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    八月の路上に捨てる  伊藤 たかみ

    • 2006.11.10 Friday
    • 18:44
    八月の路上に捨てる
    八月の路上に捨てる
    伊藤 たかみ
     282 ★★★☆☆
     【八月の路上に捨てる】 伊藤 たかみ 著  文藝春秋  芥川賞受賞作

     《八月に捨てる男もあれば、拾う女もある…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。愛していながらなぜずれてしまったのか。現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!他一篇収録。


      綿矢りささんが芥川賞受賞後書いたものが、河出書房新社の「文藝」に出ているというので、書店に見に行った。もっと短篇かと思ったら、かなり長いので眺めるだけにした。その「文藝」の特集が伊藤たかみさんだった。かなりの厚さを占めていて、対談などで伊藤たかみさんを深く掘り下げている。ちょっと、と言っても10分くらい読んでしまった。
     この本を読んで第一番目に感じたことは、伊藤たかみさんの顔付きがそのまま文章に出ているように思った。気どらずに伊藤たかみさんの雰囲気がそのままに。私は、初めて読む作家さんなのでよくわからないが、たぶん他の作品も同じ感覚であるように思えてくるのだ。
     
     トラックに乗って、水城さんと主人公・敦の二人が自販機を廻って補充する仕事をしている。その八月の暑い一日を切り取っている。離婚した水城さんと離婚する主人公・敦との会話と主人公・敦と妻・千恵子との二人のなりそめから結婚生活までの話を書いている。恋愛しているときはふわふわしていたが、結婚するとお互いの意識がガツガツになってくる。結婚とは厄介なものである、相手を認め合ったつもりが空回りばかりになってしまう。そんな心の中が上手く表現されているように感じる。最後に水城さんが再婚する人との食事に行くこと、それが転勤になるのだが、再婚する女と離婚する男とを対比させてまとめている。
     伊藤たかみさんの言葉もところどころにどきーっするものがある。33ページの文を。
     ― 東京で生きていくには、ただ息を吸うだけでも金が要る。
     
     「貝からみる風景」も何気ない若い夫婦の話も良かった。
     

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    • 18:44
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      コメント
      伊藤さんは、好ましい風貌をされてらっしゃいますよね。
      作家の顔というのは、その人となりを、よくあらわしていると
      思います。飾らない・・うん、その通りですね。
      こんばんは、ERIさん。
      伊藤さんの本を読んで、顔写真を見ると
      風貌と文章がぴったりした感じに思えました。
      • ERIさんへ
      • 2006/11/12 10:57 PM
      こんばんは。モンガさん。
      どんなもんかと思って、初めて伊藤さんの作品を読んでみました。
      うーん。なんともいえませんが、一冊じゃ、ね(苦笑)
      もう一冊借りてきているので、読んでみます。

      余談ですが、角田さんの「彼女のこんだて帖」とてもよかったです!!!
      • ゆう
      • 2006/11/20 10:09 PM
      こんばんは、ゆうさん。
      TB・コメントありがとうございます。
      私は嫌いな文章ではないのですが、ぐぃーと来るものは少ないですね。
      角田さんの「彼女のこんだて帖」は、良さそうですね。
      • ゆうさんへ
      • 2006/11/20 11:18 PM
      こんばんは!
      表題作の主人公敦には、共感するところは少なかったですが、妻のほうにちょっと共感でした。水城さんも印象的でした。
      作者の風貌と文章がピッタリ、気取らない文章というのは確かにそうですね!!
      こんばんは、エビノートさん。
      夏の一日の話が、うまく纏まっていて良かった。
      水城さんが、この本では効いていますね。
      もうちょっと、伊藤さんの本を読んでみたいです。
      • エビノートさんへ
      • 2007/01/21 10:20 PM
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      芥川賞受賞作です。 むりくり一冊の本にしました、というのが匂う本ですが(爆) この際、それは仕方ないですね。旬のときに発売しないと・・・。 文芸春秋の活字で読むのがちょっと苦手なんで、単行本の発売まで まってた私としては、うれしい限りでございます。
      • おいしい本箱Diary
      • 2006/11/12 10:18 PM
      明日、離婚届けを提出しようとしている敦と、離婚に至った経緯を、詳しく聞きだそうとする離婚経験のある水城という女性。 自販機飲料の配達中である二人の会話をリアルに描く。 実際に、どこかで見聞きしたようなリアル感を感じ、人物造形や背景の描写も豊か。 若い
      • かみさまの贈りもの〜読書日記〜
      • 2006/11/20 10:07 PM
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      • まったり読書日記
      • 2007/01/21 7:08 PM

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