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    今夜誰のとなりで眠る  唯川 恵

    • 2004.08.12 Thursday
    • 12:43
    今夜誰のとなりで眠る
    今夜誰のとなりで眠る
    唯川 恵

    【今夜 誰のとなりで眠る】 唯川 恵 著

    ひとりの男の死に当たって、その男に関わった女性たちの
    物語である。
    こういう作品の細かいデティールは抜群に巧い。
    語っても語り尽くせないのだ、それくらいにいろんな
    ところに発揮されている。
    死んだ男の子を身ごもっている女に長兄が意見している
    場面である。

    『「父さん、これは大人たちの問題だけでは済まないんだ。
    もっと子供のことを考えるべきだよ。いちばん傷つくのは
    子供なんだ」
    父は黙った。
    「協子はどうなんだ。そういったことをどう考えているんだ」
    どう答えればいいのかわからない。
    「そんなことも考えないで、子供を産むつもりでいたのか。
    あまいんだよ」
    協子の胸の底から溢れるように感情がこみ上げてきた。
    「兄さんには関係ないでしょう 兄さんに頼ろうなんて
    思ってないわ。この子と私が、どうなろうと、それは
    みんな自分の責任です。そんなことぐらいわかってます。
    ここで育てるかどうかは、生まれるまでには考える
    つもりだし、たとえどこで育てようと、兄さんには迷惑は
    かけません」
    一気に言った。
    長兄は短く息を吐き出した。
    「迷惑はかけていいんだ」
    協子は思わず長兄の顔を見直した。
    「むしろ、迷惑をかけずに頑張ろうとする方が、こっちに
    したら迷惑というか、つまりだ、少しは兄貴にもいい格好
    をさせろと言っているんだ」
    言っている意味がすぐにはわからなかった。
    長兄は表情を緩めた。   』

    このあと仕事を妹の為に探してきているのだ。
    こういうところが随所にでてくるので感心させられる
    のだ。

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