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    北緯四十三度の神話  浅倉 卓弥

    • 2006.11.12 Sunday
    • 18:27
    北緯四十三度の神話
    北緯四十三度の神話
    浅倉 卓弥
     284 ★★★☆☆
     【北緯四十三度の神話】 浅倉 卓弥 著  文藝春秋

     《心の雪解けは必ず訪れる。》

     内容(「BOOK」データベースより)
    雪深い町で育った桜庭菜穂子、和貴子姉妹。姉の菜穂子は地元の大学に進学し、そのまま大学の助手を、妹・和貴子は東京の大学を卒業後、故郷に戻り、ラジオ局でDJをしている。姉が中学時代に淡い想いを抱いていたクラスメート・樫村と和貴子が婚約したことを発端に二人の心の溝は広がっていったが―。雪国を舞台に姉妹の心の成長と和解を描いた感動の物語。


     姉・桜庭菜穂子と妹・桜庭和貴子との姉妹に起きるちょっとしたことで心の溝が年々に広がっていったのだが、…。両親の事故死と共に姉妹の心にも変化がもたらしてくる。
     姉妹の日常をリアルに画いている。特に姉・菜穂子の長女としての心の持ち方がわかるようである。妹の思いを一番にして、自分・姉の考えを押さえているような書き方である。妹は、姉を見て成長する、しかしどうしても叶わないとわかるとライバル視が違ったところに出てきたりするものだ。どんな手を使って二人の和解が図れるのかが読んでいて待ち遠しい気になる。兄弟なら腹を割って話せることが出来ないのが読んでいていじらしく感じる。
     妹・和貴子が勤めるラジオ局でパーソナリティの内容が懐かしい。そこで投書を使っている演出が、なるほどそんな手があるのかとも思った。
      姉妹の心の成長と和解を画いた作品だが、前ぶりが長いのだが、それを感じさせないのだ。良くできた作品だと思う。ただ、題名に使われている北緯四十三度というのがコジツケみたいに感じってしまうのだが。

    君の名残を  浅倉 卓弥

    • 2006.03.12 Sunday
    • 20:41
    君の名残を
    君の名残を
    浅倉 卓弥


    57 ★★★☆☆
    【君の名残を】 浅倉卓弥 著  宝島社

    《800年前に行った感じはどんな心境何んだろう》


     現代からタイムスリップして、平安時代末期に。
     壮大なストーリーである。3人がタイムスリップするのだが、同じ時代の違う場所に降り立つのだ。それも歴史上有名な人物になっているのだ。知っている人物なのだから面白さはあるのだが、2段書きの600ページは長い。長かった。

     最後は、敵として会って武蔵・武蔵坊弁慶が友恵・巴御前に言うのだ。『心配するな。俺たちは八百年後にまた会える』
     現代から800年前に来て、生活して、また800年後にと思える不思議さ。
     よくテレビ番組で『あなたの前世は○○ですよ』というのをみるのだが、人間は、誰かの生まれ変わりだろうか。タイムスリップするのであれば、歴史を勉強しとく必要がある。未来にタイムスリップしたら、どんな学習が必要なのだろうか。

        ― 行けども悲しや行きやらぬ
                  君の名残をいかにせん

    四日間の奇蹟  浅倉 卓弥

    • 2006.01.06 Friday
    • 18:06
    四日間の奇蹟
    四日間の奇蹟
    浅倉 卓弥


    5 ★★★★☆
    【四日間の奇蹟】 浅倉卓弥 著  宝島社 第1回『このミステリーがすごい!』金賞受賞作

    《この本は、ミステリーだけでなく、癒しとファンタジーの物語だ。》


     脳に障害を持つ少女・千織と事故で指を失ったピアニスト・敬輔が山奥の療養所で出会う女性・真理子、三人に何かが起きるのだが……。
     人間は、心と心が、どこかで通じ合っているのか…。

     この本の最後に選評が載っていて、この本と同じネタがあると書いてあったがまだ読んでないので、こんなミステリーで来たか、と思いつつ読んでしまった。【雪の夜話】も好きだが、この本も読みやすく、読み出したら止まらなくなってくる。こんなことが本当に起こらないではないかと思っていてもジーンとこみ上げて来るのだ。やはり、この作家さんの書き方が巧いのだろう。これが最初の作品というから、流石というほかにない。医学的、音楽的には詳しくわからないが、人間の感情の表し方がわかりやすく、読み手にも分かりやすいのだ。
     表紙の装丁が美しい。

     朝焼け、いや夕焼けだろう。
     人間が連れ立って散歩している姿だ。
     散歩の効用がP102〜P104に書いてあるが、確かにそうだ、そうだという私がいた。
     

    雪の夜話  浅倉 卓弥

    • 2005.11.07 Monday
    • 22:26
    雪の夜話
    雪の夜話
    浅倉 卓弥


    220 ★★★★☆
    【雪の夜話】 浅倉卓弥 著  中央公論新社

     私は、どうも幽霊ものが苦手なのだが、現実感とのバランスがほど良く感じた。雪のある生活をしたことがないが雪のもたらす光は、美しい彩に違いないことだろう。
     
     「僕は子供時代を失い、中学生や高校生だった時代を失い、仕事を失い東京での生活を失い、山根さんを失い、水原さんの好意を失い、かくちゃんを失い、とにかくさまざまなものを自分の後ろに置き去りにして来た。」  (本文より)

     主人公が高校生時代に家の近くの公園で雪ん子・雪子に会い、東京の大学を出て、東京で仕事をし、人間関係で東京から実家に帰って来て、また雪ん子・雪子に会う話だ。
     誰かが言っていた、ファンタジー哲学か、上手い表現だな。
     生きる、死、命などのことがやんわりと語られている。生きている人より、圧倒的に亡くなった人が多いのだから、やっぱり生きている人間は、亡くなっている人間に何かをもらっているのだろうか。主人公が雪ん子・雪子に会って前向きな人生を歩む姿が読者にはうれしくなるのだ。           

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