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    あこがれ  阿久 悠

    • 2003.02.02 Sunday
    • 23:51
    あこがれ
    あこがれ
    阿久 悠

    【あこがれ】 阿久悠 著

    あなたは、誰かにあこがれの気持ちを持っていますか?写真家50才(男)と二十歳(女)の恋愛物語である。

    よくわからないのは、最初は写真家の目(心)で語られ、あとのほとんどは二十才(女)の目(心)
    で語られている。
    作者が若い女性の意識,感情,感覚をつかんでいて初めて書ける小説である。作者自体が、そういう職場環境だったのかなと感じる。


    写真家とその妻との問題が心の感情の行き違いで起こるのか、それとも何が原因で疎遠な気持ちになっていくのか、いまひとつわからない。

    『 心理分析のようなことを云うようだが、夫婦の感情とは妙のもので、男と女を前提で成立していながら、男であること、女であることの組み合せであることを意識するのに、いつか羞恥心を感じるようになる。
     羞恥心は、おおむね、時とともに鈍化していくものだが、必ずしも、そうとばかりは云えないこともある。最初の羞恥心が反応しなくなると、それが折り重なって襞のようになり、襞の新しい面に、ヒリヒリする別の羞恥心が顔を出すのである。それが夫婦に訪れる。 』(本文より)

    昔は何も知らない若い女性が一旦、男と肌を合わせるとその男に有頂天になり、後先を考えなくその男一筋に向かっていくということが昔の物語に多く書かれてあったが、今は情報が十分あり、そんなこともなくなってきつつあるだろう。
    この男と暮らしても大丈夫か、どうかはチェックする機能が今のほうが達者かもしれない。


    作者が50才代で20才(女)の感覚で書いておられるのだろうが、20才代の女性は本当にこんな感覚の人もいるだろう。
    20代の女性が全部、こんな感覚ではないだろうが、物語としては面白く読める。
    私は結果がこうなるだろうと予測をしていたが、やっぱりこうなったのだといった感じだ。もっとどろどろな男と女を書いて欲しかった。

    私が、この前、見に行った写真家<スケルソン>のことも出ていて興味ふかい。
    写真展に行ったお陰で、この作品に出ている女優がどんな写真を撮りたがっているのか直ぐにわかる。

    対比として、主人公カメラマンは静として、有名なカメラマンは動として語られていて、何がどう生活や人生感に関わっていくのかを上手く演出してある。妻、20才の女、バーのママ、前妻との娘との主人公との距離の差=感情がどんなものかが、微妙である。


    『あこがれ・あこがれ・あこがれ』は、いい言葉に聞こえてしょうがない。

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