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    被爆のマリア  田口 ランディ

    • 2007.01.19 Friday
    • 21:57
    被爆のマリア
    被爆のマリア
    田口 ランディ
     07−18 ★★★☆☆
     【被爆のマリア】 田口 ランディ 著  文藝春秋

     《原爆から60年だが、何か人間は進歩したのかなー》

    内容(「MARC」データベースより)
    無原罪のマリア像が見つめる現代の闇。マリアさま、人の目は武器です…。表題作のほか、「永遠の火」「時の川」「イワガミ」の3編を収録した、「60年後の原爆」をめぐる著者渾身の問題作。


    「永遠の火」
     父親が結婚式のキャンドルサービスの原爆の火を使えというのだ。それに反発する娘の葛藤を描いている。

     中略 死という未来の前に、ごまかしはきょうもなく、私も何かを求めるかもしれない。欲しいのは神でもなく、愛でもない。それでも祈るべきものを求めるかもしれない。そようなときになって初めて、死んでいった人たちの悲しみに慰められるのかもしれない。 (本文より)


     「時の川」
     クラスで一番背の低いタカオがクラスメートで広島平和記念公園を訪れる。そこで語り部の女性は、被爆者だった。発育の遅れたタカオが語り部・ミツコから何を学ぶのか。

     「人が暮らしている真上にあんなものを落とすわけだから。そこにいる人間は殺してもいいということです。おまえたちは無用だ。死んでもいい存在だ。そういうことです。庭にまく殺虫剤のようなもの。それが原爆でしょ」
     (本文より)


     「イワガミ」
     小説家の私が、「磐神」の著者・宮野初子・被爆者を訪ねる物語。

     タクシー運転手の言葉。
     「家族を殺された人間など、この世界にごまんといます。原爆は許し難い。考えると腸が煮えくり返ります。もし私が原爆を作れたなら、それを背負ってアメリカに行って自爆テロしたいくらいです。広島に原爆を落とした奴らに、私の家族と同じ目に遭わせてやりたいと思います。本気でそう思ってましたよ。いや、いまだって思ってます。当然でしょう、私は世界一元気で、世界一過激な被爆者であります。でもしません。しないと決めたのです」 (本文より)


     「被爆のマリア」
     暗い、実に暗い話です。女性は、被爆のマリア様だけを生きがいにしているのだろうか。

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