オレたちバブル入行組
池井戸 潤
128 ★★★☆☆
【オレたちバブル入行組】 池井戸潤 著 文藝春秋
バブルという言葉は、まだ残っている。
そんな時代に銀行に入った主人公の物語である。
不正なカネの流れを突き止める痛快な話である。
バブルが去って残ったものは、何だったのか。
銀行もいくつかかがつぶれ、いくつもの銀行が合併した。
もう、以前の名前の銀行がどの銀行になったのかもわからなくなった。
この作品は、銀行を舞台にしている。
銀行の組織の厭らしさが本当に良く出ている。
話が変わるが、この書評が「WEBの本の雑誌・目黒孝ニの中年授業」に出ている。
ここでは、支店長の妻と主人公の妻との比較が紹介されている。
先さきの不安の意味合いの姿を妻を題材にしているのだ。
詳しくは、サイトで読まれたしなのだ。
話は、この本の内容と違うが上司というのは、朝言ったことが夕方には変わっている。
こういうのを見ると、あんなにはなりたくないと思うのだが、上司の上司の意見に左右されているのだ。上司もツライのだ。