    池田 晶子
     07−240 ★★★☆☆
     【勝っても負けても 41歳からの哲学】 池田 晶子 著  新潮社

     《日常の日々の哲学…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    人生とは何か。大切なのは、結婚?お金?名声?出世?生きる意味を問い直す、大人のための考えるヒント。


     書いてあることは、正論だろうけど日々の生活が疲れてしまうのでは、と思ってしまう。この本を読んでいるとなるほどそういう考え方もあるんだと思うことが多い。

     

    バカのための読書術   小谷野 敦

    • 2007.09.28 Friday
    • 12:21
    バカのための読書術 (ちくま新書)
    バカのための読書術 (ちくま新書)
    小谷野 敦
     07−240 ★★★☆☆
     【バカのための読書術】 小谷野 敦 著  ちくま新書

     《読書するためには、ちょっとは為になる…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    現在、「知」は混迷状態に陥っている。インテリたちはかつてないほど熱心に西洋の新理論の輸入に血道をあげ、難解な言葉と言い回しに身をやつしている。その一方で、有名大学の学生がフランス革命の存在を知らなかったりする。では、この両極の中間に位置する人は、何をどう読めばよいのか。学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、インチキ現代思想やオカルト学問、一時の流行に惑わされず、本を読み勉強するための羅針盤となるべき一冊である。本邦初「読んではいけない」リスト付き。


     普通、読んではいけない本など書かないが、この本にはそれも出ている。
     バカな夫婦、ゲームばっかりとか、映画の人殺しばっかり見ていたりすると、生まれてきた子供も影響を受ける、もっともか。ちょっとは利口になるか。

     「バカ」に向いてない本。
     パスカル『パンセ』
     マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』
     山本常朝『葉隠』
     夏目漱石『文学論』
     折口信夫『古代研究』
     吉本隆明『言語にとって美とはなにか』
     バタイユ『エロティシズム』
     プランシュ『明かしえぬ共同体』
     ロラン・バルト『表微の帝国』
     フロイト「モーゼと一神教」「ドストエフスキーと父親殺し」「トーテムとタブー」
     河合隼雄『昔話と日本人の心』
     丸谷才一『忠臣蔵とは何か』
     小栗虫太郎『黒死館殺人事件』
     夢野久作『ドグラ・マグラ』
     中井英夫『虚無への供物』
     中沢新一のすべて
     カルロス・カスタネダのすべて
     前田愛『都市空間のなかの文学』
     書いてきて、ここに書いてあるのは読んでないものばかりだった。
     

    なぎさの媚薬4  重松 清

    • 2007.09.26 Wednesday
    • 21:13
    きみが最後に出会ったひとは なぎさの媚薬 4
    きみが最後に出会ったひとは なぎさの媚薬 4
    重松 清
     07−239 ★★☆☆☆
     【なぎさの媚薬4】 重松 清 著  小学館

     《人間の死には、何か哀しさが…》

     出版社からのコメントより
    人を愛すること、生きることとは何かーー重松清氏が週刊ポスト
    誌上で官能小説の形をとりながら、「死」をモチーフに人を愛してやまない男
    と女の生き方を感動的に描いた連作小説の完結編です。愛する娘が自殺を遂げな
    ければならなくなったいきさつを知ったフリーライターのアキラが、「なぎさの
    媚薬」の助けを借りて過去に戻り、娘の命を救った後、現実の世界で娘と再会
    を果たすシーンは涙なくしては読めません。そして、多くの男の夢と命を救って
    きたなぎさ自身の魂は救われるのか......。乞うご期待!


     「なぎさの媚薬」も完結編か、なぎさ自身のことが出てくるのでアレーと思っていたが、シリーズも終わりだ。1で驚き、2で意外と感動して、3でうーんと唸って、4で終わりなんだと思う。
     官能小説、すごい描写が続く、その行く着く先に戻ると、あのころのことが、どうしてこうなったのか。あの頃、いろいろ夢もあった、その哀しさが胸に込み上げてくる。

    降りたことのない駅 三木 卓

    • 2007.09.24 Monday
    • 20:30
    降りたことのない駅 (1980年)
    三木 卓
     07−238 ★★★☆☆
     【降りたことのない駅】 三木 卓 著  文和書房

     《三木 卓さんは、詩人だったんだ。》



     最後の章での詩人の川崎洋さんとの「楽しい会話」が楽しい。

     「消しゴム」
      性格的にも優柔不断なところがある。そういうことはよくないこととは思うが直せない。ああでもないこうでもない、といきつもどりつ、馬鹿の考え休むに似たり。しかし今はそれこそが自分だ、と思うようになった。コンピューター党ではない。消しゴム党の党員で一生すごしたい。  (本文より)

    靖国  坪内 祐三

    • 2007.09.23 Sunday
    • 20:19
    靖国
    靖国
    坪内 祐三
     07−237 ★★★☆☆
     【靖国】 坪内 祐三 著  新潮社

    《靖国とは、…。》

     内容(「BOOK」データベースより)
    靖国神社。それはかつては、「文明開化」の東京に出現した、超モダンでハイカラな空間だった―。興味深いエピソードを積み重ねつつ、いつの間にかそこに付加された「曖昧な象徴性」を痛快かつクールに解体し、明治から平成に至るそれぞれの時代の東京の雰囲気を鮮やかに伝える、待望の書下ろし。


      この本の著者が、飯田橋に勤めていて、その散歩コースが靖国神社だったという。私も飯田橋の会社にいたとき、よく靖国神社を散歩したことを思い出した。裏の相撲場をぐるりと廻ってきた。当時、富国生命が入っていたビルがあって昼休みは、若い女子社員の姿を大勢見た記憶がある。今もあるんだろうか。
     この本に出てくる資料が相当あって、これだけ集めるのに大変さが伺える。最初、ものすごく難い本かと思ったが写真なども豊富に使われていて、わからないことの方が多いけれど楽しい本だった。あそこが、競馬場だったのには驚かされた。
     ニュースで取り上げられている靖国とは、別なものを感じた。

    谷中スケッチブック  森 まゆみ

    • 2007.09.20 Thursday
    • 23:25
    谷中スケッチブック―心やさしい都市空間 (1985年)
    森 まゆみ
     07−236 ★★★☆☆
     【谷中スケッチブック】 森 まゆみ 著  エルコ

     《谷中まるごと、魅力ある谷中が…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    坂と路地と寺の町、谷中。古い火鉢や桶に植えられた草花、子供たちの遊び声があふれる路地。寺の門前には昔ながらの和菓子屋、煎餅屋。寺町の歴史と今を、谷中に魅せられた著者が何回も取材し、ていねいにまとめあげた一冊。添えた写真からも、下町の人情がふつふつと伝わり、寺社リスト・索引付きでガイドブックとしても最適。



     谷中知り尽くした人でないと書けない内容だ。それもそのはず森さんは、ここで生まれ育ったのだ。私の好きな朝倉彫塑館も詳しく書かれている。この本を持ってゆっくりじっくり谷中を散歩してみたい。谷中墓地、お寺、商店街を。

    退屈姫君 海を渡る  米村 圭伍

    • 2007.09.19 Wednesday
    • 12:47
    退屈姫君 海を渡る (新潮文庫)
    退屈姫君 海を渡る (新潮文庫)
    米村 圭伍
     07−235 ★★★☆☆
     【退屈姫君 海を渡る】 米村 圭伍 著  新潮文庫

     《めだか姫の活躍、いかに…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    今日も江戸の上屋敷であくびをかみ殺していためだか姫。そこへ舞い込んだのは、夫である風見藩藩主・時羽直重が失踪、ついでに冷飯食い数人も消えたという大ニュース。姫が直ちに千石船を仕立て、お仙と海上を一路讃岐へ向かってみれば…。お城は六波羅景望なる謎の武士に牛耳られ、風見藩はまさに乗っ取り寸前。殿は何処へ。めだか姫は藩の危機を救えるのか。


     四国の風見藩まで海路、どのくらいかかるのか。
     今度は、お仙の兄、一八も出てくるが、天童小文五の出番が多い。
     六波羅景望の妖しい美貌とはどんなものだろうか。
     解説の「退屈姫君のおかげで退屈知らず。」に◎だ。

    古本屋おやじ―観た、読んだ、書いた  中山 信如

    • 2007.09.17 Monday
    • 22:50
    古本屋おやじ―観た、読んだ、書いた
    古本屋おやじ―観た、読んだ、書いた
    中山 信如
     07−234 ★★★☆☆
     【古本屋おやじ―観た、読んだ、書いた】 中山 信如 著  ちくま文庫

     《古本屋さんが書いた本、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    東京の三河島にある稲垣書店。店内に足を踏み入れると、お見かけどおり何の変哲もない下町の古本屋の雰囲気と、じつは知る人ぞ知る映画書専門店としての品揃えが、見事に一体化した奇妙な世界に、思わず陶然となってしまうのだ。店番、目録販売、市場での勝負、そして、思わぬ本や人との出会いなど、古本屋おやじの興味がつきない日々がつづられる―。


     この本の解説を古本屋で直木賞作家の出久根達郎さんが書いている。古本屋の稼業内容が載っている。生活の苦しさは分かる、売り上げ内容は店売りの売り上げはほとんどない。古書市の売り買いで生活しているようだ。映画書専門店のようで、金額の高いものを話題にして書いているのが気に食わない。もう少し、安い本の話も取り上げて欲しかった。でも、興味あるエッセイばかりだ。

    古本買い十八番勝負  嵐山 光三郎

    • 2007.09.17 Monday
    • 22:32
    古本買い十八番勝負 (集英社新書)
    古本買い十八番勝負 (集英社新書)
    嵐山 光三郎
     07−233 ★★★☆☆
     【古本買い十八番勝負】 嵐山 光三郎 著  集英社新書

     《古本買いの醍醐味が…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    町を歩く醍醐味というのは、古寺巡礼、百名山行、名湯巡りなどとは趣を異にするものです。「出かける!」という気負いもなしに、見なれた町、かつてはよく行った町へ出かけましょう。意外な発見があるのです。そんなアクセントのひとつに、古書店もあります。若い頃に読んだ本との再会、読まずにいた本との出会い。この本は、散歩の達人・嵐山光三郎さんと一緒に歩く「知」の探検遊びであり、なつかしい紙魚の匂いの中に「もうひとつの自分」を嗅ぎとるための大人の武者修行の書です。


     1番から18番まで古本買いの勝負を書いた本。銀座、青山、渋谷、神保町、国立まで、18番目は古書市を取り上げている。嵐山さんを含め5人の古本を買う内容の勝負のようだ。紅一点として、今話題のエッセイを発表している石田千さんが参加している。
     金額もある程度押えているが、こんなに次か次へと買えると実に楽しいだろう、と思ってしまう。私も古本に興味を持って古書店に通い出しているが、参考になることも載っている。

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