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    一瞬の光  白石 一文

    • 2003.08.03 Sunday
    • 23:27
    一瞬の光
    一瞬の光
    白石 一文


    【一瞬の光】 白石一文 著

    物語は超エリートサラリーマンがひょんなことから、小娘と会い、御曹司の娘、スタイルもよし、頭脳も良し、気立てもよし、何から何までも整っている恋人を捨てて、最後は植物人間になる小娘の方に傾くという話しである。どこかにある人間の行き場所を求める旅でもある。会社のことも現実的でリアルであるし、家庭内暴力のことも、もっとリアルだし、これを除いて恋愛小説だけでも読めるし、人生の教訓みたいなものが上手く取り込まれているし、単行本で1ページ2段書きであるが、もっと読みたいと止まらないのである。文章・場面にスピード感がある。これが第一作の作品というのも驚きである。主人公が東
    大出の超エリートマンというのが僕には気に食わないが面白いので良しとする。

    その中の人生の教訓めいた部分をいくつか取り出してみた。

    『【ニュー・シネマ・パラダイス】の映画の中に、こんな話が出てくる。恋に憑かれた若い主人公に、父親代わりの老人が語って聞かせる話だ。或る護衛の兵士が王女に恋をしてしまった。だが王女と兵士ではどうしょうもない。ある日ついに兵士は王女に話かけた。王女なしでは生きていけぬと言った。王女は彼の深い想いにおどろいた。そして兵士に告げた。「百日の間、昼も夜も私のバルコニーの下で待ってくれたら、私はあなたのものになりましょう。」バルコニーのしたで、雨の日、風の日、雪が降っても、鳥が糞をしても、蜂が刺しても、兵士はうごかない。90日がすぎ、その二つの瞳からは涙が滴りおちていた。涙をおさえる力ももう残っていなかった。眠る気力さえ失わていた。王女はずっと見守っていた。九十九日の夜、兵士はふいに立ち上がった。そしてバルコニーの下から立ち去ってしまった。…………主人公は老人にどうして最後の日に、と訊ねる。………兵士が待たなかった訳がわかったよ。あと一晩で王女は彼のものだ。でも王女が約束を破ったら絶望的だ、彼は死ぬだろう。九十九日目でやめれば、王女は自分を待っていたんだと生涯思いつづけられる。』(本文より)

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