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    雨の日のイルカたちは  片山 恭一

    • 2005.01.29 Saturday
    • 14:47
    雨の日のイルカたちは
    雨の日のイルカたちは
    片山 恭一

    【雨の日のイルカたちは】 片山恭一 著  文藝春秋

    《イルカが話のシンボルになっているが》

    表題作を含め4作品があるが、「彼らは生き、われ
    われは死んでいる」が、特に良く、なんだかジーン
    とくる作品であった。
    「9・11後の世界」という大まかなテーマで書き継い
    だ作品集だという本人のコメントが帯文に出ている。
    ホームヘルパーの主人公が、テロリストたちよりも
    自由と解放のために戦う兵士たちより、[老い]で
    死んでいった老人の方が価値があるのでは、と。

       「人生というのは、本質的に人間を小馬鹿に
      にしているようなところがあるな」中原さんが間
      延びした声で言った。「忙しがって、競いあって
      、慌ただしく生きて、わけもわからずに死んで一
      生を終わる。いったい何のために、何をしている
      ことになるのか」
      
       中略

       生き急いだというべきか、死に急いだというべ
      きか、おれにはわからない。だが結局のところ
      、老いを知らない人生はだめなのではないか。
      一口に生と死と言うけれど、人生は生と死の
      あいだに広がるなだらかな時間で、そいつは
      絶えず老いとともにある。老いることが脱落し
      て、生きることが死ぬことに直結してしまう人
      生は、いかに国旗や勲章や精霊や宣約によ
      って粉飾されていようと、粗忽者の人生でしか
      ない。
        (本文より)

    主人公は、何歳なんだろうか、ラグビーをできる体に
    ガタがきているので、30歳後半なのか?。
    こういう考えができることに、感心するのである。

    表題作の「雨の日のイルカたちは」は、若い女性が
    主人公の話である。10代で人生は、終わってしまう
    あとは付けたしなのか、現代の人たちに多いのかな
    と思い、妙に切なくなる作品だ。
    ひとつ、イヤミを言うと[イルカ]は、関係あるのか、と
    言う素朴な疑問が残った。
     

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