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    5   佐藤 正午

    • 2007.02.22 Thursday
    • 22:32
    5
    5
    佐藤 正午
     07−52 ★★★☆☆
     【5】 佐藤 正午 著  角川書店

     《久しぶりに佐藤正午さんの作品を堪能しました》

     出版社/著者からの内容紹介より
    『ジャンプ』から七年。著者会心の最高傑作。
    結婚八年目の記念日にもらったチケットでバリ島に訪れた中夫婦。倦怠期を迎えた二人だったが、ある出来事をきっかけに、愛の記憶を取り戻す事になるが・・・。


     読んでいて、昔読んでいた感覚に戻ってきて嬉しくなりました。佐藤正午さんの本は、好みです。その新刊だから、どんな作品かと思いましたが男女間の恋愛の駆け引きは健在でした。主人公・作家がこの作品では、二子玉川です。いつも佐藤さんが住んでいる長崎の佐世保だったような気がします。二子玉川とは、随分ハイカラな街です。
     題名の【5】は、男・手と女・手を重ねると、なんと超能力で、……。


     私が何回目かの読書にハマッタ作品は、村上春樹さんの【ねじまき鳥クロニクル】ですが、そのあとにと聞かれると、『恋は人を壊す。』で始まる山本文緒さんの【恋愛中毒】と佐藤正午さんの【ジャンプ】の2作品が印象に残ります。
     【恋愛中毒】、この作品には、読んでいてグイグイと引き込まれて圧倒されます。
     【ジャンプ】、この作品は、読んでいて本当に小説の楽しさがあります。

     今回の作品も楽しいです、読んで楽しい、小説ってこんな楽しいのか、とそんな作品でした。
     

    きみは誤解している  佐藤 正午

    • 2006.09.19 Tuesday
    • 19:43
    きみは誤解している
    きみは誤解している
    佐藤 正午
     229 ★★★☆☆
     【きみは誤解している】 佐藤 正午 著  岩波書店

     《佐藤正午さんは、本当に競輪を愛しているようだ》

     出版社/著者からの内容紹介
    「自分のことを僕って呼ぶ人間がギャンブラーになんかなれるわけないって,あたしは言ったのよ」-勤勉なJRの駅員だった青年は,死に臨みつつある父の人生に何を見たのか.残された当たり車券は,彼の何を変えてしまったのか.競輪場を舞台に繰り広げられる切ない人生の一瞬を,透明感あふれる文体で綴った珠玉の青春小説.


     「きみは誤解している」「遠くへ」「この退屈な人生」「女房はくれてやる」
     「うんと言ってくれ」「人間の屑」 6篇

     この短篇集は、すべてギャンブル・競輪をかかわっている人たちの物語だ。
     人生において、ギャンブルに手を染めなくてもいいならばそれにこしたことはない。ギャンブルをしない人生は、つまらないと言う人もいる、なぜなら人生そのものがギャンブルだからである。結婚なんて、その一例などと言う。
     私も後楽園の場外馬券売場に週末通ったことがある。ここには、いろんな人たちがいる。馬券の買い方でも、1レース100円しか買わない人から、何百万も買う人がいる。また、馬券は買わずレースを見るだけの人や、屋台で『おまえらバカじゃないの、100円買って、75円しか返ってこないのに』と大声で叫ぶからかい屋など多種多様な人がいる。今、まったく馬券を買うことはなくなった。最後に買い方を開眼したのだ。1番、2番、3番人気から流して買うのだ。配当が少ない方は、ちょっと買い、配当が高い方を多く買うのだ。これで買っていたら儲かったのだ。統計上から買っているだけであるから、あまり推理しなくなった。1,2,3番人気を軸にするだけだからである。人間とは、贅沢である、これだと競馬そのものが面白くなくなったのだ。

     この本は、あまり損をしたことが書いていないような気がする。人生の節目の物語が多いせいか儲かったことが多く書いているようだ。私は競輪はやったことがないが、ファンやギャンブラーは選手と一緒に全国を廻っている人たちも結構多いと聞く。そんな話などもこの本のなかに出てくる。

     結局、この本も恋愛相手、家族、同僚と競輪とのかかわりの物語だが総じて切ない話が多い。

    女について  佐藤 正午

    • 2006.07.14 Friday
    • 00:36
    女について
    女について
    佐藤 正午

     164 ★★★☆☆
    【女について】 佐藤正午 著  講談社

    《昔、小説家・夜の街に憧れて読んだ》

    内容(「BOOK」データベースより)
    彼女はぼくと同じ18歳だった。
    初めての女性だった。
    好きかと尋ねられて頷いた―家族以外の女性についた初めての嘘。嘘を重ねるために他の女性を拾い、途切れ途切れに続いた彼女との関係も、ぼくが街を出ることで終止符が打たれた―。そして長い時を経て、ぼくは再び彼女と出逢った。(「糸切歯」)青春のやるせなさ、ほろ苦さを瑞々しい感性で描く秀作集。


     「走る女」
     「恋売ります」
     「糸切歯」
     「ラム・コークを飲む女について」
     「ソフトクリームを舐める女について」
     「クロスワード・パズル」
     「イアリング」  7編

     恋愛小説の名手と言われている佐藤正午さんの小説を久しぶりに読んだ。
     恋愛小説では、女性作家の書き手は沢山いるが、男性作家と言うと少ないのではと思う。この本は、その佐藤さんの【女について】の短篇集。
     【女について】だから、この本を読むと女性の感情が少しはわかる気がするのだ。

    ビコーズ  佐藤 正午

    • 2004.02.15 Sunday
    • 01:49
    ビコーズ
    ビコーズ
    佐藤 正午

    【ビコーズ】 佐藤正午 著

    《BECAUSE・ だって?》

    ホロ苦い青春時代の心残りな思い
    今、あの時の感情・恋愛を解決しなくては
    この作家は、恋愛での男の気持もうまいが
    女の独特の感情を書くのがうまい
    僕には青春時代はあったのかと思う

    象を洗う  佐藤 正午

    • 2004.01.10 Saturday
    • 01:14
    象を洗う
    象を洗う
    佐藤 正午

    【象を洗う】 佐藤正午 著

    ショートの物語があるが、エッセイ本である。
    相性がよいのか、すっと読める。
    ここでは結婚のことをあげてみる。
    『彼女には一緒に暮らす家族がいて、会社や学生時代の友人たちがいる。アパートで独り暮らしの彼にも実家があり、大勢の友人もいる。つまり彼女と彼と取り巻く集団には、何百という眼や耳や口がある。出会いと別れは彼女と彼とのふたりのあいだの出来事でも、出会いから別れまでの一年間をふたりきりで過ごすことはできない。彼女と彼が出会い、まもなく愛し合うようになった途端、周囲の人間の眼や耳や口がからんでくる。』

    『あるとき彼女は男から花を貰った。仰々しい花束ではなく、一輪挿しにぽんとさしておける程度の花だ。前々から男が自分に好意を持ってくれているのは判っていた。でも彼女のほうはピンと来なかった。いまいち、何だかな、といった感じだった。でもその日、一緒に食事をした帰り道で男が買ってくれた花を、彼女は大事に部屋に持ち帰った。
    それから彼女は二時間ほどかけて台所を掃除した。  
    中略
    つまりグラスの一輪挿しが彼女の台所を変えてしまったわけだ。その夜、自分の顔が映るくらいにぴかぴかになったレンジの前に立ち、彼女は強いて言葉にすればこんなことを感じていた。自分自身も一緒に変わってゆけるかもしれない。男ともっと深くつきあうことで、自分にもこんな変化が訪れるかもしれない。いや、すでに、彼から貰った花の置き場所のために夜中に拭き掃除なんかしている自分は、変わりつつあるかもしれない。』

    前者はうまくいかない話で、後者は恋のはじまりの確認である

    ジャンプ  佐藤 正午

    • 2004.01.05 Monday
    • 01:02
    ジャンプ
    ジャンプ
    佐藤 正午

    【ジャンプ】 佐藤正午 著

    【ジャンプ】は恋愛小説と思って読み始めたら、女性があるときからいなくなり(失踪)、その追跡することから女性の生き方と廻りの人との関わり方などを彼氏の目で綴られていく。以前何冊か読んだ佐藤作品とは趣きが違ったが、面白く読めた。
    『一杯のカクテルがときには本人の運命を変えることもある。
    しかも皮肉なことに、カクテルを飲んだ本人でなく、そばにいる人のほうの運命を大きく変えていまう。中略
    あるとき彼は恋人とデートをして、別れ際にウインドーに飾られた一足の靴に目を止めた。そしてそれがどうしても欲しくなった。が、金の持ち合わせがなかったので恋人に代金を立て替えてもらい、その靴を買うことにした。今度会うときに返してくればいい、と言って彼女は嫌な顔ひとつせずに立て替えてくれた。
    そこまではよかった。
    ところがその晩、なけなしの金を彼に貸したせいで、彼女はタクシーで帰宅する予定だったのをバスに変更した。そして後に判明したことだが、バスの車中で思わぬ懐かしい顔と再会したのだ。それは彼女の中学校時代のボーイフレンドだった。結局その偶然の再会をきっかけにして、のちに彼女は彼のもとを去り、中学校時代のボーイフレンドと一生をともにすることなになった。』
    が前文に教訓みたいに出てくる。最後に失踪の謎が以外と簡単にわかるがつまらないものを読んだとは思わないのは《恋愛はミステリー》なのかもしれないと考えるか。

    スペインの雨  佐藤 正午

    • 2004.01.01 Thursday
    • 00:58
    スペインの雨―The Rain in Spain…
    スペインの雨―The Rain in Spain…
    佐藤 正午


    【スペインの雨】 佐藤正午 著

    《小説作法》

    短編集であるが、小説の題材の集め方などが織り込まれていておもしろい。業種の違う同年代からの話、バーやクラブのホステスさんからの話など、なるほどこんなことは、こんなところから、こんなふうに集めているのか。

    恋を数えて  佐藤 正午

    • 2003.12.30 Tuesday
    • 00:17
    恋を数えて
    恋を数えて
    佐藤 正午

    【恋を数えて】 佐藤正午 著

    《恋?》

    『 賭け事をする男とだけは一緒になるな。
    それが母の遺言でした。・・・・・・・・

    恋を数えて
    としまどす
    ・・・・・・・・・・・・・・・
    すでに母が亡くなってから七年が過ぎました。遺言にそむく心配はないようだけれど、新しい人との出会いがあれば、しょうこりもなく恋の悩みを抱えることになるかもしれません。
    この秋には三十歳をむかえます。 』

    これが小説の冒頭としめくくりの部分です。あとがきによれば、最初と最後の部分があって、あとは空白を埋めることだけでした、とあります。下記の言葉はあとがきです。
    カウンターで隣り合わせたきみとの会話
    「賭け事するでしょう」
    「え?」
    「競輪」
    「・・・・・・・どうして?」
    「ポケットから新聞がのぞいている」
    ・・・・・・・・・
    「賭け事をする男とはつきあうな」
    「・・・・・・・・・・?」
    「母の遺言なの」
    「母の?  死んだおかあさん?」
    「ええ。だからごめんなさい」
    ・・・・・・・・・
    「きみいくつ?」
    「28」・・・・・・・・・・・・・・・・
    「おかしいよ。母の遺言なんて、いまどき。流行らないよ」
    「そうかしら」
    「そうさ。ねえ・・・・・・・」
     (本文より)

    これも作家の演出かもしれませんが、こんなところから小説のヒントが生まれてくることはあるような気がします。
    物語はバーのホステスとなったひとの恋愛遍歴を綴ったものです。哀しく、哀しく、たくましい、そんな女性の物語です。

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