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    ケッヘル〈下〉  中山 可穂

    • 2006.08.23 Wednesday
    • 20:55
    ケッヘル〈下〉
    ケッヘル〈下〉
    中山 可穂
     198 ★★★★☆
     【ケッヘル〈下〉】 中山 可穂 著  文藝春秋

     《男と女の愛、女と女の愛、モーツァルトの調べに乗せて?》

    内容(「MARC」データベースより)
    絶望の淵から生まれた恋。だが復讐の連鎖は止まらない。真に人間らしい人生とは、誰かをひたむきに愛し、愛される、薔薇色の不安に満ちあふれた人生のことだ。『別冊文芸春秋』連載を単行本化。


     希望とは、モーツァルトの音楽のようです。万人に等しく与えられ、耳と心を開きさえすればいつでも享受でき、人生を豊かにしてくれる。わたしに希望を教えてくださったあなたとアンナに、心から感謝いたします。わたしはモーツァルティアンにはなれませんでしたが、いくつかの曲は長い人生に寄り添ってくれるかけがえのない友になりました。いつかまたあなたからモーツァルトの音楽についての愉しい講義を聞ける日が来ることを、わたしは何よりも楽しみにしています。何と言ってもわたしたちは変ホ長調の偶然によって結びつけられているのですから。 (本文より)

     やっぱり、上、下巻は長かった。それでも読み応えがあった。後半はミステリーのような感じだが十分楽しめた。生まれてから、人は運命と宿命に操られているのだろうか。中山作品であるから、女が女を愛するのもあるし、それに劣らずの親子愛も歌っている。
     


    ケッヘル〈上〉  中山 可穂

    • 2006.08.21 Monday
    • 22:21
    ケッヘル〈上〉
    ケッヘル〈上〉
    中山 可穂
     197 ★★★★☆
     【ケッヘル〈上〉】 中山 可穂 著  文藝春秋

     《モーツァルト一色、ベートベンでなくモーツァルトなのだ》

    内容(「BOOK」データベースより)
    ケッヘル番号が、わたしをこの世の果てまで連れてゆく。モーツァルトの音楽に取り憑かれた男と、過去の亡霊から逃げ続ける女。出会うはずのない二人の人生が交差した瞬間、狂おしい復讐の幕が上がる。


     中山さんらしい迫力のある作品だ。
     ケッヘル、聞いたことがある。そうか、モーツァルトのことだったか、彼の曲が一杯出てくるが、さっぱりわからない。ケッヘル626番・レクイエム、ケッヘル337番・ハ長調 ミサ・ソレムニス、ケッヘル331番・ピアノソナタ第11番 トルコ行進曲……。
     曲、わからないが物語は、面白い。面白くて、帰りカフェに寄って上巻を読む。
     下巻が楽しみだ。

    ジゴロ  中山 可穂

    • 2006.01.13 Friday
    • 17:55
    ジゴロ
    ジゴロ
    中山 可穂


    13 ★★★☆☆
    【ジゴロ】 中山可穂 著  集英社

    《かっこい良いジゴロが登場します。もちろん女性の。》


     中山作品には、【感情教育】を読んではただただ驚き、【白い薔薇の淵まで】では、何か打ちのめされた感じです。女性が女性を愛する話です。

     この作品は、ストリートミュージシャン・カイを中心にした短編連作集です。

     「ラタトゥイユ」 
     「ジゴロ」 
     「ダブツ」 
     「恋路すすむ」 
     「上海動物園にて」 5編

     この本は、中山作品の中でもソフトな感じがします。
     でも、各章の話は堪能できます。
     女性が女性を狂おしく愛する話を。

    弱法師  中山 可穂

    • 2005.08.23 Tuesday
    • 17:38
    弱法師
    弱法師
    中山 可穂


    164 ★★★★☆
     【弱法師】 中山可穂 著  文藝春秋

        「弱法師」
        「卒塔婆小町
        「浮舟」      3篇


     <太>中山可穂作品 持っている本一覧


     天使の骨   《朝日新聞社》 未読
     猫背の王子   《マガジンハウス》 未読
     サクラダ・ファミリア   《朝日新聞社》 未読
     感情教育   《講談社》  ◎
     深爪   《朝日新聞社》 未読
     白い薔薇の淵まで   《集英社》 ◎
     花伽藍   《新潮社》 未読
     マラケシュ心中   《新潮社》 未読
     

      中山作品と言えば女が女を愛する話だが、今回は少し違う話だ。中山作品を読むと男と女が愛することよりも女が女を愛する事の方が愛情に溢れているように写る。そのどれもが愛情・激情に満ちて読むものを引き付けるのです。


     「弱法師」は、医師と患者(後に息子)になる情愛を描いている。息子と息子の母親(後に奥さん)と医師との関係が微妙に物語は進んで行くが………。
     

     「卒塔婆小町」は、小説家が墓地で会ったホームレス(女性編集者)と小説家(深町遼)との何とも言いがたい関係を描いている。最後は、壮絶な終わり方である。


     「浮舟」は、娘の目で叔母さん、母親、父親の関係を描いているが、女と女に男が入ってきて、哀しい、切ない話だ。


     どれも、読ませる作品なのだ。

    白い薔薇の淵まで  中山 可穂

    • 2004.07.22 Thursday
    • 12:26
    白い薔薇の淵まで
    白い薔薇の淵まで
    中山 可穂

    【白い薔薇の淵まで】 中山可穂 著

    《この本は◎だ》

    中山可穂と聞けば、女性と女性の愛の物語である。
    この本はやっぱり凄い話である。
    女性が女性を愛するという事は、男性よりも奥が
    深いのか、この本を読むとその答えがあるのかも
    知れない。性の描写が一杯に出てくるが、いやら
    しさの微塵も感じないのが不思議だ。

    『それは恋としか呼びようのない、不自由で理不尽
    な強い感情だった。この人はわたしを好きになりかけ
    ている。いや、もうとっくに好きになりすぎている。痛々しい
    ほどそれがわかる。これほど正直で不器用な人間は
    見たことがない。男の人にこんなにあからさまに見つめ
    られたら気持ち悪いが、彼女だと気持ちよくなっていく
    のはなぜだろう。こういう場合男の目的はセックスだけ
    だが、女の視線にはそんな露骨さがないからだろうか。
    それとも彼女の瞳があまりにも澄んでいたために、そこに
    映っていたのはわたし自身の情念だったのか。』

    主人公が若い新進作家の女性と初めて会って、飲食
    したあとの主人公の想いである。

    感情教育  中山 可穂

    • 2003.12.20 Saturday
    • 00:14
    感情教育
    感情教育
    中山 可穂

    【感情教育】 中山可穂 著

    《レスビアンは密の味》

    読書は未知の世界を発見させてくれる。

    第1章で一人の女性の生立ちからの話、第2章はもう片方の一人の女性の生立ちからの話、第3章ではふたりの出会いからの話という構成になっている。
    女性が女性を愛し合うというレスビアンの話である。だが恋愛小説の要素が多い。女性が女性を思い悩む姿は並大抵ではないのだ。両方とも特殊な家庭環境で育ったひとだが普通のひとでもありうるようだ。この本はレスビアンの話、恋愛の話、それよりも女性の人生の話でもある。
    ホモ、ゲイとかよくわからないが、だれでもが潜在的にもっていることがあるようにこの小説を読むと、そんな気がしてくる。男女の関係より女性同士の関係は本当に素晴らしいものに思えてくるが、恋愛経験など皆無な私には到底わからないことだ。レスビアンのひとは相手がレスビアンということは一目見ればわかるらしい。子供のときから、そういう感情になっているそうだ。
    それとわりと楽しく読めたのは、ひとりの女性が建築関係の仕事だからである。建築士の試験のことがリアルに書かれているし、愛情を持って手塩にかければかけるほど、いい建築(建物)ができる、そのためには時間をおしまないなど、泣かせるのだ。
    ある男性と結婚するとき、男性が『好きな言葉三つ言ってくれ』と言われて『ル・コルビジェエ・安藤忠雄・オットー ワーグナー』と言って建築家の名前をあげているのだ。男性の方はありきたりのことを答えている。
    レスビアンは密の味ではなく、もっと深い愛情なのだ、とこの小説は教えてくれる。

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