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    再婚  吉村 昭

    • 2003.07.25 Friday
    • 23:25
    再婚
    再婚
    吉村 昭

    【再婚】 吉村昭 著

     一時期、吉村昭さんに凝ったことがあり、懐かしく読んでみた。
    【再婚】を読んでいて、あれこれはどこかで聞いたことがあると思った。最後の
    場面で思い出した。いまでも、NHKラジオの日曜日の午後9時ころから、「日曜名作座」と言っただろうか、森繁久弥さんと加藤道子さんとでやられている番組で聞いた記憶がある。

     小説のあらすじはこうである、奥さんが亡くなり、ずっと一人身だった主人公の男(60代)が回りの薦めもあり、再婚しようと決意して、何回か、見合いをするのである。そして、以前同じ会社にいて、その当時気に入っていた女性も旦那に先立たれ、一人身であり、会って食事をするのである。
    最後の場面とは、金を払おうとテーブルから先にたち、何気なく後ろを振り向くと、女性が爪楊枝を何本かを、ハンドバックに忍ばせているところを見てしまうのである。それで、男はどうするのかは、読者に問いかけて終わっている。

    最悪  奥田 英朗

    • 2003.07.15 Tuesday
    • 23:23
    最悪
    最悪
    奥田 英朗

    【最悪】 奥田英朗 著

     銀行OLの最悪、町工場社長の最悪、チンピラの最悪、銀行OLの妹の最悪を描いている。
    銀行OLの最悪は、上司のセクハラ等々
    町工場社長の最悪は、親工場や、一次工場の原価の圧縮、近所の団地の騒音苦情問題等々
    チンピラの最悪は、やくざ組織のからみ等々
    銀行OLの妹の最悪は、姉との比較、チンピラと一緒になったばっかりで等々
    最悪同志が、最後はひとつの線で交わる話である。
    読んで飽きない。銀行の一支店の内部が細かく書かれている。
    一次下請け、二次下請けの町工場のやるせない気持ちは一番読んで堪えた。
    やくざとチンピラとの関わりは、一般社会とは違う凄さを感じ、寒気さえ
    した。
    【最悪】は、いまの日本の縮図である。そんな気がした。



    江分利満氏の優雅なサヨナラ  山口 瞳

    • 2003.07.03 Thursday
    • 23:20
    江分利満氏の優雅なサヨナラ―男性自身シリーズ最終巻
    江分利満氏の優雅なサヨナラ―男性自身シリーズ最終巻
    山口 瞳

    【江分利満氏の優雅にさよなら】山口 瞳著

     僕が、こんなコラムを書くことを意識させてくれた原点かもしれない。
    [週間新潮]の<男性自身>という、コラムに連載されていたものである。
    江分利 満とは、《エブリ マン》 洒落ているのだ。
    山口 瞳さんが、亡くなる最後のコラムである。
    食事店、野球、相撲、競馬、文壇等々、話題がつきない。
    最後のほうは、病院や病気のことも書かれている。

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