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    チョコレートコスモス  恩田 陸

    • 2007.01.13 Saturday
    • 20:41
    チョコレートコスモス
    チョコレートコスモス
    恩田 陸
     07−12 ★★★★☆
     【チョコレートコスモス】 恩田 陸 著  毎日新聞社

     《演劇が舞台、それは読者が観客です》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    「まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだった。同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。稀代のストーリーテラー・恩田陸が描く、めくるめく情熱のドラマ。
    演じる者だけが見ることのできるおそるべき世界が、いま目前にあらわれる!


    この本を読んで、一番に思ったことは、恩田さんって上手いなーと思った。プロローグから徐々に惹き込まれて一気に読んでしまった。今度の作品の舞台は、舞台です。
     読んでいて不思議な感覚に捉われてしまう。あたかも今まさに演劇の舞台を見ているような臨場感になってくるのだ。オーデションの場面では、読者自体が観客になってしまっている。そこで超ベテランから若きアイドルと天才少女を登場させて、演劇、舞台というものを魅せているのだ。この本で舞台の裏面がストーリーが表面に出てくるのだが、ここでの真剣さが、この本を魅力を増しているのだろうか。


     最近、最近ではないか、舞台を見たのは、野田秀樹作品の「オイル」で、松たか子、藤原竜也という豪華な顔ぶれであった。見た感想から言うと何も響いてこない、あえて批評するとゴージャスなサークルの団体の舞台を見ているようなものでした。見ている人たちが、舞台と一緒になる感覚がないんです。これって私だけだろうか、野田作品には、毎作品とも席も取れないほどの盛況というしい。感覚が遅れているんだろうか。
     舞台で言うと、六本木の俳優座劇場で見て聞いた声、加藤剛さんです。チェーホフの何かの作品でしたが、加藤剛さんの声に魅了されました。2階席の急斜面にいる座席で見た記憶が今も加藤剛さん、あの声が忘れません。
     以外だったのが、仲代達矢さんです。期待して行ったのが良くなかったのか、声が聞こえない、これが持ち味なのか、私が理解出来ないだけでしょうが。「夕鶴」の山本安英さんも大変な評判と聞いていたのですが、私には左程良く分かりませんでした。これは劇場が大劇場だったのも影響された、大勢なのでざわざわしていて舞台に集中出来ないのです。小劇場で見る舞台が案外、心に胸を打ち舞台の臨場感が楽しめるような気がします。

     
     

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    • 2013.07.17 Wednesday
    • 20:41
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      コメント
      舞台の緊張感がよく伝わってくる本でした。
      恩田さん、演劇づいてらっしゃるのか、新作「中庭の出来事」も演劇のお話でした。その時だけに舞台の上に出現する、非常に手の込んだ幻。だから、みんな虜になるのかもしれませんね。
      私も山本さんの「夕鶴」見に行った覚えが・・・。
      大分お年を召されてからでしたが、その洗練された仕草が美しかったことを覚えています。
      • ERI
      • 2007/01/14 2:28 PM
      舞台の臨場感が伝わってくる作品でしたね〜
      私は舞台を見ることがほとんどないんですが、
      手に汗握るような感覚、
      観客席で舞台を見ているかのような感覚を味わえて、大満足の一冊でした。
      こんばんは、ERIさん。
      舞台の緊張感が漲っていました。
      「中庭の出来事」も演劇ですか、読んでみたいものです。
      「夕鶴」の山本さんは、年輩だったことを覚えています。
      この本は良かったです。
      • ERIさんへ
      • 2007/01/14 8:32 PM
      こんばんは、エビノートさん。
      本当に舞台を見ているような感覚でしたね。
      オーディション場面は、凄かったです。
      恩田さんは、上手いです。
      • エビノートさんへ
      • 2007/01/14 8:36 PM
      私は中盤くらいまで全然駄目だったんですよ〜。てっきりSFかなにかだと思っていたくらいだし。
      私も学生時代舞台好きで、上川隆也さんが小さな舞台の数メートル先で演じてるの見てました。
      今はないですけど、音楽座のミュージカルは涙涙で、一番泣きました。
      舞台で外れを見ると、数時間辛いですよね。
      • じゃじゃまま
      • 2007/01/14 9:06 PM
      こんばんは、じゃじゃままさん。
      昔、舞台を2か月に1回くらい見ている時期があり
      新劇、演劇と見たものです。
      いろいろと見て感動もしましたが、見慣れてくると
      批評も出てきてどうなんでしょうか。
      この本は、良かったです。
      • じゃじゃままさん
      • 2007/01/14 9:23 PM
      おはようございます。
      この作品は、判りやすくてよかったです。
      でも、新作は・・・未だに感想が書けずにおります。
      • ゆう
      • 2007/01/15 9:43 AM
      こんばんは、ゆうさん。
      この本は、面白かったです。
      オーディションの臨場感、緊迫感があり、
      引き込まれて読んでしまいました。
      • ゆうさんへ
      • 2007/01/15 11:00 PM
      モンガさん、こんばんは!
      作中の舞台の場面では、役者の息遣いから足音まで聞こえてくるようなライブ感で、夢中で読みました。
      座って読むだけなのに心拍数が上がった本です。
      こんばんは、雪芽さん。
      恩田さんって、上手い、巧いって感じを改めて思いました。
      舞台の臨場感、その場にいるような感じで、読者冥利に
      つきますね。
      • 雪芽さんへ
      • 2007/01/17 12:24 AM
      モンガさん、こんにちは。
      モンガさんは演劇もかなりご覧になるのですね。
      この本を読んで舞台に興味を持ちました。それくらい上手いです、恩田さんの文章。
      • 由松
      • 2007/04/30 12:39 PM
      こんにちは、由松さん。
      恩田さんの文章には、引き込まれます。
      舞台の場面がやはり凄いです。
      演劇は良いですが、近頃行っていないなー。
      • 由松さんへ
      • 2007/04/30 2:20 PM
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      • 今日何読んだ?どうだった??
      • 2007/06/05 12:06 AM
      著者:恩田陸 チョコレートコスモス価格:¥ 1,680(税込)発売日:2006-
      • たこの感想文
      • 2007/11/21 3:27 PM

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