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    あなたがパラダイス  平 安寿子

    • 2008.03.23 Sunday
    • 23:21
    あなたがパラダイス
    あなたがパラダイス
    平 安寿子
    JUGEMテーマ:読書

     08−056 ★★★☆☆
     【あなたがパラダイス】 平 安寿子 著  朝日新聞社

     《ジュリーと言ってみたくなる…》

     OPENDOORSの紹介より
     田辺聖子・佐藤愛子の両巨頭以後、今もっとも軽妙なユーモア小説の書き手として注目の平安寿子による週刊朝日連載の長編小説。主人公は更年期をむかえた3人のジュリーファン。介護に追われ定年で自宅にいる夫が鬱陶しいまどか、妻をなくした企業戦士に恋をする敦子、不妊が引き金になり離婚した千里。心身の不調にくわえ、親・子供・夫の三重苦をかかえた中高年女性たちのユーモアたっぷりの熟年恋心小説。



     更年期を迎えた主人公たちが、沢田研二・ジュリーの大ファンなのだ。ジュリーの歌う歌詞がところごころに入っているのがいい。更年期も大変なのに、親の介護とか、何かと大変なのだ。ジュリー、永遠のアイドルを心の中で持つことも幸せなんだ。これ新聞小説だったんだ。


    愛の保存法  平 安寿子

    • 2007.07.10 Tuesday
    • 23:59
    愛の保存法
    愛の保存法
    平 安寿子
     07−180 ★★★☆☆
     【愛の保存法】 平 安寿子 著 光文社

     《恋愛のいろいろ、…。平さんこの手の話は巧い》

     出版社 / 著者からの内容紹介
    旋盤工場を細々と経営する鉄太朗のところにホームレス同然の格好で転がり込んできた理論物理学者、宅田。勤めていた医療機器メーカーをリストラされ、妻から離婚を言い渡され、ふらふらしていたところを工業高校で腰掛教師をやっていたときの教え子、鉄太朗の息子、鉄平に「拾われ」たのだ。社会のあらゆる約束事から逃れ、ただ素粒子物理学を勉強できれば幸せという宅田に鉄太朗は苦い顔だが、息子の頼みで追い出すわけにも行かない。そこに長女の晴香が同棲を解消して帰ってきて・・・(「寂しがりやの素粒子」)
    さまざまなかたちの"恋愛"小説6編。



     恋愛もいろいろな形があるもんだと感じる6篇の短篇集。
     16年間に3度結婚し、今度4度目という、それも同じ人と。こんな人たちもいるんだろうなー。(「愛の保存法」)
     (「寂しがりやの素粒子」) こんな結びつきもあるんだ。おとことおんな、不思議な関係です。

    くうねるところすむところ  平 安寿子

    • 2007.04.05 Thursday
    • 21:30
    くうねるところすむところ
    くうねるところすむところ
    平 安寿子
     07−94 ★★★☆☆
     【くうねるところすむところ】 平 安寿子 著  文藝春秋

     《モノを作ること素晴らしさ、…》 

     内容(「BOOK」データベースより)
    30歳にして人生どん詰まりの梨央。一目惚れしたとび職を追いかけて飛び込んだ工務店では、亭主に逃げられた女社長がぶち切れ寸前。なにがなんだか大混乱。それでも家は建てなきゃいけない。だって、お仕事なんだもん。


     五十の坂を越えてわかったのは人生、必死にならなければ何も得られないということです。三十と四十五の女が思いがけない事情から人の家を建てる仕事につき、悪戦苦闘しながら必死で探るのは、明日を生きるための手がかかりです。生まれ育った家。初めて自分で家賃を払った家。そして、人生最後の時を過ごす家。あなたの人生とわかちがたく結びついている家を思い出しながら彼女たちの冒険にお付き合いいただければ、作者としてこれ以上の幸せはありません。必死であればあるほど、思い出という名の果実は豊かに実るのですから。  平 安寿子(帯文より)

    何か、必死なることの大事さ、…それを教えている本のようだ。
     今や女性がどこでもやっている、男世界の職場にもどんどん入って来ている。
     現場監督か、家を作る仕事、段取り8分、コミュニューケーションで出来る仕事。
     モノづくりは、手をかけるほど素晴らしいものが出来る。

     

    恋はさじ加減  平 安寿子

    • 2007.03.19 Monday
    • 22:24
    恋はさじ加減
    恋はさじ加減
    平 安寿子
     07−77 ★★★☆☆
     【恋はさじ加減】 平 安寿子 著  新潮社

     《恋は料理で決まるのか、ユーモアというスパイスたっぷりに、…》

     内容(「MARC」データベースより)
    おいしいと好きになるのか、好きだからおいしいのか-。ポテサラ、ハヤシライス、カレーうどんにバターご飯エトセトラ。食べ物をきっかけに始まる恋、こじれる恋を描く、スパイスたっぷり美味な6篇。


    「野蛮人の食欲」
    「きみよ、幸せに」
    「泣くのは嫌い」
    「一番好きなもの」
    「とろける関係」
    「愛のいどころ」   6篇

      見た目が悪くても、食べると美味しい。
      この男もその類いかもしれない。
      だったら、食べられるものはなんでも、
      おいしく、有り難く、いただきませんとね。
      (帯文より)

     料理のことで始まる恋、その恋は、甘いのか、しょっぱいか、ほろ苦いか。
     平さんのペースで綴る6篇の恋は、どんな味付けになっていますか?
     ユーモアになかにも、切なさが、恋ですもの、…。


    付録
    僕は料理については小学校で教えるべきだと思う

    昨年から単身寮で時々、料理のまねごとをしている。ご飯を炊いて,ごく簡単なおかずを作るが悪戦苦闘である。味加減がわからないのである。
    高校時代の友人が結婚するときの条件は何はなくとも、料理が美味しく作れるのが、一番の条件であると言っていた。自分の母親の料理があまりにもおいしくないことらしい。
    私は思うのだが、小学生では料理の基本を徹底的に教えるべきである。(学校で)今や家庭では教えることは無理なような気がする。野菜の切り方、ご飯の炊き方、味噌汁の作り方、うどんの茹で方、魚の焼き方等(きりがないが)を小学生に仕込むのである。料理通知表があって、小学6年では、最低でも10項目で5級以上取らなくてならない。ご飯の炊き方1級、スパゲッティーの茹で方2級、オムレツの焼き方3級等が記載されている。
    人生は短いか、長いかわからないが食事は一生付き合うのであれば、こんな考え方もあっていいのではないか。コンビニ、ファーストフード、外食産業が乱立していてお金があればなんでも食べることにはことかからないが。私は今日も簡単なご飯に水炊き(白菜、とうふを味ぽんで食べる)にしょうかと思っている。(2003年の日記から)




    Bランクの恋人  平 安寿子

    • 2007.01.14 Sunday
    • 20:48
    Bランクの恋人
    Bランクの恋人
    平 安寿子
     07−13 ★★★☆☆
     【Bランクの恋人】 平 安寿子 著  実業之日本社

     《短篇でも読まさせてくれます》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    この世の中、愛にもいろいろありまして─恋人、夫婦、親子など様々な「愛しあう人達」の姿をユーモラスに描く、注目作家の短編集!


     「Bランクの恋人」
     「アイラブユーならお任せを」
     「サイド・バイ・サイド」
     「はずれっ子コレクター」
     「ハッピーな遺伝子」
     「利息つきの愛」
     「サンクス・フォー・ザ・メモリー」   7編

     「サンクス・フォー・ザ・メモリー」が良い。
     義父の最期を看取った長男の妻・亜希の心の葛藤を描いている。義姉・仁美は、市会議員という、豪快なキャラが出てくる。脳梗塞で半身不随になった義父を世話していたのは、自分だと言う誇りを持っている。血の繋がった夫や義姉よりも義父が心を開いてくれた。夫、義姉も長男の妻・亜希に感謝しているのだが、……。
     家族とは、何かを問うているのもかも知れない。
     「アイラブユーならお任せを」など落語好きな人を登場させて、物語も落語みたいなものに作り上げている。
     愛にもいろいろありまして、本当にそうだと感じた本です。
     

     

    なんにもうまくいかないわ  平 安寿子

    • 2006.01.15 Sunday
    • 17:52
    なんにもうまくいかないわ
    なんにもうまくいかないわ
    平 安寿子

    15 ★★★☆☆
    【なんにもうまくいかないわ】 平安寿子 著  徳間書店

    《子なしシングル女40過ぎたらオオカミになる?》


     こういう女性の人いるなーと言うのが実感だ。
     ゴージャスな独身生活、バタバタ、せかせかでずけずけものを言う。
     周りの者は、みんな振り回されてしまう。恨みたいが恨めない。
     そんな並河志津子・40代の話だ。 
     ちょっとコメディータッチの連作短編集 5編。

     最後の1編だけが違うが「亭主、差し上げます」も面白い。   

    もっと、わたしを  平 安寿子

    • 2005.01.05 Wednesday
    • 15:17
    もっと、わたしを
    もっと、わたしを
    平 安寿子

    【もっと、わたしを】 平安寿子 著  幻冬舎

    《『もっと、光を』》

    5編からなる短編集である。
    だから5つの恋?の話である。
    これを読むと人間には、所詮《器》というものが
    あるのだろうか、と思ってしまう。
    なかでも《自信過剰》の項は、おもしろい。
    主人公が瀬戸朝香さんもしくはブリジット・
    バルドーに似てると書いてあったが、似てるかな?

    グッドラックららばい  平 安寿子

    • 2003.01.29 Wednesday
    • 23:47
    グッドラックららばい
    グッドラックららばい
    平 安寿子

    【グッドラックららばい】 平安寿子 著

    こんな家庭は、あるだろうか? いや、あるだろう。
    そんな物語だ。ちょっとと言って10年家出する母親、それを受け入れる父親、マイペースな長女、上昇志向の次女、そんな家族がおりなす話です。
    取り巻く人たちも、変わっていてよくこんな人物が出てくるのか、不思議だ。
    人間、なにが普通で、なにが普通でないかがわからなくなる。
    これからの人生、もっと頑張れるかもと思うことができる本でもある。
    男性より、女性の方が読みやすく、面白いのではないか。


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