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    文士の魂   車谷 長吉

    • 2009.05.11 Monday
    • 20:19
    文士の魂
    文士の魂
    車谷 長吉
    JUGEMテーマ:読書


     09−056 ★★★☆☆
     【文士の魂】 車谷 長吉 著  新潮社

     《車谷さんの文学・読書遍歴が楽しい…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    死ぬか生きるか、命のやりとりをする様な維新の志士の如き烈しい精神で文学をやって見たい―漱石のこの言葉を信条とする私小説作家が披瀝する、わが読書遍歴。



    銭金について  車谷 長吉

    • 2008.10.26 Sunday
    • 08:31
    銭金について
    銭金について
    車谷 長吉
    JUGEMテーマ:読書


     08−145 ★★★☆☆
     【銭金について】 車谷 長吉 著  朝日新聞社

     《オカネのこと、文学のこと、車谷節のエッセイ本》

     内容(「BOOK」データベースより)
    「あぶく景気」の「空騒ぎ」に疲れた諸氏必読!金と恋と文学と―欲に溺れる人間からこぼれる冷や汗と不敵な笑み。素寒貧もなんのその、一大不況の時代を乗り切る、救済と覚悟の書。


    業柱抱き  車谷 長吉 

    • 2008.05.20 Tuesday
    • 23:33
    業柱抱き
    業柱抱き
    車谷 長吉
    JUGEMテーマ:読書

     08−84 ★★★☆☆
     【業柱抱き】 車谷 長吉 著  新潮社

     《人生とは、書くこととは…》 

     内容(「BOOK」データベースより)
    虚言癖が禍いして、私小説書きになってしまった。「言葉」が「はなし」を捏造するのだ。だが、「はなし」に騙られて虚実皮膜の間にただようているのが、そもそも「現実」というものではないのか?魚など一尾もとれる筈のない風呂桶にむかい、あくまでも正気で釣糸を垂れ続けるかのような、深い自己矛盾。その底にひそむ生霊をあばき出す、業さらしな「言葉」の痛苦、怖れ、愉楽…。


    白痴群  車谷 長吉

    • 2008.01.12 Saturday
    • 01:17
    白痴群
    白痴群
    車谷 長吉
    JUGEMテーマ:読書

     08−010 ★★★☆☆
    【白痴群】 車谷 長吉 著  新潮社

     《私小説…》

     内容(「MARC」データベースより)
    伯母の家に預けられた村の子の眼に映る周囲の人びとの物狂いの世界を綴る表題作のほか、「狂」「功徳」「愚か者」など、生きとし生けるもののいのちを見つめぬいて描く5短編を収録。


     いつものように、車谷作品に惹き込まれてしまう。
     少年の眼に映るものと世情との感覚が、…凄い視点でもある。
     「一番寒い場所」など実話なのだろうか。
     「功徳」に書いてあった三木清の本を読んでいないので読んでみよう。

    金輪際  車谷 長吉

    • 2007.10.29 Monday
    • 22:24
    金輪際
    金輪際
    車谷 長吉
     07−253 ★★★☆☆
     【金輪際】 車谷 長吉 著  文藝春秋

     《人間が生きるという感情・情念》

     内容(「BOOK」データベースより)
    地の下には三つの輪があって、この世を支えているという。その無限の底を金輪際という。世を厭い人を呪う生を送ってきた私の人生に、棘のように突き刺さり、今なお己れを狂わせる記憶の数々…。人間の生の無限の底にうごめく情念を描ききって慄然とさせる七篇を収録した傑作短篇集。



     人間は平静のようだが、こころのなかに何かが蠢いている。その感情を文章にしている感じだ。私小説の凄さが、芥川賞落選後、9人の芥川賞審査員(実名だ)を丑の刻参りの釘を打つ。本当だろうか、でも心の中では本当なことだと思う。

    塩壷の匙  車谷 長吉

    • 2007.10.06 Saturday
    • 08:44
    塩壷の匙 (新潮文庫)
    塩壷の匙 (新潮文庫)
    車谷 長吉
     07−242 ★★★★☆
     【塩壷の匙】 車谷 長吉 著  新潮社

     《私小説を書くということは…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    吉祥天のような貌と、獰猛酷薄を併せ持つ祖母は、闇の高利貸しだった。陰気な癇癪持ちで、没落した家を背負わされた父は、発狂した。銀の匙を堅く銜えた塩壷を、執拗に打砕いていた叔父は、首を縊った。そして私は、所詮叛逆でしかないと知りつつ、私小説という名の悪事を生きようと思った。―反時代的毒虫が二十余年にわたり書き継いだ、生前の遺稿6篇。第6回三島由紀夫文学賞。芸術選奨文部大臣新人賞。


     車谷作品を読むと心がそぎ落とされていく感じがする。それは私小説の持つものからか、言葉に無駄がない。生きていることが悪ということか。解説を吉本隆明が書いている。

    雲雀の巣を捜した日  車谷 長吉

    • 2007.09.16 Sunday
    • 21:46
    雲雀の巣を捜した日
    雲雀の巣を捜した日
    車谷 長吉
     07−232 ★★★☆☆
     【雲雀の巣を捜した日】 車谷 長吉 著  講談社

     《小説家としての覚悟が、…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
     すさまじき小説家が作り事でない想いを綴り忌憚なく心の内を覗かせる
    私小説を断筆するとした「凡庸な私小説作家廃業宣言」、「私の思想」から「死のやすらぎ」、そして「言葉について」……。作家の覚悟と矜持を示したエッセイ集。
    私は38歳でふたたび東京へ来てから21年、ほとんどこの市九郎のごとき懺悔の執念で、私の私(わたくし)小説を書いて来ました。懺悔と言うのは、人間としてこの世に生れて来たことが、すでにそれだけで重い罪であるからです。??<「凡庸な私小説作家廃業宣言」より>

     内容(「BOOK」データベースより)
    すさまじき小説家が作り事でない想いを綴り忌憚なく心の内を覗かせる。私小説を断筆するとした「凡庸な私小説作家廃業宣言」、「私の思想」から「死のやすらぎ」、そして「言葉について」…。作家の覚悟と矜持を示したエッセイ集。


     車中、車谷長吉【雲雀の巣を捜した日】講談社を読む。作家としての意気込みが違う、必死さが違うようだ。「私の思想」にこんなことが書いてあった。

     私の根本の思想は、人間としてこの世に生れて来たことが、それだけですでに重い罪である、という考えです。
     この世に人間以上に悪いやつはいません。だから私は自分のことも罪人だと考えています、環境破壊、地球温暖化、やがて来る資源涸渇、すべて人間の営みの結果です。ところが世の九割九分の人は、自分のことを罪人だとは思うていません。人間は萬物の霊長である、と思うています。のみならず、自分のことを何呆だと思うている人は少ない。自分のことを偉いと思いたい人間ばかりが、うようよしています。それがこの世のです。実にこの世とは不気味なところです。
       (本文より)

    漂流物  車谷 長吉

    • 2007.07.28 Saturday
    • 01:16
    漂流物 (新潮文庫)
    漂流物 (新潮文庫)
    車屋 長吉
     07−196 ★★★☆☆
     【漂流物】 車屋 長吉 著  新潮文庫

     《人は、所詮漂流物なのか……》

     内容(「BOOK」データベースより)
    これだけは書いてはならぬ、と血族から哀願されていたことを小説に書いた。小説の材料にした人々には犠牲の血を流させた。しかるに「私」はそれによって世の讃辞を二度まで浴びた。世間をはずれて漂い流れる、落伍者たるこの「私」が…。書くことのむごさを痛感しつつも、なお克明に、容赦なく、書かずにはいられぬことの業、そして救い。「私」の中の悪の手が紡いだ私小説、全七篇。平林たい子賞文学賞。


     やっぱり、車屋長吉は良い。ずしりずしりと迫ってくる感じだった。「漂流物」は、人間というものの恐ろし一面を書いている。短い短篇もいい。

    世界一周恐怖航海記  車谷 長吉

    • 2007.06.29 Friday
    • 00:39
    世界一周恐怖航海記
    世界一周恐怖航海記
    車谷 長吉
     07−173 ★★★★☆
     【世界一周恐怖航海記】 車谷 長吉 著  文藝春秋

     《航海記というより人生記という本か、…》

     内容(「MARC」データベースより)
    車谷長吉、60歳にして初の日本脱出! ヴェトナム、南アフリカ、ブラジル、イースター島、パプアニューギニア…。未知の世界で見聞き、体験した「恐怖の」航海記。『文学界』連載に大幅加筆して単行本化。


     この本は、旅行記なのだが人生を綴った本だ。
     車屋長吉さんの【赤目四十八瀧心中未遂】を読んで、震えた。しばらく置いて、【贋世捨人】を読んで震えた。その答えが、この本にあったように思えた。

     山本健太郎氏に小説の書き方について話す。小説とは「人が人であることの謎」について書くこと。つまり「人間とは何か」という問いに対する答えである。作家になるためには、一年に一人の作家の全集を全部読む必要がある。それを三十年ぐらいくり返す。また自分が気に入った作家の作品一篇を、五十回ぐらい声を出して読み、耳から聞いて全部記憶してしまうこと。私の場合は、森鷗外の「阿部一族」をそうした。国語辞典、漢和辞典を全部読む。これらのは必要条件であって、十分条件ではない。これだけの努力をしても、なれない人はなれない。覚悟が必要である。以上のようなことを話す。夕暮れ、土砂降りの雨。  (本文より)

    贋世捨人  車谷長吉

    • 2006.07.21 Friday
    • 23:37
    贋世捨人
    贋世捨人
    車谷 長吉

    170 ★★★★★

    《人間も生き物なんだと感じた作品》

    内容(「BOOK」データベースより)
    時代の最先端を見据えながら、併しそこから距離を取って、時代の最後尾、びりッ尻を「蝸牛の歩み」で歩いて行こうと思うた。迷いの逆渦の中に吸い込まれた青年の「宿縁」はどこにあるのか―「骨身に沁みたことを骨身に沁みた言葉」で書きあげた420枚。
    内容(「MARC」データベースより)
    私とは、こういう人間だったのか。愚図であった。腑抜けであった。時代の最後尾を蝸牛のように歩いていた。しかし、抜き身で生きて行きたかった…。孤高の私小説作家が、自らの青春時代を描く。


     車谷長吉さんの本は2冊目である。
     私の好みであろうか、物凄く感じるものが伝わった。私小説であるが、こういう時代があって、私はこう生きたみたいな話だが、どこか常人と違う感覚があり、そこに引きつられてしまうのだ。こういうテンポの書き方も合うのだろうか、読みやすいのだ。
     私が圧巻と思うところは、友人の谷内氏(精神医学研究所)が主人公・生島に小説をかくことを進めるくだりだ。
     ―生島くん。僕は小説など書いたことはないけれど、小説を書くというのは、この男と同じように、風呂桶の中に釣糸を垂れて、魚を釣り上げようとすることではないだろうか。無論、この男は精神分裂症に罹って、世の中では気違いと言われている人です。きみも、もともと相当におかしなところのある人だけれど、併し会社員が勤まっているのだから、まあ普通の人と言ってもいいわけだ。小説を書くというのは、この男のように狂気でするのではなく、正気で風呂桶の中の魚を釣ろうとすることではないか。それを一生続けるのは辛いことだろうけれど、僕はきみにそれをやって欲しいんだ。きみなら出来る。正気で、一生風呂桶の上に釣糸を差し続けて欲しいんだ。魚なんか、一匹も釣れなくったっていいじゃないか。それが、小説を書くということじゃないか。(本文より) 
     女子は、この本を読まないような気もする。 

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