スポンサーサイト

  • 2013.07.17 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    空飛ぶタイヤ  池井戸 潤

    • 2007.01.07 Sunday
    • 21:44
    空飛ぶタイヤ
    空飛ぶタイヤ
    池井戸 潤
     07−7 ★★★★☆
     【空飛ぶタイヤ】 池井戸 潤 著  実業之日本社

     《組織・企業に入るとどこかで世間という常識とが違ってくる》

     内容(「BOOK」データベースより)
    トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月。


    これも第136回の直木賞候補作になっている作品です。
     これは、たぶんモデルになったのがあのこと・あの会社だろうと想像してしまう。ここに書いてあることが全部とは思っていないが、たぶんこれに近い内容だろうと推測される。うっすらとはわかるが企業・会社に入ってしまうと企業・会社本位な考え方になってしまうことだ。上司の言うことが全て正しいと思ってしまうことだ、疑う気持ちが萎えてくることだ。企業・会社に数年経つほどに飼いならされていっていく。これが企業・会社の縮図でもある。朝日新聞の書評に角田光代さんが書いているが「結局のところ人は皆、歯車である」であるが、いかに自分自身を見失いのかだ。

     自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族、運送会社の立場立場の取りあいが面白く、こんな現実が笑うにも笑えないのだ。自動車会社の旧財閥系で官僚的であり、大企業にこの傾向が強い。バックがあるという認識、警察だろうが、国だろうが、何とかなる。銀行、変わったのかなー、国から融資を受けて今や優良企業になってしまっている。あの当時、中小企業のオヤジさんたちが融資を受けられなくて、自殺者があいついだ。それでここまで来たと言う認識がない。窓口の愛想だけはかんじるが。たぶん、お金の利益だけしか考えていない。視点が庶民に向いていないことだけわかる。ここでの主人公・運送会社だが競争だけで生きているのが現状。ここには出てこないが荷物を運んで利益を上げるのは、どうしているか、寝ないで運転しているのが現状だ。(ドキュメンタリーで見たのによれば)

     この本は、序章でこの事故で亡くなった被害者のことが書いてある。それに引き換え、大企業は、被害者のことをないがしろに企業本意しか考えていない。そこに大きなズレを感じてしまう。これが本音で、現実だろう。

     

    スポンサーサイト

    • 2013.07.17 Wednesday
    • 21:44
    • 0
      • -
      • -
      • -
      • -
      コメント
      モンガさん こんばんは。
      この本よかったですよね。
      モデルの会社はすぐにわかるのですが、こういう対応だったのかしらと見てしまいますね。
      大企業は歯車だらけなんですよね。
      対応が悪くて文句言えば、クレーマー扱いですもんね。
      いろいろ考えさせられることの多い1冊かもしれないですね。
      • bon
      • 2007/01/09 9:02 PM
      bonさん、こんばんは。
      この本には、本当に考えさせられました。
      企業や社会の縮図が現れていました。
      良かったです。
      • bonさんへ
      • 2007/01/09 10:46 PM
      池井戸さんは金融ものというか社会派?なのでわりと地味な存在ですが、読みやすくて好きです。
      特にこの作品は読み終えてすぐに例の事故の判決が下りたりして、、是非たくさんの人の目に触れて欲しいなと感じました。

      企業ってそんなものと思いたくないから、実際、某企業の中にも正義を貫く人いて欲しいと思いました。

      いつ自分が被害者になるかも分からない世の中、後悔のないように日々家族と接していきたい、と思いました。
      • じゃじゃまま
      • 2007/01/11 8:50 AM
      こんばんは、じゃじゃままさん。
      銀行関係にいた人?なんでしょうか。
      金融ものが多いですね。
      この本は、良かったですよ。
      善、悪、そのほかにいろいろなものが
      あるとわかる本でした。
      • じゃじゃままさんへ
      • 2007/01/11 11:55 PM
      こんばんは。モンガさん。
      私も読みました。
      それにしても、読み応え充分な作品でしたね。
      何度も泣きそうになりました。

      この作者は、銀行に勤められていたらしいですよ。
      • ゆう
      • 2007/01/12 7:26 PM
      こんばんは、ゆうさん。
      事故は、何かの原因で起きている。
      それにしても、大企業の論理・倫理がわからない。
      読んで良かったという本でした。
      • ゆうさんへ
      • 2007/01/13 12:38 AM
      こんばんは!
      企業の論理ってこうなんだろうなぁと思いながら読んでいたので、赤松社長のことをその分強く応援してしまいましたね。
      利益ももちろん大事なんだろうけれど、利益をもたらしてくれる顧客に対する信頼は、どんな企業であれ失って欲しくないですよね。
      そんなことを本を読み終えて、昨今のニュースに影響されて思ってます。
      こんばんは、エビノートさん。
      企業の論理と市民と思いとが、どうして違うんでしょうか。
      競争、格差などいろいろなことが隠れている本でもありました。
      • エビノートさんへ
      • 2007/01/17 12:17 AM
      はじめまして!TBさせていただきました。
      この作家さんは、初読みでしたが、企業のことや銀行のことが詳しく書かれているにもかかわらず、読みやすいお話で、読み応えのありました。
      • 2007/01/25 8:54 PM
      こんばんは、花さん。
      本当に良かったです。
      企業のことがリアルでしたね。
      市民本位でという社会は来るんでしょうか。
      • 花さんへ
      • 2007/01/26 1:11 AM
      モンガさん、こんばんは。
      すごく勢いのある話でした。
      赤松に感情移入して、怒ったり喜んだり。
      大企業の歯車を見たことがないので、すごく興味深かったです。
      実際の例の事件がこのようにして起こったんだとしたらそれは許せないですね。
      こんばんは、ななさん。
      企業の論理と世間の常識とが、意外と違っていることがあります。
      これからの時代は、このズレを無くしていけないと会社もやっていけなくなると思ったりします。
      • ななさんへ
      • 2007/04/13 11:11 PM
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      空飛ぶタイヤ池井戸 潤 (2006/09/15)実業之日本社この商品の詳細を見る 赤松運送のトレーラーのタイヤが外れ、歩いていた母子にぶつかり母親が死亡した。 警察でも整備不良を疑われ、社長の赤松は落ち度がないと自信を持ってい
      • 本読み日記
      • 2007/01/09 8:44 PM
      読み応え充分! 死亡事故を起こした運送会社、真相を究明するために経営の危機にさらされながら財閥系大手企業を相手に闘いを挑む。 大手自動車会社のリコール隠し?その内部でも、暴こうとするもの、妨害をするもの。 そして、そのグループ企業である銀行でも、善と悪
      • じゃじゃままブックレビュー
      • 2007/01/11 8:43 AM
      運送会社のトレーラーのタイヤが脱落し、歩いていた親子を直撃。死傷事故に至ってしまった。 果たして、事故原因は運送会社の整備不良にあったのか? まだ記憶に新しい大手自動車会社のリコール隠し事件をモチーフとして、事件に携わった人々の苦悩に満ちた日々を描く
      • かみさまの贈りもの〜読書日記〜
      • 2007/01/12 7:25 PM
      空飛ぶタイヤ池井戸 潤 実業之日本社 2006-09-15売り上げランキング : 2330おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。 タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…
      • まったり読書日記
      • 2007/01/16 8:00 PM
      空飛ぶタイヤ 池井戸 潤 実業之日本社 2006年9月 大手自動車会社のホープ自動車が、製造している大型トレーラーが、ブレーキを踏んだ拍子にタイヤが飛んで、歩道を歩いていた主婦と子供にぶつかり、主婦は即死する。運転していたのは、赤松運送の社員で、
      • <花>の本と映画の感想
      • 2007/01/25 8:47 PM
      空飛ぶタイヤ 池井戸 潤 「一心」 心を相手に沿わせること。 だけどそれがなにより難しい そして「空飛ぶタイヤ」を読んでいる間心にずっと残っていた言葉 三菱ふそうリコール隠しを思い起こさせる作品でした。 事故を起こした運送会社の社長、クレーム報
      • 柚子すき毎日
      • 2007/02/25 11:51 AM
      500ページ近い2段組もなんのその、止められない止まらない…の一気読みでした。 赤松運送のトレーラーからはずれたタイヤが主婦を直撃、即死。ホープ自動車から「整備不良」との事故原因の調査結果報告。取引先は契約解除、銀行の融資は断られ、子どもの学校で問題が
      • 宙の本棚
      • 2007/03/18 8:47 AM
      空飛ぶタイヤ 池井戸 潤 大型トレーラーのタイヤが突如外れ、歩道を歩いていた子連れの主婦を直撃した。大型トレーラーをを製造した会社の調査によれば所有していた運送会社の整備不良が事故の原因らしい。運送会社に業務上過失致死容疑の捜査が入る。トレーラー
      • ナナメモ
      • 2007/04/13 10:35 PM
      空飛ぶタイヤ 池井戸 潤 直木賞候補作品という事で手に取りました。正直2段組みだし分厚いし・・・とひるんでいたのですが読んでよかったです!面白かった!じっくり読みたかったのですが、ページを捲る手がとまらなくてこの読むのが遅くて、かつ早寝の私が夜中
      • マロンカフェ 〜のんびり読書〜
      • 2007/04/21 8:43 PM
      読書期間:2007/9/1〜2007/9/2 小さな運送会社のトレーラーが起こしたタイヤ脱輪による死亡事故。事故原因は整備不良か、それとも…。「容疑者」と目された男が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月!
      • hibidoku〜日々、読書〜
      • 2007/09/06 10:49 PM
      著者:池井戸潤 空飛ぶタイヤ価格:¥ 1,995(税込)発売日:2006-09-
      • たこの感想文
      • 2007/10/24 4:36 PM
      三菱自動車のリコール隠し事件をモデルに描かれ、平成18年下半期の直木賞候補になった作品。その時の直木賞は「該当なし」という結果になったが、佐藤多佳子「一瞬の風になれ」、北村薫「ひとがた流し」、荻原浩「四度目の氷河期」など力作が並び,票が割れたものと思
      • 肩の力を抜いて
      • 2008/02/02 8:26 PM

      PR

      calendar

      S M T W T F S
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      2930     
      << September 2019 >>

      BLOG LIST

      カウンター

      本・読書ブログが一杯

      にほんブログ村 本ブログへ

      emo

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      recent trackback

      recommend

      始祖鳥記
      始祖鳥記 (JUGEMレビュー »)
      飯嶋 和一
      読みたい作家がいる。
      読みたい、読みたいでとき(時間)が過ぎる。

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM