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    深追い  横山 秀夫

    • 2005.05.03 Tuesday
    • 15:47
    深追い
    深追い
    横山 秀夫


     ★★★☆☆

     【深追い】 横山秀夫 著  実業之日本社

    《警察官も人間なのだ》

     「深追い」
     「又聞き」
     「引き継ぎ」
     「訳あり」
     「締め出し」
     「仕返し」
     「人ごと」 7編

     市郊外にある警察署を舞台にした7編の物語である。
     警察署、組織の中の軋轢、キャリアとノンキャリアの確執等等、警察物語。


     警察官を一番現している、こんな場面が「仕返し」にある。
     警察官が官舎に帰ってくると、奥さんと子供がマスクメロンを食べている。
     旦那が買ったのか、と聞くと息子の同級生の奥さんに頂いたのだと言う。
     旦那は、返してこいと怒鳴るのだ。本文から会話のみを抜粋すると。

     「何べん言ったらわかるんだ! 人から物をもらうなと言っただろう。今から行って返してこい」
     「あ、でも、もう慶太も私も食べちゃったから。ラベル見たら、今日が食べごろだって書いてあったから」
     「よく聞け。俺は公務員だ、警察官なんだ。世の中にはなあ、いざって時に、手心をくわえてもらおうって考えてる腹黒い連中が大勢いるんだ」
     「ううん。浅野さんはそういう人じゃないから」
     「なぜそんなことがわかる?知らないうちに利用されてたらどうするんだ」
     「でも、好意でくれるって言うのに、私、断れない」
     「だったら、警察官の女房なんてやめちまえ!」
     「ねえ、やっぱり私、警察官の奥さんに向かないかなあ?」
     「そんなことはないだろ。物をもらわなけりゃ、それでいいんだ」
     「……わかりました。これから気をつけます」
     「俺も言い過ぎた。すまん」


     昔の公務員は物などをもらわないことが徹底していたと聞きます。
     公務員は国民・市民の公僕なのですから、そういう意識が少なくなってきているようです。

       
     この本を読むと警察官も人間なんだという思いを感じます。
     

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