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    さよなら、日だまり  平田 俊子

    • 2007.08.04 Saturday
    • 19:20
    さよなら、日だまり
    さよなら、日だまり
    平田 俊子
     07−202 ★★☆☆☆
     【さよなら、日だまり】 平田 俊子 著  集英社

     《日だまり、温かい暮しがいつのまにか…》

     用意周到な占い師(♂)と、ミステリアスな友達(♀)。
     浮気性の夫と、占いなんか信じないはずだった「わたし」。
     4人がなかよくなればなるほど、どこか不安になる――。
     ある晩をさかいに、それは現実のものとなった。
       (帯文より)


     平田さんの作品は、以前読んだ2作が気にいっていたが、今回の作品はあまり好きな部類の話ではなかった。結婚生活が面白いほどでないが、普通の生活であった。そこへ、乗り込んできたのがユカリという女性だった。何かテレビドラマを見ているような作品だった。夫婦という絆がいとも簡単に離れていくことの方が現代的なんだろうか、うーん。

    二人乗り  平田 俊子

    • 2007.04.18 Wednesday
    • 22:28
    二人乗り
    二人乗り
    平田 俊子
     07−108 ★★★★☆
     【二人乗り】 平田 俊子 著  講談社 野間文芸新人賞受賞作

     《何か不思議と引き込まれる作品、…》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    嵐子、不治子、そして道彦。
    絡み合い、絶妙に輪舞するそれぞれの想いと因果。
    *本作品は「輪舞構成」となっておりますので、何卒最後までお楽しみください。どうかひとつ。(編集担当)
    嵐子さんの1日は午後2時に目覚まし時計をとめることからスタートする。わかってるわよ、何度も同じことをいわなくたって。母親の小言をさえぎるような調子で嵐子さんは時計の頭をぴしゃりと叩く。目覚ましが鳴ったからといってすぐに起き出す嵐子さんではない。寝返りをうったり左右の手を眺めたりしながら、しばらくベッドでぐずぐずする。<本文より>


    平田俊子さんは、詩人らしいが読んだことはない。文体が変わったところもないのに、読み手をどんどんと引き込んでいくのだ。不思議な作品だ。平田さんの作品は、【ピアノ・サンド】を読んで、これで2冊目だ。
    夫と別れて一人暮しの姉、夫に家を出て行かれた妹、妹の夫、それぞれの三人の立場にたった3篇からなっている。

     「嵐子さんの岩」  (夫と別れて一人暮しの姉)
     「二人乗り」    (夫に家を出て行かれた妹)
     「エジソンの灯台」 (妹の家を出ていった夫)

      絡み合い、絶妙に輪舞するそれぞれの想いと因果。(帯文より)

     それぞれ結婚していて、一人になったときに感じるものは何か。
     男と女、恋愛、結婚って何なのか。
     3編とも良いのだが、「二人乗り」がいい、妹・不治子とこの街にやって来た女優・岡本葵のやりとりが切なくて何か楽しいのだ。
     引き込まれていくのは、やっぱり平田さんが詩人で言葉使いが上手いのだろうか。
     

    ピアノ・サンド  平田 俊子

    • 2006.06.09 Friday
    • 21:49
    ピアノ・サンド
    ピアノ・サンド
    平田 俊子

    130 ★★★☆☆
    【ピアノ・サンド】 平田俊子 著  講談社

    《ピアノからどんなことを思いますか》

    (著者からの内容紹介より)
    1人でいるのも悪くない 好きな男のすべてはいらない
    詩人・平田俊子が、新たに創出した文学世界。「小説」でなければ描けなかった2つの女性の物語り。


    「ところで100年前のピアノがあるんだけどさ、誰か預かってくれる人いないかな」
    「100年前のピアノ?」
    「そう。フランス製」
    好奇心が飢えた魚のように易々と釣り上げられた。そんなの聞いたことがない。いったいどんなピアノだろう。――(本文より)

     「ピアノ・サンド」
     「ブラック・ジャム」
     「方南町の空」かなり長めの「あとがき」

     最後に出て来る「方南町の空」かなり長めの「あとがき」が気にいった。上2作のことがちょっと細かく書いてある。どういう人を、ものをモデルしているかとか。
     「ピアノ・サンド」は、ピアノに対する思いと愛人に振舞うサンドイッチのことだろうか。女性・主人公が妙に切ない。

     「ブラック・ジャム」は、腕に傷のある女性の心理状態が見事に書かれている作品で


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