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    港町食堂  奥田 英朗

    • 2008.08.04 Monday
    • 20:47
    港町食堂 (新潮文庫 お 72-1)
    港町食堂 (新潮文庫 お 72-1)
    奥田 英朗
    JUGEMテーマ:読書


     08−119 ★★★☆☆
     【港町食堂】 奥田 英朗 著  新潮文庫

     《こんな旅をしてみたい》
     新潮社より
    嗚呼、奥田英朗よ、どこへ行く。土佐清水、五島列島、礼文島。そこで作家を待ち受けるのは、海の幸、ムカデ、美人ママ。ゆらり揺られて、寄港エッセイ!
    旅はいい。感じる風がいつもとちがう。ただし、わたしは無精者である。誰かに背中を押してもらわないと出かけられないのだ――。旅雑誌の企画に乗り、さまざまな港町を船で訪れることになった作家・奥田英朗。その行く手には、美女と肴と小事件が待ち受けていた! 土佐清水、五島列島、牡鹿半島、佐渡島、ちょいと足を伸ばして釜山。笑い、毒舌、最後はしみじみの、寄港エッセイ。

     

     

    延長戦に入りました  奥田 英朗

    • 2007.03.05 Monday
    • 19:31
    延長戦に入りました
    延長戦に入りました
    奥田 英朗
     07−63 ★★★☆☆
     【延長戦に入りました】 奥田 英朗 著  幻冬舎

     《スポーツもななめに見れば面白くなりました》

     内容(「BOOK」データベースより)
    ボブスレーの二番目の選手は何をしているのかと物議を醸し、ボクシングではリングサイドで熱くなる客を注視。さらに、がに股を余儀なくされる女子スケート選手の心の葛藤を慮る、デリケートかつ不条理なスポーツ無責任観戦!読んで・笑って・観戦して、三倍楽しい猛毒エッセイ三十四篇。


     スポーツのこと、ちょっとしたことを取り上げているエッセイ本だ。
     スポーツを愛して、愛すればこそちょっと違う目で見ているから面白いのだ。

    ガール  奥田 英朗

    • 2006.06.14 Wednesday
    • 21:33
    ガール
    ガール
    奥田 英朗

    136 ★★★☆☆
    【ガール】 奥田英朗 著  講談社

    《まだまだ会社は、男社会、女30代頑張ります。》

    ( 著者からの内容紹介より)
     30代。OL。文句ある?

     さ、いっちょ真面目に働きますか。
     キュートで強い、肚(はら)の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。
     <こんなお心あたりのある方に、よく効きます。>
     ●職場でナメられてる、と感じた
     ●親に結婚を急かされた
     ●若い後輩の肌つやに見とれた
     ●仕事で思わずたんかをきった
     ●ひとめぼれをした
     ●子どもの寝顔を見て、頑張ろうと思った
     きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。


     「ヒロくん」
     「マンション」
     「ガール」
     「ワーキング・マザー」
     「ひと回り」  5編

     奥田さんは、何者かどうして女性の気持ちがわかるのだろうか。
     ただ、女性の30代の感情はこんな感じか、って女性でないのでわからないが。
     キャリアガール・総合職?っていうのは、結構見かけるようになってきたが男性と対等に仕事するというのは、ある意味女性感覚を捨てなくてはならないような気がする。
     この本は、面白く読んだ。女・30代は、大変なんです。


    野球の国  奥田 英朗

    • 2006.03.02 Thursday
    • 20:55
    野球の国
    野球の国
    奥田 英朗

    49 ★★★☆☆
    【野球の国】 奥田英朗 著  光文社

    《よっぽど、奥田さんは野球好きな人なんだろう》

     野球の話、エッセイ本である。
     【泳いで帰れ】もアテネオリンピックの野球のエッセイだった。
     「沖縄編」 プロ野球キャンプめぐりのエッセイ。
     「四国編」 松山坊ちゃんスタジアム、ヤクルト対中日戦のエッセイ。
     「台湾編」 初の海外戦、ダイエー対オリックス戦のエッセイ。
     「東北編」 湘南シーレックス対巨人2軍、イースタン公式戦のエッセイ。
     「広島編」 広島対横浜戦のエッセイ。
     「九州編」 マスターズリーグ、福岡ドンタクズ対名古屋80デイザーズ戦のエッセイ。
     
     こう書くと野球ばかりのエッセイかと言えばそうでもない。
     その土地の話、映画館、グルメ(ラーメン、うどん)、意外やマッサージの話だ。
     「来てよかった。野球場に来て後悔したことは一度もない。」
     奥田さんは、よっぽど野球を愛しているのだ。    

    サウス・バウンド  奥田 英朗

    • 2005.12.10 Saturday
    • 00:47
    サウス・バウンド
    サウス・バウンド
    奥田 英朗

    242 ★★★☆☆
    【サウスバウンド】 奥田英朗 著  角川書店

     先月、1週間ほど九州に帰って来た。羽田から夕方、飛び立った飛行機の中から見る夕焼けは360度オレンジ色に染まって美しかった。眼下の街の明かりを眺めても綺麗で平和な印象だった。その日の日記に『美しいぜ ニッポン』と書いた。

     公害などの生活環境は、いくらかは改善されれているけど工場群がある以上なくなった訳でない。眼下から眺めた明かりは、自然破壊の名の幻の文明の明かりも含まれているのかも知れない。東京と熊本では、何が一番違うのか、やはり環境である。空気が美味いのである。人間、時間は平等だと言われているが、そうであろうか、これも随分違うのでなかろうか。

     この本は、第一部が東京・中野、第2部が沖縄・西表島を舞台にしている。

     強烈なキャラクターの父親を持つ小学生六年生・上原二郎の視点で語れている。家族は、父親、母親、年の離れた姉、妹の構成である。東京では、学校生活・学校環境の問題が中心だ。一つ変わっているのは、父親が学生運動の闘士だったこともあり、公安警察が出てくることだ。

     第2部は、沖縄が舞台だが展開が速いストーリーだ。
     父親は、相変わらず強烈であるが、母親も若返り、最後の姉の登場がこの小説のまとめ方を最初から考えていたのだろうか。

     確かに面白い本だ。だが、何かが物足りない、それが何んだろうか?

    ララピポ  奥田 英朗

    • 2005.11.14 Monday
    • 22:21
    ララピポ
    ララピポ
    奥田 英朗


    226 ★★☆☆☆
    【ララピポ】 奥田英朗 著  幻冬舎

     「ポンツーン」と言うものに連載された作品とあるが、この雑誌?がどんものかは知らない。帯分の「いや〜ん、お下劣。」「*紳士淑女のみなさまにはお薦めできません。(作者)」 とあり、イヌの交尾のイラストまで付いている。カバーを取れば浮世絵もの。ちょっとやりすぎでは。
     
     6篇の連作短編集。
     別にイヤラシサは感じないのだが、世の中こんなものだろう、と思ってしまう自分に呆れるのだ。テレビ、ネット、雑誌などに普通に出てくるような話題ばかりである。後ろ2編は、飛ばし読みになってしまった。この本は、現在の風刺が一杯込められている。  

    泳いで帰れ  奥田 英朗

    • 2005.06.20 Monday
    • 12:29
    泳いで帰れ
    泳いで帰れ
    奥田 英朗


    118 ★★★☆☆
     【泳いで帰れ】 奥田英朗 著  光文社

     作家の書いたアテネオリンピックの観戦記です。
     いろんな競技の観戦記があるが、もっとも力の入っているのが野球です。
     ギリシャの風土、観光、食事、ホテルなども面白く紹介されています。

     アテネオリンピック…。まだ昨年行われたのが、随分経ってしまったような気がしてしまいます。出版社とタイアップで出かけたのだろうが、直木賞は欠席してビデオにメッセージだけは残してきたと書いてありました。もっともアテネ行き予定の後に直木賞が決まったようです。

     エッセイは作家の本心が出ています。
     細かい日常が出ているからでしょうか?
     作家を知るためには読んで損の無い本です。


     奥田さんの野球に対する思い入れは、生半可ではなく相当なものです。
     【泳いで帰れ】とは、妙にピッタリする言葉です。
     予選、トーナメントとオーストラリアに負けて、かろうじて3位の銅メダルに終わったからです。奥田さんは、負け方が気に食わないのです。高校野球みたいにバンド戦法が目立ちすぎプロの集団なら、もっと堂々と戦えと嘆いています。3番の高橋がバンド、4番の城島がバンド、これは何なのと憤慨されています。キューバみたいに豪快に戦えと言っています。アメリカも予選で負け、韓国も予選で負け、勝負は厳しいのですが、日本の野球には悲壮感さえあると言っています。この本を読むと野球通なら同じ考えを持った人が多いのではと思ってしまいます。

    真夜中のマーチ  奥田 英朗

    • 2005.01.12 Wednesday
    • 15:09
    真夜中のマーチ
    真夜中のマーチ
    奥田 英朗

    【真夜中のマーチ】 奥田英朗 著  集英社

    《つまらなく感じることもあるんだ》

    小説すばるに連載されていたと裏表紙に書いて
    あったが、どんな雑誌だろうか?
    【最悪】【マドンナ】【イン・ザ・プール】【空中ブランコ】
    等、大変面白く読んだが、この本は最後まで
    なじめない。なんでだろうか、深みがない。読み手
    は、どんなことでも言えるが。面白くないのは、
    つまらないのだ。
     

    空中ブランコ  奥田 英朗

    • 2004.10.15 Friday
    • 13:39
    空中ブランコ
    空中ブランコ
    奥田 英朗

    【空中ブランコ】 奥田英朗 著 文藝春秋

    《人間 天真爛漫が一番なの》

    第131回直木賞受賞作である。

    人間不信のサーカス団員
    尖端恐怖症のやくざ屋さん
    脅迫神経症の大学教授
    ノーコンでスローイングができないプロ野球選手
    前に書いたことに悩む女流作家
    今回は、この5人が伊良部総合病院の神経科を
    訪れる。
    全部が面白いが中でも尖ったものに恐怖をもった
    やくざ屋さんと義父のカツラを取りたくてどうしょうも
    ない大学教授は特に大笑いしながら読める。
    表紙の写真に赤ん坊が写っている。神経症を
    直すのは赤ん坊になることのようだが、周りや
    自意識が強く幼い自分に戻れないのである。

    イン・ザ・プール  奥田 英朗

    • 2004.08.25 Wednesday
    • 12:51
    イン・ザ・プール
    イン・ザ・プール
    奥田 英朗

    【イン・ザ・プール】 奥田英朗 著

    《この本を読んで笑わないヤツはエライのだ。》

    今、話題の一冊の本である。
    読む進むうちに自然と笑みが出て来てしまう本です。
    総合病院の地下にある神経科に通ってくる患者と
    子供みたいなオヤジ医師との物語です。
    ここに出てくる医師はこんな感じです。
    『伊良部は、自分がこれまで出会ったことのない変人中の
     変人だ。彼にはきっと悩みなどないのだろう。欲望の赴く
     ままに行動し、わめいて、笑って。五歳児に悩みがないのと
     一緒だ。ただ羨ましくもあった。少なくともこの男は、自分の
     ようにくよくよしたりしない。 』 (本文より)

    心身症だった男がプール依存症にかかる話。
    ケータイがないとどうしょうもない高校生のケータイ病。
    家を出てたばこの吸殻が気になる脅迫神経症の男の話。
     などなど。

    今どきの人間は、なんらかのストレスを感じて生活して
    いる。それが、突然か、じわじわか、体に変調をもたらして
    くる。それを解決してくれるヒントをこの本に記してあるの
    だろう。人間の持っている本能のまま生きるのが一番な
    ようだが、ちょっとした欲望や自意識をもっているから大変
    なのである。

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