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    人形を捨てる  藤堂 志津子

    • 2004.11.05 Friday
    • 13:52
    人形を捨てる
    人形を捨てる
    藤堂 志津子

    【人形を捨てる】 藤堂志津子 著  新潮社

    《人は何によって生きているのか》

    藤堂さんの自伝なのであろう。エッセイである。
    この人がこんな環境で育ち生活していたのが
    わかる本です。
    ある程度の年代が来たから、書いたのであろうか。
    赤裸々に家族のことが書いてある。藤堂さんの
    作品は何度か作品を読んでいるが、もっと深く
    人間を書かないのだろうか、と思ったがこの本を
    読むと、その理由がわかる気がしてきた。

    二十歳のころの私にとって、それらの本は宝物に
    等しく、大事でならなかったものだ。
    けれど、それから二十数年たったその日、どの本
    にも思い出はあるものの、若年の私の心にまとわり
    つくようにからんできた執着心は、ものの見事に
    なくなっていた。
    むしろ、その反対に私はやるせない溜め息をつく
    思いにとらわれていた。
    (こんなにもたくさんの本を読んだというのに、私は
    このトシになっても、ちっとも賢くならなかったなあ
    。。。)
    中略
    (何かがわかりたくて、せめて、そのヒントや手がかり
    なりとも探そうとして読んだ本もあったのに、結局は、
    なんにもわからないままにきてしまった、このトシまで
    。。。)
    中略
    (これだけの本を読んで、いったい、どうして私は賢く
    ならなかったのだろう。。。あるいは、私は、読書では
    けっして智恵が身につかない、そういうタイプの人間
    だったのだろうか。。。。)
    中略
    (。。。要は、私のひまつぶしだったのだ、本というもの
    は。本を読んでいるときだけは、人生の退屈も、つまら
    なさも、残酷さも、はかなさも、いっときだけ忘れ去る
    ことができた。。。そのために私は本を必要とした。。。)
     本文より

    この本を読んでいたら、目頭が熱くなって大粒の涙が
    流れだした。人それぞれに、何かの重い荷物を生まれ
    流れに背負って生きているのだろうか、ということを
    感じずにはいられない。

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