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    一千一秒の日々  島本 理生

    • 2006.02.27 Monday
    • 14:28
    一千一秒の日々
    一千一秒の日々
    島本 理生

    46 ★★★★☆
    【一千一秒の日々】 島本理生 著  マガジンハウス

    《若い、一千一秒の日々を堪能できる本だ》

     この本を読んでいたく気にいった。
     島本さんの作品をずっと読んできて、随分変わったような気もした。いや変わったりしてないかも知れない。大学生を中心な男女の物語の連作短編集だ。
     「風光る」は、若い男女が愛し合って4年、そしてディズニーランドに行き、帰りにラブホテルに泊まる。『やっぱりダメみたいだ』と言う男の一言。出会いと別れ、若い作家が老練な作家のように写ってしまった。
     若い男女が語り合うとき、不器用に写るが精一杯のアピールしているのだ。そこには、若い日々にしか起きない日常なのだ。その作品、全部を巧くまとめられている。作家の手で、いや頭で納められている感じがするのだ。人物描写も何気ない会話も味を出していて、登場人物に好感が持てるのだ。
     各章の構成も巧い、男女の位置づけが普通だが、相手を思いやりがあるのだ。      

    ナラタージュ  島本 理生

    • 2005.12.24 Saturday
    • 00:33
    ナラタージュ
    ナラタージュ
    島本 理生

    254 ★★★★☆
    【ナラタージュ】 島本理生 著 角川書店


     島本さんの作品を今年、四作読んだ。
     【シルエット】【リトル・バイ・リトル】【生まれる森】と今回の【ナラタージュ】である。偶然にも発行順に読んだ。【シルエット】の17歳から、【ナラタージュ】の22歳まである。【シルエット】での精一杯の文体から、今回は自然な感じが出ている気がした。確実に巧くなっていのを実感した。島本さんの作品は、文章・文体が飛び跳ねたりしない、もので小説の王道などと言われている。何回か、芥川賞候補にもなっている。

     女子高校生・泉の多感なときに出会う教師・葉山に好意を寄せる。
    純粋な愛、それに戸惑う教師がいる。教師は、ズルガしこく写るが、やはりちょっぴり大人であり、経験がある。同世代の小野君のストレートな好意と比較することで恋愛・愛情とは何かと考えさせられるのだ。こんな恋を経験したら、どんな大人になってどんな恋をするのか、と思ってしまうのだ。だが、この本は、【ナラタージュ】回想という形を取っているので、私の素朴な質問にも答えてあるのだ。

     真正面から恋愛に取り組んでいるし、恋愛感情が実に丁寧に繊細に書かれていて、主人公の気持ちのありようもわかる。読んでいても、読みやすいし、内容はともかくとし読んでいて心地が良いのだ。 

    生まれる森  島本 理生

    • 2005.04.20 Wednesday
    • 17:43
    生まれる森
    生まれる森
    島本 理生

     ★★★☆☆

     【生まれる森】 島本理生 著  講談社

     【シルエット】【リトル・バイ・リトル】を読んで【生まれる森】を読むと出される本が巧くなっているのを感じる。よく、年代も近いので、綿矢りさんと比較されるが好みにもよるが甲乙はつけがたい気がする。綿矢さんが鋭い感じで、島本さんのは、王道で何か老練な感じだ。あくまでも個人的見解でありますが。
     128回、130回の芥川賞候補になっているが、作品が小説の王道ぎみだけに不利なようだ。いつかは、芥川賞を取ってもらいたいものだ。

     この作品は、何はなくともキクちゃん一家がポイントになっている。
     少女時代の恋愛から、大人の恋愛に、森から抜け出していけるか、いや皆抜け出していくのだろう。それをキクちゃん一家を引き合いに出していて面白い。

    リトル・バイ・リトル  島本 理生

    • 2005.03.19 Saturday
    • 10:10
    リトル・バイ・リトル
    リトル・バイ・リトル
    島本 理生


     ★★★☆☆

     【リトル・バイ・リトル】 島本理生 著  講談社  芥川賞候補作

    《少しずつ、少しずつ》

     【シルエット】を読んで、これを読むと何かがちょっと違う感じである。本人があとがきに書いてあるように。「明るい小説にしようと、最初から最後までそれだけを考えていた。淡々と流れていく日々を照らす光を書きたかった。」
     
     橘ふみという20歳の女性が少しずつあるが前向きな姿勢で過ごす日々が描かれている。母、年の離れた妹との三人家族にも暗さがない。複雑な家庭環境、今どきの世の中、そこに対抗するのは、笑うことだと言う。知人の死、モルモットの死などが現実的に起きるがその一つ一つが生きている証であり、生活の証でもある。

    シルエット  島本 理生

    • 2005.02.08 Tuesday
    • 13:52
    シルエット
    シルエット
    島本 理生

    【シルエット】 島本理生 著  講談社

    2001年群像新人文学賞優秀作受賞作品

     (人を想う痛みとは)


    17歳のデビュー作の清新な感性がきらめくと
    帯文にあるが、なるほどとうなづけるに十分
    な作品である。
    だが、高校生のセックスなどは日常的な一部
    に入ってしまっているのだろうか、バイト、コン
    ビニに行く、映画館に行くなどと変わらない
    感覚に捉えられているようである。それを
    他人との感覚や気持ちの話と言われても、
    どうも分かりかねるところがある。時代、時代
    で異性に思う感覚は、変わってきているのは
    事実だろうが、本来人間が持つ愛情などは、
    そうは変わらないと思いたいのだが。もっと
    重い感情に揺り動かされるところにあるので
    は、身を委ねる意識の軽さが現代においては
    当り前であり、日常的な高校生なのだろうか。

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