ぼくのマンガ人生
手塚 治虫
07−192 ★★★★★
【ぼくのマンガ人生】 手塚 治虫 著 岩波新書
《「生命の尊厳」というテーマ、…》
内容(「BOOK」データベースより)
ぼくのマンガは大阪大空襲と八月一五日が原点だ―子供時代、父母、先生、友人との触れあい、作品にこめた熱いメッセージを語る。マンガを読み聞かせてくれた母、作文する楽しさを教えてくれた先生、絶体絶命の苦境で助けてくれた友。彼の創作を支えたものは何か。不滅のマンガ家が遺した講演記録を編集、ハートフルな肉声がいま甦る。
手塚治虫『ぼくのマンガ人生』を読む。
昨夜、眠れないので手に取った本がこの本だった。ちょっと読み出したら惹き込まれてしまった。手塚さんのいくつかの講演会の記録を元に書かれているので読みやすいのだ。
手塚さんが亡くなったのが平成元年ですから、もう少しで20年になるんですね。ここにも書いてありますが、世界・日本も良い方向に向っていないような気がします。
私は恥ずかしいのだが手塚作品をじっくりと読んだことがない。テレビなどのアニメは見ているのだが、…。
この本は、子どもの時から大人までのことが書いてあります。マンガを描き初めるのに親御さんの温かいものを感じます。特に母親の影響・寛大さがあり手塚治虫・マンガの神様が生まれたようです。
手塚作品のテーマは、『生命の尊厳』をあげています。決して、上の目線でなく、市民の目線なのです。
この本は、みんなに読んで欲しい本です。 (本を読む人々。より)