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    真鶴  川上 弘美 

    • 2007.01.24 Wednesday
    • 23:28
    真鶴
    真鶴
    川上 弘美
     07−23 ★★★★☆
     【真鶴】 川上 弘美 著  文藝春秋

     《女性というもの、川上さんそのものを見つめたものか》

     内容(「MARC」データベースより)
    失踪した夫を思いつつ、恋人の青茲と付き合う京は、夫、礼の日記に、「真鶴」という文字を見つける。“ついてくるもの”にひかれて「真鶴」へ向かう京。夫は「真鶴」にいるのか? 『文学界』連載を単行本化。


     「女性の生理を描く筆致は濃淡の均衡が取れ、品位に富む点では当代随一。女性読者には魅力的と思われる」。書籍や酒場の神髄や欠陥を短文に凝縮する重金淳之の眼はすごい。(有田芳生さんのブログから)

     この本は、何かいい、いつもの川上さんの文体よりも進化して文学の香りがする文体なっているのだ。女性の持つ心理・心情がうまく引き出されている。おまけに女三代、母、娘・孫娘を登場させている。主人公・京の失踪した夫と恋人の青茲との思いが交錯したり、現実と過去の想いなど女性ならではの書き方が実にしっくりしていて良いのだ。
     “ついてくるもの”の女が女の業みたいなものを出している。
     うーん、これはうまいと言うか、本当にいい作品だ。


     余談だが、何十年前、いやもっと前に彼女と真鶴海岸に海水浴に行った。砂浜はなく、ごつごつした岩ばかりだったような気がする。岬の先端まで行って、ちょっこと泳いだことを覚えているが、どうして真鶴に行ったのかが思い出せないでいる。遠い昔の話である。
     

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    • 2013.07.17 Wednesday
    • 23:28
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      コメント
      モンガさん、こんにちは。
      気持ちは詳しく書かれているのに、捕らえにくい川上さんの世界に
      翻弄されたような感じでした。

      実際に真鶴海岸に行かれたことがあるのですね。
      ごつごつした岩ばかり…イメージが浮かんできます。
      こんばんは!
      “ついてくるもの”が女の業を象徴する存在なんですね〜
      この存在がとても不思議で、現実なのかそうではないのか、境界が曖昧に感じられてとても不思議な感覚を覚えました。
      真鶴に行かれたことがあるんですね〜私はてっきり架空の町だと思ってました(^_^;)
      こんばんは!
      川上さんの世界は、わかるようでわからない。
      でも、慣れてくると心地よい感じがします。
      真鶴、どうして真鶴なんだろうか、と思ってしまいました。
      • 藍色さんへ
      • 2007/01/27 1:13 AM
      こんばんは、エビノートさん。
      《》“ついてくるもの”が女の業を象徴する存在なんですね《》
      私も、そんなことを思いましたよ。
      真鶴、真鶴町がありますよ、いいところですよ。
      • エビノートさんへ
      • 2007/01/27 1:16 AM
      川上弘美の新しい分野での傑作ですね。
      これからも、よろしくお願いします。
      こんばんは、tonton3さん。
      本当に川上さんの新境地だと思います。
      こちらこそ、これからよろしくお願いします。
      • tonton3さんへ
      • 2007/01/27 7:38 PM
      モンガさん☆おはようございます
      わたしは、”ついてくるもの”って、自分の分身であるような気がしました。
      自分の中にありながら、よく分からない部分が一人歩きしているような、怖いけど信じられる、そんな感じかなぁ?
      • Roko
      • 2007/03/09 7:59 AM
      こんばんは、Rokoさん。
      なるほど、そんな考え方もありますね。
      ついてくるもの、なんだろうか。
      うーん、考えてしまうのです。
      • Rokoさんへ
      • 2007/03/09 9:30 PM
      私もRokoさんと同じく、ついてくるものは
      自分自身、あるいは自分の中から生じたもののような気がしてました。
      女のもつ業というものがそんな形になったとしたら・・。
      なんだか湧き上がってくるような感じで、怖いですね。
      • june
      • 2007/06/03 10:09 PM
      こんばんは、juneさん。
      <>自分自身、あるいは自分の中から生じたもののような気がしてました。<>
      そんな取りかたがあっているのかも知れません。
      この本は、いい作品でした。
      • juneさんへ
      • 2007/06/04 12:01 AM
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