本を読む前に
荒川 洋治
09−030 ★★★☆☆
【本を読む前に】 荒川 洋治 著 新書館
《過去の作家の本の紹介が勉強になります》
内容(「MARC」データベースより)
新人作家の受賞コメントがアイドル歌手の談話と変わらなくなってしまった。この国の文学、そして言葉はどうなる? 『大航海』『産経新聞』等に連載・掲載された、本についてのエッセイ、文芸時評などを収める。
いつも寄る荻窪<ブ>に入って、安い文芸コーナーの棚に入る前のラックを見ると【本を読む前に】があるので買うことに、荒川洋治の本があること事態が滅多にないのだ。ここの安いものが200円(通常他店では、105円)なので買うのはこれはと思うものだけにしている。阿佐ヶ谷<ブ>、吉祥寺<ブ>で半額コーナー(定価の半額くらい)にあるものが荻窪<ブ>では200円にあるときがあるようだ。でも、文芸コーナーはセール以外の日を覗くとお客さんはまばらだ。お客さんはどこにいるかというとほとんどがコミックコーナーだと思う。安い文芸コーナーに並んでいる本は他の<ブ>でも、ほぼ同じものがあるように思ってしまうが、これは大袈裟かも知れないがこの現象は誰でも知っていることか。
この本は荒川洋治が文学について語っている、それだけだがそれがいいのだ。