東京おもひで草
川本 三郎
07−244 ★★★☆☆
【東京おもひで草】 川本 三郎 著 ちくま文庫
《東京の風景を小説、写真、映画を通して語るエッセイ》
内容(「BOOK」データベースより)
変化が激しく、これまでの生活が次々に過去へと押しやられていく都市・東京では、ついこのあいだまであった風景が、次々と消えていく。佃島の船溜りや人形町の路地など、東京にところどころ残っている“昔”の姿や小説や映画の中に描かれている古き良き東京の姿を綴ったエッセイ38篇を収録。
この本は、懐かしい東京を小説のなか、写真に、映画に引き出してくれる。東京は、刻々と変化しているが、どこか懐かしい部分が残っている。そこを歩いて丹念に描いている。岡崎さんの解説も読み手の胸にずっと近づけてくれている。