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    サンネンイチゴ  笹生 陽子

    • 2006.06.22 Thursday
    • 23:52
    サンネンイチゴ
    サンネンイチゴ
    笹生 陽子

    143 ★★★☆☆
    【サンネンイチゴ】 笹生陽子 著  理論社

    《14才、おとなしくみられている私でも冒険心もあるのだ。》

    (「BOOK」データベースより)
     ある朝、学校一のトラブルメーカーがとなりの席に座っていた。現実のあたしは、思ってることとやってることのつりあいがまるでとれてない。でも、いくら無口でおとなしくても感情がないわけじゃない。プライドもあるし、意地もある。ゆずりたくない一線がある。くだらない日常、灰色の毎日、やることなすことカラ回りのあたし。が、いつのまにか友情の三角関係の中にいた―14才のホンネ小説。


     森下ナオミ・14歳・中学生、家庭も学校もいまいち面白くない。
     隣の席に柴崎アケミが座っている。
     ある事件で隣のクラスの手塚くんとも知り合った。
     手塚くんとアケミは、知り合いだった。
     二人と知り合ったことから、又違った生活が始まるのだ。
     でも、中学生にはアウトローだな、だから小説になるのだ。

    楽園のつくりかた  笹生 陽子

    • 2006.06.13 Tuesday
    • 21:39
    楽園のつくりかた
    楽園のつくりかた
    笹生 陽子


    135 ★★★☆☆
    【楽園のつくりかた】 笹生陽子 著  講談社

    《楽園はどこあるのか、心のうちにも?》

    (「BOOK」データベースより)
     エリート中学生に転校の悲劇。しかもド田舎の学校。同級生はこの3人。バカ丸出しのサル男、いつもマスクの暗い女、アイドル顔負けの美女(?)。ああ、ここは不毛の地?それとも楽園なの?退屈な田園に届く、おとうさんからのEメール。ぼくのユーウツを癒す、救いのメッセージ。でも、おとうさんって。


     終わりの方で、エーエっと思う仕掛けがしてある。
     それも、意外とこの本には効果を上げているような気がする。
     やっぱり中学生のこの頃の話は面白い。同級生のキャラが楽しい。
     大きく捉えれば、生きるとはどういうことかを教えているような作品だ。

    バラ色の怪物  笹生 陽子

    • 2005.12.26 Monday
    • 00:31
    バラ色の怪物
    バラ色の怪物
    笹生 陽子

    256 ★★★☆☆
    【バラ色の怪物】 笹生陽子 著  講談社


     笹生さんの作品を読むのは、2冊目だ。
     前回のも主人公が男の子だったが、今回も中学生の子だ。
     父親と離婚した母親と二人暮らし。
     そんな主人公に、そーと怪物が忍び寄ってくる。
     現代という時代は子供たちにどんな影響を与えているのか。
     こっちの世界、あっちの世界があるのか。
     ひょっとしたら、そうした世界を我々大人が作り出しているのかも知れない。

    ぼくは悪党になりたい  笹生 陽子

    • 2005.04.17 Sunday
    • 17:48
    ぼくは悪党になりたい
    ぼくは悪党になりたい
    笹生 陽子

     ★★★☆☆

     【ぼくは悪党になりたい】 笹生陽子 著  角川書店

     僕の名前は兎丸エイジ、17歳。父親不在、奔放な母親と腕白な異父弟・ヒロトとの3人で平凡な生活を送ってる。毎日炊事、洗濯、ゴミ捨てと家事全般をこなす高校生が「平凡」かどうかは我ながら疑問なんだけど。ある日弟のヒロトが病気で倒れたのをきっかけに、僕の「平凡」な日常は少しずつ崩れてきて……。(帯文より)

     この物語に「ギルバート・グレイプ」という90年代のアメリカ映画のことが出てくる。内容は、本より、引用すると
     主人公はギルバートという二十四歳の青年だ。バーガーショップの開店が町の一大ニュースになるような、典型的なアメリカの片田舎に住んでいる。父親が彼が幼い頃に首を吊って自殺した。長兄はすでに独立して、家にめったに帰ってこない。家族は、夫をなくしたショックでぶくぶくに太った母親と、知的障害のある弟と、健常者の妹が二人。ギルバートは生まれてこのかた故郷を離れたことがない。次兄でもある彼の役目は家族を守り、養うことだ。そのため近所の食料品店でアルバイトをして生計を立て。家族の世話に明け暮れながら近所の主婦と不倫している。なんの展望も才能もない、さえない男のさえない話。それが淡々とした演出で丁寧につづられていく。

     この映画のストーリに似通っているが、本を読んで映画を見て確かめて下さい。

     映画は、実によく出来ている作品である。太った母親は尋常でない太り方であるが、父親の自殺でああなるのか。また、知的障害の弟をあのレオナルド・ディカプリオが演じている。DVDで見たときにレオナルド・ディカプリオが演じているのがわからないほどの好演だったように思った。

     本の話もしなくてはならない。
     この作家も児童文学家出身であるようだ。
     【ぼくは悪党になりたい】は、【ぼくは小悪党になりたい】くらいかな…。

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