父への手紙 (ちくま文庫)
窪島 誠一郎
09−028 ★★★☆☆
【父への手紙】 窪島 誠一郎 著 ちくま文庫
《実子ではないのかという気持ちが、実母探しに…》
筑摩書房の内容紹介より
作家・水上勉の実子として話題をよんだ著者が、養父母との葛藤に悩みながらついに父に出会うまでの、幼いころからの年月を綴った人間の記録。実母を探し続ける話、…。
だれでも一度はひょっとして、この親の子ではないのではと思ったことはないだろうか。有名な子孫ではないのか、な〜んて。筆者はあまりにも違う容姿に疑問を持ち、両親に聞いても何も話してくれない、そこで実母探しを続けるのだが、…。筆者には失礼だが、ミステリーな作品を読むような気持ち・面持ちで読んでしまった。そうしてたどり着いた先とは、…。
この作品は、NHKでドラマ化されているようで見てみたいものだ。