現実入門
穂村 弘
07−54 ★★★☆☆
【現実入門】 穂村 弘 著 光文社
《読んで、ニコッ、読んで、ニコッ、読んで、ニッコリなる》
出版社/著者からの内容紹介より
このまま一生何もせずに終えることはできない――。
「現実」を怖れ、逃げ続けてきた男が、42歳にして初めて挑む。
やるぞ、献血、合コン、部屋探し、そして遂にプロポーズ!
穂村さんのエッセイ本は、3冊目です。
【本当はちがうんだ日記】がワクワクして、なんだこりゃみたいな感じで面白かったので、今回は、ちょっと大人しめに写りましたが、それでも面白いです。
光文社・編集者・女性・サクマさんと行く初体験の企画物です。いろんなものを体験するのです。そこで現実に触れるのです、そこで感じるものとのギャップに笑えるのです。でも、よく考えたら、私もほとんど体験していないので、本当は笑ってはいけませんけど。
最後の章では、穂村さんが嫁さんになる人の両親に『娘さんと結婚させてください』というのまで出ています。これはリアルですよ。
やっぱり、エッセイの天才かも。