エバーグリーン
豊島 ミホ
07−33 ★★★☆☆
【エバーグリーン】 豊島 ミホ 著 双葉社
《青春、あまりにもほろ苦い、それが青春なんて…》
出版社/著者からの内容紹介より
漫画家を目指すアヤコと、ミュージシャンを志すシンは別々の高校に進むことになる。卒業式のあと二人は約束する。10年後にまた会おう。10年、その間に二人はどうなるのか。淡く切ない、残酷だけど美しい日々を描いた青春小説。書き下ろし。
内容(「BOOK」データベースより)
2人をつなぐものは…約束。中学校の卒業式で、10年後の再会を約束したシンとアヤコ。夢をかなえるため、シンは地元に残りアヤコは東京に向かう。それぞれの日常の中で、時間も距離も離れた2人の心は、揺れていた。ほろ苦い青春の日々を通して描かれる切なさにキュッとなる恋愛小説。
中学生で約束して10年後会う約束をして、その10年後に……。
年とっても、胸がキュンとなるストーリーだった。再会するのか、再会したときにどうなるのか。その経過、結果が気になって一気に読んでしまった。なんか、哀しいのだ、哀しくてしょうがないのだ。遠い親戚より近い他人のたとえではないが、日常で会わないと風化していってしまうのか、やはり切ない。こうして人生は進んでいくのか。それでも哀しく思ってしまうのだ。