随時見学可
大竹昭子
09−052 ★★★★☆
【随時見学可】 大竹昭子 著 みすず書房
《日常がいつの間にか非日常の中に…》
内容(「BOOK」データベースより)
『図鑑少年』から10年、待望の著者2作目の小説集。変容する街の風景、溶けていく「わたし」の身体感覚、日常のなかの「エピファニー」があざやかに刻まれた全10篇。
街には、表通り、華やかで気取ったところがあるが、一歩裏通りに踏み込むと過去のそのまま時間が止まって見える場所がある。それは、人間の心も同じだ。抑揚もなく、綴れられていく文章に引き込まれていく。それが、怖くもあり懐かしくもあり不思議な作品だ。