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    椰子・椰子  川上弘美

    • 2009.01.12 Monday
    • 10:27
    椰子・椰子 (新潮文庫)
    椰子・椰子 (新潮文庫)
    川上 弘美,山口 マオ
    JUGEMテーマ:読書

     09−006 ★★★☆☆
     【椰子・椰子】 川上 弘美,山口 マオ絵  新潮文庫

     《奇妙な感覚な日記・話ですが、読み終わる頃にはほんわかな気持ちになります。》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    『椰子・椰子』は、96年夏に「蛇を踏む」で芥川賞を受賞した作家、川上弘美が綴る「謎の日記」です。一見何事もないような平和な日常、近所を散歩してお茶を飲み世間話をする平穏な日々。でも、その時空は静かによじれ、ヘンなモノたちがすました顔をしてそこかしこに息づいています。四季を通じて淡々と、ときには不気味にときには可憐に綴られる「しみじみシュール」な世界を彩るのは、人気イラストレーター山口マオの「ほのぼのポップ」なカラー・イラスト約30点。日記の間にはさみこまれた四つの短編は、四季折々の季節感を漂わせつつ、「あたりまえにヘン」な世界での、不思議だけど心あたたまる出来事を飄々とした文体で語り、読者を「椰子・椰子な世界」のさらに奧へと誘います。明るくて乾いててどこかネジがゆるんでいて、でもたまらなく切なくてさみしくもある『椰子・椰子』は、永遠の少年少女たち、そしてちょっぴりさみしい大人たちのための、好奇心と愛にあふれた「夢の絵日記」なのです


     内容(「BOOK」データベースより)
    妊娠中のもぐらと一緒に写真をとったり、町内の縄文人街を散歩したり、子供たちを折りたたんで押入れにしまったり、中くらいの災難に見舞われ一時乳房等の数が二倍になったり。奇想天外でヘンテコで不気味な出来ごとが、次々と繰りだされる日常を、ごく淡々と送る女性の、ユーモラスな春夏秋冬。一足踏みいれたらきっととりこになる、とっぷりと心地よい「椰子・椰子」ワンダーランド。
     

    此処 彼処  川上 弘美

    • 2008.03.29 Saturday
    • 21:27
    此処 彼処 (ここ かしこ)
    此処 彼処 (ここ かしこ)
    川上 弘美
    JUGEMテーマ:読書


     08−059 ★★★☆☆
     【此処 彼処】 川上 弘美 著  日本経済新聞社

     《川上さんは、山田さんだったのか…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    本書のテーマは自分の場所である。それは、浅草、鶴巻温泉、銀座、琵琶湖といった地理上の場所であったり、近所のマーケット、好きな居酒屋、好きな旅館、好きな抜け道、好きなお花見の場所、思い出の大学寮、電話ボックスといった著者が「属している(いた)」と思われる場所であったり、新婚旅行で訪れた地や思わぬ拾いモノ(誰かの臼歯、骨董のメガネフレームなど)をした場所であったり。

    内容(「BOOK」データベースより)
    近所の川べりからマダガスカルの森まで。いとおしく、懐かしい場所を、のびやかな筆致で辿る待望の連作エッセイ集。


     子供のこと、新婚旅行のことなど、わりと身内のことも書いてある。
     アメリカにいた帰国子女だったということも知らなかった。
     いつもより、まじめになっている文章だ。

    感じて。息づかいを。  川上弘美選

    • 2008.03.22 Saturday
    • 00:07
    感じて。息づかいを。 (光文社文庫)
    感じて。息づかいを。 (光文社文庫)

    JUGEMテーマ:読書


     08−054 ★★★☆☆
     【感じて。息づかいを。】 川上弘美 選  光文社文庫

     《人が人を愛すること…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    恋愛のはじまりに、恋愛のさなかに、恋愛の果てに、人がどんなふうに感じ、どんなふうにねじれ、どんなふうに解放され、どんなふうに変化し、どんなふうにとどまるかを、これらの短篇は語る。/そこには恋愛のエキスのようなものが、幾滴も、しみこんでいる。(「選者あとがき」より)
     恋愛の渦中にある人間の息づかいが聞こえてくる名作八篇を、川上弘美が独自の視点で厳選。

    内容(「BOOK」データベースより)
    恋愛の渦中にある人間の息づかいが聞こえてくる名作八篇を、川上弘美が独自の視点で厳選。
     

     坂口安吾    「桜の森の満開の下」
     車谷長吉    「武蔵丸」
     野坂昭如    「花のお遍路」
     よしもとばなな 「とかげ」
     伊藤比呂美   「山桑」
     H・エリスン 伊藤典夫訳 「少年と犬」
     川上弘美    「可哀相」
     藤枝静男    「悲しいだけ」   8選


     H・エリスン 伊藤典夫訳 「少年と犬」だけ読んでいない。
     どれもがいい、さすが川上さんが選んだだけある。
     野坂昭如「花のお遍路」、何か哀しいなー、戦争は怖い。
     


    東京日記2 ほかに踊りを知らない。  川上 弘美

    • 2007.12.26 Wednesday
    • 20:22
    東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
    東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
    川上 弘美
    JUGEMテーマ:読書


     07−286 ★★★☆☆
     【東京日記2 ほかに踊りを知らない。】 川上 弘美 著  平凡社

     《ふしぎなことば、ふしぎな感覚…》

     内容(「MARC」データベースより)
    たんたんと、時にでこぼこ、どこかシュールに、日々は流れる…。不思議で可笑しく、ちょびっと切ない。カワカミさんの、5分の4(くらい)はホントの、日々のアレコレ。『東京人』連載を単行本化。

     内容紹介より
    七月某日 雨
    ひさしぶりに、俳句をつくってみる。
    破調の句である。
    「ごきぶり憎し 噴きつけても 噴きつけても」

    三月某日 晴
    電車に乗る。隣に座っている人が、熱心にメールを打っている。つい、のぞきこむ。「愛されることへの覚悟が、私にはないのかもしれません」という文章だった。びっくりして、思わずじっとその人の横顔を見る。不思議そうに見返される。そんなにびっくりすることも、ないのかな。思い悩む。やっぱりびっくりしたほうがいいんじゃないのかな。思いなおす。
    (本文より)

    たんたんと、ちょっとシュールに、日々は流れゆく――。
    ウソじゃないよ、五分の四はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。

    2004年~2007年分を収録した『東京日記』第2弾。



    川上弘美さんがカワカミヒロミさんになったような日記だ。
     カワカミヒロミさんの感じることのおもしろさにあふれている。
     武蔵野近辺、吉祥寺、西荻窪に現れるようなので、川上弘美さんでも、カワカミヒロミさんでも一度会ってみたい。


     十二月某日 晴
     おおみそか。
     年賀状を書きながら、来年の目標を考える。二つ、思いつく。
     一つは、「よくうがいをする」。
     もう一つは、「くつしたを裏返しにはかない」。
     とても難しい目標だけれど、守るように頑張ろうと、強く決意する。
     (本文より)



    ハヅキさんのこと  川上 弘美

    • 2007.04.30 Monday
    • 18:15
    ハヅキさんのこと
    ハヅキさんのこと
    川上 弘美
     07−120 ★★★☆☆
     【ハヅキさんのこと】 川上 弘美 著  講談社

     《日常があります、そこはどこでもある日常ですが、…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    ささいな男女の機微を描く掌篇小説集。
    そこには、ささやかな日常がある。そして、男と女の心のふれあいやすれ違いがある。魅力あふれる、川上ワールドが、ふっと心をかすめる・・・。


     この人は、きっと少し前に
     本気の恋をしたんだろうな。
     なんとなく思った。
     そしてそれはもう、終わったんだろうな、とも。
    (帯文より)

     書かれかたが本当じみているものだから、作者であるわたしまで、なんだか騙されてしまう。記憶というもののありかたにそれは少しばかり似ていて、むろん本書の短篇にある虚の量は、人の記憶の中の虚の量よりずっと多いにちがいないのだけれど、虚と実のあわいにあるなんだかわからないものが知らずに現われているのが、不思議といえば不思議、当然といえば当然で、文章を書くとはなるほどそのようなものなのだったと、今さらながら合点しているところなのである。  (あとがきより)

     講演で聞いた、小説とは実ばかりではなんの面白さもなく、虚が交わってこそいきてくるのだ。その逆も同じことが言える。虚ばかりだと小説として態をなさない。
     虚と実、それが活かされている短篇集だ。

    ざらざら  川上 弘美

    • 2007.02.15 Thursday
    • 18:36
    ざらざら
    ざらざら
    川上 弘美
     07−47 ★★★☆☆
     【ざらざら】 川上 弘美 著  マガジンハウス
     
     《一杯の女性が出て来て、その一人ひとりの感情に思いを馳せる》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    熱愛・不倫・失恋・片思い・男嫌い・処女、そしてくされ縁・友愛・レズビアン。さまざまな女性の揺れ動く心情を独特のタッチで描いた名品揃い。クウネル連載20篇に他誌発表作3篇を加えた、ファン注目の川上ワールド。


     「ラジオの夏」「びんちょうまぐろ」「ハッカ」「菊ちゃんのおむすび」「コーヒーメーカー」「ざらざら」「月世界」「トリスを飲んで」「ときどき、きらいで」「山羊のいる草原」「オルゴール」「同行二人」「パステル」「春の絵」「淋しいな」「椰子の実」「えいっ」「笹の葉さらさら」「桃サンド」「草色の便箋、草色の封筒」「クレヨンの花束」「月火水木金土日」「卒業」  23編

       あいたいよ。あいたいよ。
        二回、言ってみる。
     それからもう一回。あいたいよ。
      (帯文より)

     川上さんの初期の作品には、この帯文のように、繰り返してでてくる言葉が多いので、こういうのが一杯でてくるかと思ったが、この部分だけだった。
     女性の感情が一杯出てきて楽しい、コーヒーを飲みながら、午後のひと時に読む、心地よい。「淋しいな」がいい。

     彼にふられたのは、火曜日の夜だった。火曜日という日が、あたしは一週間の中でいちばん好きだったのに。月曜日はまだまだ熟していない、青くさいメロンみたいな日。水曜日木曜日は、少し熟しはじめたバナナ。金曜土曜ならば、今にも枝から離れようとしているパパイヤ。そのどれでもない、匂いもほとんどしないような、けれどかすかな甘みのある、フルーツトマトみたいな火曜日が、あたしはいちばん好きだった。清潔で、ちょっとよそよそしくて、きりっとした日。  (本文より)
     
     

    真鶴  川上 弘美 

    • 2007.01.24 Wednesday
    • 23:28
    真鶴
    真鶴
    川上 弘美
     07−23 ★★★★☆
     【真鶴】 川上 弘美 著  文藝春秋

     《女性というもの、川上さんそのものを見つめたものか》

     内容(「MARC」データベースより)
    失踪した夫を思いつつ、恋人の青茲と付き合う京は、夫、礼の日記に、「真鶴」という文字を見つける。“ついてくるもの”にひかれて「真鶴」へ向かう京。夫は「真鶴」にいるのか? 『文学界』連載を単行本化。


     「女性の生理を描く筆致は濃淡の均衡が取れ、品位に富む点では当代随一。女性読者には魅力的と思われる」。書籍や酒場の神髄や欠陥を短文に凝縮する重金淳之の眼はすごい。(有田芳生さんのブログから)

     この本は、何かいい、いつもの川上さんの文体よりも進化して文学の香りがする文体なっているのだ。女性の持つ心理・心情がうまく引き出されている。おまけに女三代、母、娘・孫娘を登場させている。主人公・京の失踪した夫と恋人の青茲との思いが交錯したり、現実と過去の想いなど女性ならではの書き方が実にしっくりしていて良いのだ。
     “ついてくるもの”の女が女の業みたいなものを出している。
     うーん、これはうまいと言うか、本当にいい作品だ。


     余談だが、何十年前、いやもっと前に彼女と真鶴海岸に海水浴に行った。砂浜はなく、ごつごつした岩ばかりだったような気がする。岬の先端まで行って、ちょっこと泳いだことを覚えているが、どうして真鶴に行ったのかが思い出せないでいる。遠い昔の話である。
     

    東京日記 卵一個ぶんのお祝い。  川上 弘美

    • 2007.01.21 Sunday
    • 23:08
    東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
    東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
    門馬 則雄,川上 弘美
     07−20 ★★★☆☆
     【東京日記 卵一個ぶんのお祝い。】 川上 弘美 著 門馬 則雄 絵  平凡社

     《読んでいて、うきうきさせる何かがあります》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    「本書は、本当日記です。少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです。ふつうに生活していても、けっこう妙なことが起こるものだなあと、読み返しながら、なつかしく思い出しました。」(あとがきより)
    本書は、川上弘美さんが、雑誌『東京人』にて連載中の『東京日記』の単行本化です(2001年6月号~2004年5月号分を収録。続編も予定)。
    著者ならではの、エッセイとも小説ともつかない、おかしみとシュールさの入り混じった世界が広がる本書は、川上的世界のエッセンスがたっぷりつまった、ファンの期待にこたえる一冊です。


     おおむね楽しい、 
     ちょっぴりさみしい。
     からだ半分、ずれている。
     カワカミさんの、
     5分の4はホントの、
     日々のアレコレ。 
     (帯文より)

     本式の散歩とは、
     1 行く先を決めない。
     2 お金は五百円以内しか持たない。
     3 サンダルではなく運動靴をはく(やわらかい革靴も可)。
     4 途中でさみしくなりそうな日には出かけない。
     5 犬や猫やニワトリは連れてゆかない。
     (本文より)


     川上さんの言葉つかいが妙であるが、その妙なところが気にいってしまった。
     3年分の日記をもとめたものであるから、川上さんそのままが満載?なのだ。


     八月某日  曇
     中央線に乗っていたら、隣に立っているおばあさんから、「体格がいいねえ」と話しかけられる。はあ、と曖昧に答えると、おばあさんは「そんなに体格がいいから、おこさんを五人も生んだのね」と続ける。五人も子供を生んだ覚えはなかったが、おばあさんがあんまり確信に満ちていてにこにこしているので、だんだん自信がなくなってくる。
           (本文より)


     こんな、川上さんが一杯です。
     ページごとにまだらに載っている絵も楽しい。

    あるようなないような  川上 弘美

    • 2006.08.06 Sunday
    • 19:06
    あるようなないような
    あるようなないような
    川上 弘美

     180 ★★★☆☆
     【あるようなないような】川上弘美 著  中央公論新社
     
     《川上さんの匂い感とは、…不思議な?》

     内容(「BOOK」データベースより)
    うつろいゆく季節の匂いがよびさます懐かしい情景、日々の暮らしで感じたよしなしごとあれこれ―。うつつと幻のあわいの世界をゆるやかに紡ぎ出す、不思議の作家の不思議の日常。じんわりとおかしみ漂う第一エッセイ集。


     95年から99年くらいまでのエッセイ集である。
     あるようなないような1から9までが読んでいて楽しい。川上さんの五感は、日常生活ではどこに、何を感じているのか。また、その捉え方をどんな文章で語られるのか。ゆったりとした気分で読めるのが良い。

    なんとなくな日々  川上 弘美

    • 2006.06.05 Monday
    • 21:56
    なんとなくな日々
    なんとなくな日々
    川上 弘美

    126 ★★★☆☆
    【なんとなくな日々】 川上弘美 著  岩波書店

    《時々に出て来るビールが美味そうだ》

    (著者からの内容紹介より)
     春宵の台所の不思議.たまの遠出のひそやかな楽しみ.日々の暮らしにひそむ小さく愛おしいもの・ことたち−近年立て続けに文学賞を受賞(芥川賞,ドゥ・マーゴ賞,女流文学賞)し,いま最も注目されている作家の最新エッセイ.ユニークな視点と,独特の柔らかな言語感覚で,なにげない日常生活の断片を鮮やかにすくい取る。


    先日読んだ【夜の公園】が、いまいち川上ワールドに浸れなかったのでこの本を読んでみた。エッセイ本である。日々の日常が綴られている。この本を読んでいると何か心地が良くなり、あたたかくなるのは、なぜだろうか。文体のなかに楽しさがあるからだろうか、それとも川上さんの自然体に惹かれているためだろか。

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