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    スランプ・サーフィン  光野 桃

    • 2004.07.29 Thursday
    • 12:31
    スランプ・サーフィン
    スランプ・サーフィン
    光野 桃

    【スランプサーフィン】 光野 桃 著

    《雨があがる、スランプも》

    ファション・おしゃれ関係のエッセイから小説を
    書こうとしたときにスランプが訪れた。
    そのときの脱出法を書いてある本だ。
    いざ書こうとしたが1行も書けない。
    雑誌《クレア》に連載したというから、クレア世代
    には、関心がある話が多いのかも?
    スランプ脱出法のひとつに『走る』ことをあげて
    いた。一分も走れなかったのが、ようやく走る
    ことができて体のバランスが良くなり、精神的
    にも落ち着くことができたと書いてあった。
    体の健康は精神にも及ぼすのか。

    アフターダーク  村上 春樹

    • 2004.07.27 Tuesday
    • 12:28
    アフターダーク
    アフターダーク
    村上 春樹

    【アフターダーク】 村上 春樹 著

    たまたま新刊が古本屋に出ていたので買った。
    この本が、何か村上春樹らしからぬみたいな
    感じだと話題になっているという。
    読んでみて感覚が違ってきている印象だが
    全体的には春樹ワールドな感じがする。
    都市、現代、若者、闇、何が正常か、異常か?
    電車の往復でいっきに読んでしまう。
    何回も何回も読まないと作者が言いたいことは
    わからないだろう。

    白い薔薇の淵まで  中山 可穂

    • 2004.07.22 Thursday
    • 12:26
    白い薔薇の淵まで
    白い薔薇の淵まで
    中山 可穂

    【白い薔薇の淵まで】 中山可穂 著

    《この本は◎だ》

    中山可穂と聞けば、女性と女性の愛の物語である。
    この本はやっぱり凄い話である。
    女性が女性を愛するという事は、男性よりも奥が
    深いのか、この本を読むとその答えがあるのかも
    知れない。性の描写が一杯に出てくるが、いやら
    しさの微塵も感じないのが不思議だ。

    『それは恋としか呼びようのない、不自由で理不尽
    な強い感情だった。この人はわたしを好きになりかけ
    ている。いや、もうとっくに好きになりすぎている。痛々しい
    ほどそれがわかる。これほど正直で不器用な人間は
    見たことがない。男の人にこんなにあからさまに見つめ
    られたら気持ち悪いが、彼女だと気持ちよくなっていく
    のはなぜだろう。こういう場合男の目的はセックスだけ
    だが、女の視線にはそんな露骨さがないからだろうか。
    それとも彼女の瞳があまりにも澄んでいたために、そこに
    映っていたのはわたし自身の情念だったのか。』

    主人公が若い新進作家の女性と初めて会って、飲食
    したあとの主人公の想いである。

    やさしい関係  藤堂 志津子

    • 2004.07.18 Sunday
    • 12:24
    やさしい関係
    やさしい関係
    藤堂 志津子

    【やさしい関係】 藤堂志津子 著

    男女には友情はあるのか?がテーマになっていると
    本の帯になっていますが、物語を読むとそこまでは、
    と思ってしまいます。
    32歳の女性の揺れる思いが綴られています。
    男女4人を通して、男女は恋愛関係にならず、友情で
    いられるか。ここでは、終わりに含みをもった
    印象で終わっていますが、好きな同士ならば
    友情より恋愛・結婚でも良いのではと単純に考え
    ますが?

    【中年授業】を読んだときにモテル男の条件に
    1.押しが強い
    2.お金があること
    3.男ぶりがよいこと
    4.マメであること
    5.優しいこと
    以上を上げていました。
    私など、どれも当てはまらないのでモテル訳が
    ないのは当り前なのかと思います。
    一つだけ、優しさだけはあるんでしょうか?
    優しいというのは、どういう定義なんでしょうか。
    ある人から優しすぎると言われてしまい、女性には
    優しさよりも男ぶりというか男を感じさせる人が良い
    のか、うーーーん。

    100万回の言い訳  唯川 恵

    • 2004.07.15 Thursday
    • 12:20
    100万回の言い訳
    100万回の言い訳
    唯川 恵

    【100万回の言い訳】 唯川 恵 著

    《夫婦って何んなの?》

    『知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。
    恋人になったら、夫婦になりたいと思った。夫婦に
    なった今、次にどんな関係になればいいのか
    わからない。』 (本文より)

    人物の配置がなるほどと感心させられます。どう
    いうにストーリーが組み合わせていくのでしょうか。
    最低な登場人物で物語が進んでいきます。プロ
    だから当然でしょうが、上手いなー。
    それはさておき、結婚8年の夫婦に起こる事件を
    通して夫婦ってなんだろうか、というのを問掛けて
    います。結論的に言えば、主人公の女性が母親に
    夫婦って何んなの、と聞くと40年夫婦しているけど
    わからない、あんたは、まだ8年、わかるはずが
    ないじゃないと答えています。

    このなかにこんな場面があります。
    男性が好意をもっている女性が、その男性が
    もっとも嫌いな男と二人で食事をしているところ
    を見て愕然とするんです。こういうのは、すごく
    わかるんです。が、女性側から見るとワルだと
    思っていても引かれる何かがあるんでしょうね。
    これが心底に思っている男性側からだと理解に
    苦しむ訳なのです。
    女性側からにも言い分があるでしょうが、この
    作品では心の葛藤として描いているようです。

    中年授業  目黒 考二

    • 2004.07.13 Tuesday
    • 12:18
    中年授業
    中年授業
    目黒 考二

    【中年授業】 目黒考二 著

    《中年、35歳から49歳、50歳から初老?》

    WEBの《目黒考二の中年授業》をいつも見ている。
    本の書評である。
    なかなか、読んでいて楽しく、これを読んで本を読む
    ことも少なくない。私より上年代だが、感覚が同じ
    匂いを感じる。蔵書が15年前に2万冊あり、それから
    面倒で数えていないと書いてあった。
    【中年授業】は、エッセイとそれに纏わる本が紹介されて
    いる。ほとんど読んでないが、読んだような錯覚に
    とらわれるような感じになる。
    書評家は、読んで内容が頭から離れなくなるのか
    、日に何冊かを読破していて本の中身を覚えている
    のが凄いことである。
    本の引用が200冊以上出ていて、本好きには
    たまらない本だ。

    転がる石 阿久 悠

    • 2004.07.11 Sunday
    • 12:14
    転がる石
    転がる石
    阿久 悠

    【転がる石】 阿久 悠 著

    転がる石はどこへ行く
    転がる石は坂まかせ
    どうせ転げて行くのなら
    親の知らない遠い場所
    転がる石は目がまわる
    転がる石は知恵がつく
                 (本文より)

    5編からなる短編であるが連作の形式である。
    読みやすいところの二つめから読む。ところが
    読み進んでいくと、どうも前に一度読んだような
    気がしてきた。リストを見たがチェックしてないので
    読んでいない。そうなると面白くないのだ。
    二つ目は読んで、他編は斜め読みで終わる。
    阿久悠さんにはごめんなさい。
    若い男性が主人公の話、昭和33年ころの時代が
    舞台であるから良くわからないが心情は今と
    そう変わらないか?

    おーい、宗像さん  佐藤 洋二郎

    • 2004.07.09 Friday
    • 12:07
    おーい、宗像さん
    おーい、宗像さん
    佐藤 洋二郎


    【おーい、宗像さん】 佐藤洋二郎 著

    おーい宗像さん、元気でやっているかい?
    ぼくのほうはなんとか生きているよ。哀しい
    こともつらいこともあったが気がするけど、
    どう生きても大差がないということに、ようやく
    気がついたよ、生きていいんだよな、……
    (中略)
    人生は、ながい時間をかけて孤独をうめていく
    作業かもしれないな。(あとがきより)

    朝、目が覚めたら何か体が重く熱があり、
    起き上がるのもしんどい。
    何もやる気力がない。仕方なく本を読むことに
    する。何とか本を読むことはできる。

    中年男性が苦闘のうえ小説に励む姿を
    宗像さんを通して描いている。
    実話だろうか?

    秘事  河野 多恵子

    • 2004.07.08 Thursday
    • 12:04
    秘事
    秘事
    河野 多恵子


    【秘事】 河野多恵子 著

    何か題名だけでは、エロテックな感じだが、真面目な
    夫婦の話である。
    総合商社の役員になる夫と、その妻の話である。
    結婚して、片方が亡くなるまでの夫婦という素晴らしき
    日々が綴られている。商社勤めということもあり
    海外での生活も語られているところも楽しい。
    秘事の題名はどこからきているのかは本書を読むと
    わかるが、それもなかったような感じになる本で
    あった。

    生きる歓び  橋本 治

    • 2004.07.06 Tuesday
    • 12:01
    生きる歓び
    生きる歓び
    橋本 治

    【生きる歓び】 橋本 治 著

    《生きる歓びのヒントは?》

    九つの生きる歓びと哀しみが書いてある。

    みかん……自分には物語が足りないことに気づくOL
    ひまん……入社して三年。最近、太り始めたことに気づく青年

    《みかん》は『オレンジになれないみかん』と呟いてしまう
    OLの話。

    同僚のかもめちゃんが言う。「つまらないことを
    考えない方がいいよ」「そうだね」と答える。
    OLはオレンジじゃない。OLは初めから、オレンジになれ
    ないみかんなんだ。すくなくとも、それだけがわかった
    ような気がした。分かっていて、それをどう扱えばいい
    のか分からなかった。

    哀しいことだが、ここが分かることがいいことなのか、
    ひょっとすればオレンジにもなれるがオレンジにも
    哀しいことがあるような気がする。

    《ひまん》ヘルスメーターを取り扱う商社に入った青年の話。
    体重が8キロ太ってしまった青年がこんなことでいいのかと
    疑問をもつ。
    ヘルスメーターをもっと売りたいと思うが、一家に1台あれば
    良いのだからと会社は考えていて、こんなことでと青年は
    思うのだが。

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