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    夜をゆく飛行機  角田 光代

    • 2008.08.06 Wednesday
    • 23:01
    夜をゆく飛行機
    夜をゆく飛行機
    角田 光代
    JUGEMテーマ:読書


     08−120 ★★★☆☆
     【夜をゆく飛行機】 角田 光代 著  中央公論新社

     《家族ってなんだ、家族って》

     内容(「BOOK」データベースより)
    どうしようもなく、家族は家族。うとましいけど憎めない、古ぼけてるから懐かしい、変わらぬようで変わりゆく谷島酒店一家のアルバム。直木賞受賞後、初の長篇。





    酔って言いたい夜もある  角田 光代

    • 2008.05.15 Thursday
    • 12:18
    酔って言いたい夜もある
    酔って言いたい夜もある
    角田 光代
    JUGEMテーマ:読書

     08−79 ★★★☆☆
     【酔って言いたい夜もある】 角田 光代 著  太田出版

     《女二人、かく語りき、居酒屋情報がグー!》

     内容(「MARC」データベースより)
    富士の樹海だってバナナがなっていれば生き延びていける。魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長島有里枝と飲んで語った対談集。角田光代のランチ写真日記、女同士で行きたい居酒屋情報も収録。



    八日目の蝉  角田 光代

    • 2008.04.20 Sunday
    • 08:44
    八日目の蝉
    八日目の蝉
    角田 光代
    JUGEMテーマ:読書

     08−067  ★★★★☆
     【八日目の蝉】 角田 光代 著  中央公論新社

     《本当に生きていることが…》

     出版社/著者からの内容紹介より
    逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか−−理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。


     この本は、新聞小説だったのか、読む楽しさがある。
     人間というものと、時間というものと、その家族を変える。
     子を思う力が生きる力か。
     何年後かに、また会えるだろうか。
     何が幸福か、考えさせる本だった。
     

    予定日はジミー・ペイジ  角田 光代

    • 2007.12.27 Thursday
    • 23:13
    予定日はジミー・ペイジ
    予定日はジミー・ペイジ
    角田 光代
    JUGEMテーマ:読書

     07−288 ★★★☆☆
     【予定日はジミー・ペイジ】 角田 光代 著  白水社

     《女性がこどもを授かるということは、…》

     内容(「MARC」データベースより)
    出産にはいくつものストーリーがあり、悩みと笑い、迷いと決定が詰まっているのだろう。だめ妊婦、ばんざい! 天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の「私」をめぐる、切ないマタニティ日記。書き下ろし小説。

    レビュー
    出版社からのコメント
    〈4月×日/性交した。夫はすぐに眠ったが私は眠れず、起きて服を着て、ベランダにいって煙草を吸った。日中は雨が降っていたのに夜空は晴れ渡っていて、濃紺の空には厚ぼったい雲までかかっている。いくつか星が見えた。すっと一筋、こぼれ落ちるみたいに星が流れた。/あ、流れ星、と思うのと、子どもができたかも、と思うのと、ほぼ同時だった。どちらにしても、願いごとをし忘れた。〉という書き出しから始まる本書は、天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の〈私〉をめぐる、切ない「マタニティ日記」だ。
    おめでたですよと医者に言われて、めでたいですかねえと訊き返してしまった〈私〉が、出産予定日の1月9日に向けて、不安や妄想の数々を乗り越えてゆく─。それはいつになく、いくつもの悩みと笑いや、いくつもの迷いと決定が詰まっている日々。
    だめ妊婦、ばんざい! と応援したくなるほどリアルを描く、直木賞作家・角田光代待望の書き下ろし。唐仁原教久とのイラストコラボレーションも素敵な最新小説だ。新しい「妊娠文学」の誕生。



     マタニティ日記。
     女性がこどもを授かるということは、感情がハイになったり、鬱になったり。
     周りの期待、世話ぶり、名前の付け方など。普通にリアルだ。
     



    しあわせのねだん  角田 光代

    • 2007.08.09 Thursday
    • 19:18
    しあわせのねだん
    しあわせのねだん
    角田 光代
     07−206 ★★★☆☆
     【しあわせのねだん】 角田 光代 著  晶文社

     《価格・値段の代償に何か…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    「私たちはお金を使うとき、品物といっしょに、何かべつのものも確実に手に入れている。大事なのは品物より、そっちのほうかもしれない」お金には無頓着。だけど、ほしいものはどうしてもほしい!意を決して何かを買ったり、考えた末にあきらめたり。直木賞作家が、そんなお金にまつわるひたむきな思いと体験をつづった。多機能の電子辞書。まあたらしい冷蔵庫。輝かんばかりの女になるための化粧品。年齢にふさわしい所持金。待ち人があらわれるまでの空白の時間。母との忘れられない旅…。その値段は?お金は何をしてくれて、何をしてくれないのだろう?日々と物欲のくらしから垣間見た、幸福のかたち。


    この本で、以前付き合った会社員だったので仕事も会社型に9時から5時まで(途中から8時から)に切り替えたことが載っていたが、やっぱり作家というイメージは夜型を想像してしまう。でも、作家のエッセイを読むと朝型の人も多いような気がする。
     角田さんの本の内容?もいつごろか変化した時期があるように思っていますが、それがこの時期に当たっているのだろうか。
     年齢にふさわしい所持金については、何も言えない。私もあまり財布に入れていない。使う分だけATMで下ろすようにしている。この前、古書店で70%引きだったのであるが5000円しかなく、8冊ほど買って合計7000円くらいに心配でレジで2010円ですと言われてほっとしてしまった。店の外に出て、まだまだ買えるのにと自分の心配性にガックリとしてしまったのです。
     お金で幸せは買えないでしょうが、幸せ気分には成れるのではと思います。

    あしたはアルプスを歩こう   角田 光代

    • 2007.08.02 Thursday
    • 22:18
    あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)
    あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)
    角田 光代
     07−199 ★★★☆☆
     【あしたはアルプスを歩こう 】 角田 光代 著  講談社文庫

     《さあ、トレッキングの旅へイタリアへ……》

     なんかへんだ。雪が積もりすぎているのである。視界は白く染まり、風に飛ばされそうになりながら、標高二三二〇メートルの小屋に駆け込んだ。――トレッキングをピクニックと取り違え、いつもの旅のつもりでイタリア・アルプスの雪山に挑んでしまった作家が見たものは?自然への深い感動を呼ぶ傑作紀行。 (帯文より)


     先日放送されたトレッキング紀行の紀行文である。角田さんも旅好きであるがトレッキングというと初めてのようである。大変さがいたるところに出てくる。それも夕食を食べるときには明日への思いが舞い上がってくるようだ。この本を読んだのでもう一度映像を見たいものです。自然の偉大さを前にしたときの人間の小ささなど、改めて見てみたい。角田さんの廻りにいる人たち、ガイドのマリオ夫妻を始め、カメラマン等々の温かさも感じる。

     山歩きと縁のない人は、そんなに足元ばっかり見て、ずんずん歩くという単調なことをくりかえして、いったい何が楽しいのかと思うだろう。じつはこの旅のはじまり、トレッキングが何かを知らなかったときの私も、そんなふうに思っていた。いや、歩いているときだって、何が楽しいのやら、と内心思っていたのだ。
     でも歩くことは本当に楽しいのだ。何が、と言われてもうまく伝えられる自信はないが、ばかでかい山を、ちっぽけな足でせっせ、せっせと歩くのは不思議な快感がある。山を歩いて帰ってくると、それがどんなに厳しい山道だったとしても、またいきたいと思っていたりする。帰りたいと心のなかで叫んだいくつもの道を、もう一度歩けといわれたら私はたぶん喜んでチャレンジすうだろう。 
     (本文より)
     
     

    古本道場  角田 光代 ,岡崎 武志

    • 2007.04.27 Friday
    • 21:47
    古本道場
    古本道場
    角田 光代,岡崎 武志
     07−117 ★★★☆☆
     【古本道場】 角田 光代,岡崎 武志 著  ポプラ社

     《古本屋を愛する人たちの指南書です》

     内容(「MARC」データベースより)
    古本道の師匠がくりだす、6つの指令。無事、古本道をきわめられるのか? 新直木賞作家による古本入門。ポプラ社のウェブマガジン『ポプラビーチ』連載に加筆訂正し、書き下ろしを加えて単行本化。


     神保町 ■みわ書房 □呂古書房 ■キントト文庫
     代官山・渋谷 ■ユトレヒト □ハックネット代官山店 ■フライング・ブックス
     東京駅・銀座 □八重洲古書館 ■R.S.Books □ブリヂストン美術館
    ■奥村書店4丁目店 □奥村書店3丁目店 ■閑々堂
     早稲田 □古書現世 ■五十嵐書店 □平野書店 ■三楽書店 □安藤書店
         ■文英堂書店
     青山・田園調布 ■田園りぶらりあ □古書日月堂
     西荻窪 ■興居島屋 □ハートランド ■音羽館
     鎌倉  □芸林荘 ■木犀堂 □鎌倉キネマ堂 ■游古洞 □四季書林
     神保町 ■東京古書会館

     角田さんが道場主・岡崎武志さんの指令を受けて、古本屋を巡ります。
     角田さんのエッセイと道場主・岡崎武志さんとの会話が楽しい。
     古本屋の雰囲気と古本の数々が紹介されている。
    角田さんが実際に買われる本に興味があります。
     古本屋には、なかなか入れないのですが、一度入れば居心地はいいですよ。

    私が住んでいる西荻窪もこの本に出てくる。
     西荻窪は、隣りの荻窪、吉祥寺より古本屋が多い。
     夜の神保町と言われているとか?

    この本の中で角田さんが買ったものを私も先月買ったものがあります。開高健【シブイ】だ。真っ黒い箱に入っている。あの黒田征太郎の挿画が入っている。
     

    恋愛旅人  角田 光代

    • 2007.03.06 Tuesday
    • 19:44
    恋愛旅人
    恋愛旅人
    角田 光代
     07−64 ★★★☆☆
     【恋愛旅人】 角田 光代 著  求龍堂

     《女ひとり旅、何を求めて旅にでるのか》

     内容(「MARC」データベースより)
    地図の読めない女ですから-。誰にでも、心のなかにめちゃくちゃな地図があるから…タイ、ベトナム、ラオス、ネパール、スリランカ、モロッコ、アイルランド。小説家カクタミツヨの、せつなく笑える旅の18景。


     さっき男に教わったばかりなのにやっぱり自分の宿には帰れなくて、路地から路地をぐるぐる歩きながら、おっぱいも触られなかったし唇も奪われなかった、言葉が通じるってないいことだ、不幸中の幸いだ、ひとりつぶやき、はたと気づいて立ち止まる。詳しい地図なんかないじゃん。私はやっぱり、ただの方向音痴ってわけか? (本文より)帯文より

     前へ前へと歩いて、歩いて、道が分かれて曲がって、さらに前方へ進んで、それで数メートル先にまたバケツ男を見つけてどっと疲れが押し寄せる。空間を横に移動しているのではなくて、時間を縦に移動しているんじゃないかと本気で思う。このメディナのなかは時間が渦巻き状に道をつくっていて、私自身がこわれたレコードみたいに、渦の同じところでひっかってもとに戻る、そのくりかえし。しまいには私は数歩先を歩いている自分の後ろ姿を見た気分になる。足を引きずって、不安を押し殺すために不必要に背筋を伸ばして、それでも落ち着きなく目線をあちこちにさまよわせて歩く、たよりなげな自分自身の後ろ姿に、私は追いついてしまう。 (本文より)

     角田さんは、なにを求めて旅に出るのか。
     街角で出会う老人たちの穏やかな笑顔か、砂埃が舞う広場で遊ぶ子供たちの屈託ない笑顔に会うためなのか。
     旅に出て感じることで知る自分という存在、自分探しの旅なのか。
     それは、読者にも伝わってくる、異国・外国にも人間が住んでいて時間を共有して過ごしていることがわかってくるのだ。

    薄闇シルエット  角田 光代

    • 2007.02.17 Saturday
    • 22:45
    薄闇シルエット
    薄闇シルエット
    角田 光代
     07−49 ★★★☆☆
     【薄闇シルエット】 角田 光代 著  角川書店

     《女、37歳にして惑いまっくたって、……いいじゃんか》

     内容(「BOOK」データベースより)
    ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。同年代の男よりも稼いでるし、自分の人生にそれなりに満足していた。ある日、恋人から「結婚してやる」と言われ、小さな違和感を感じる。「どうして、この人は『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう…」―違和感は日に日に大きくなり、ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが…。人生の勝ち負けなんて、誰が分かるというのだろうか。圧倒的リアルと共感が心にささる傑作長編。


    ウーン、やはりこの中途半端な感じの描き方が巧い。
     勝ち組、負け組ではないが、結婚、仕事、女37歳は何を感じているのか。
     37歳という年齢は、結婚にもっとも遠いところにあり、もっとも近いところにある。明日は、どちらに転ぶかわからないのだ。しかし、結婚というのに違和感を持つ年齢に入ってしまえば、もう超人になってしまうのか。超人とは、人生の行く先が霞んで見えてしまっているのか、それでも生きている実感はあるものだ。
     こういう感覚の女性の書き方は本当に上手い。

    あしたはうんと遠くへいこう  角田 光代

    • 2007.02.13 Tuesday
    • 18:43
    あしたはうんと遠くへいこう
    あしたはうんと遠くへいこう
    角田 光代
     07−44 ★★★☆☆
     【あしたはうんと遠くへいこう】 角田 光代 著  マガジンハウス

    《どこか遠くへ行くことで幸せは見つかるのか》

    内容(「BOOK」データベースより)
    泉は田舎の温泉町から東京に出てきた女の子。「今度こそ幸せになりたい」―そう願って恋愛しているだけなのに。なんでこんなに失敗ばかりするんだろ。アイルランドを自転車で旅したり、ニュー・エイジにはまったり、ストーカーに追い掛けられたり、子供を誘拐したり…。波瀾万丈な恋愛生活の果てに、泉は幸せな“あした”に辿り着くことができるのだろうか?新直木賞作家がはじめて描いた、“直球”恋愛小説。


     角田さんの別な一面を見せる作品だ。いや、これが本筋なのだろうか。主人公・泉の生き方に賛成する人は少ないだろう。自分を主張しているのか、主張していなのか、どう生きようとしているのかがわからない。家・家族の在り方がどうにもガマンできなかったのか。それが振り出しになって、遠く彷徨い続けて幸せを見つけることが出来るのか。それにしても、これって恋愛なんでしょうか。いつか、良い恋愛が、そして希望のある人生が見つかるのか。
     それにしても、高校生からの15年間の凄まじい波乱万丈なストーリーです。

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