やってられない月曜日
柴田 よしき
07−275 ★★★☆☆
【やってられない月曜日】 柴田 よしき著 新潮社
《コネ入社にこだわっているけど、…》
(新潮社より)
どんなにちっぽけだったとしても、いつだって「私の世界」の主人公は私自身!
私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な一人暮らしを満喫中。でも、そんな平凡な日々にも、いろんな事件は潜んでて――不倫、リストラ、社内イジメ。「あるあるある!」って思わず呟いちゃう、本音満載のワーキングガール・ストーリー。
「やってられない月曜日」
「誰にもないしょの火曜日」
「とびきりさびしい水曜日」
「甘くてしょっぱい木曜日」
「それでもうれしい金曜日」
「命かけます、週末です。」
「またまた、やってられない月曜日〜エピローグ」
会社で起きることを経理の事務職・28歳寧々の生活・信条を通して描いている。
読んでいて面白い作品だ。出版社が舞台であるから、作家も詳しいはずなので実情はこんなもんなのだろうか。会社とほかに、やれることがあることが羨ましい。章の言葉・題名になっている「やってられない月曜日」、「それでもうれしい金曜日」の言葉の感じがわかる気がする。
そう言えば、昔は代議士さんのコネでなんかも多かったが、
今はどんなコネなんだろうか、と思ってしまいましたよ。