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    生きてるだけで、愛。  本谷 有希子

    • 2007.01.06 Saturday
    • 21:10
    生きてるだけで、愛
    生きてるだけで、愛
    本谷 有希子
     07−5 ★★★☆☆
     【生きてるだけで、愛。】 本谷 有希子 著  新潮社

     《主人公って躁鬱病なのか、ただの奇行病のようにも感じるのだが》

     出版社 / 著者からの内容紹介より
    あんたと別れてもいいけど、あたしはさ、あたしと別れられないんだよね、一生。母譲りの躁鬱をもてあます寧子と寡黙な津奈木。ほとばしる言葉で描かれた恋愛小説の新しいカタチ。

     内容(「BOOK」データベースより)
    ねえ、あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ?過眠、メンヘル、二十五歳。人と人とがつながりにくい現代を生きるひとりの女の子の物語。芥川賞候補作。


     本谷さんは、舞台で作・演出家らしく、やっぱりなんだかんだと言っても引き込まれて読んでしまった。こういう女性って、現代に多いんだろうなーと思ってしまう。不思議なのは、同棲相手の寡黙な津奈木には、厳しくあたり、津奈木の元彼女には、何も言えない。(心のなかは言いたいことがあるのに?)躁鬱病らしい、母親もそうらしい、でも何か、子どものままで何も進歩してないようにも写るのだ。
     昨夜見た「一期一会」に出てきたニートの女性は、自分が何をやること・仕事が見つからないと言っていた。簡単に仕事をしてしまう人の気持ちがわからない、人生一度なのだから自分に合った仕事をしたいと。良く分かる理屈である。テレビに出てくる人だから、引きこもりぎみだが、家では家事全般はこなしているようだったが。ニートは現代病で躁鬱病は昔からある。

     こういう女性でも津奈木みたいな男性が現れる、そこでバランスが巧く取れているようだ。バランスがくずれるときに犯罪とか起きてしまうような気がしてしまうのだ。
     素っ裸でコート一枚、奇行そのものように写るのだ。『あんたと別れてもいいけど、あたしはさ、あたしと別れられないんだよね』躁鬱という繰り返しで生きていくしかないと言っているが、でも考えてみると現代に生きている大概の人たちも程度の差はあるが、躁と鬱の繰り返しで人生を送っているような気がするのだ。

     この本のカバーの絵が下記の部分の文章が元になっている気がする。
     「あのさ、これはあたしの直感なんだけど」津奈木のセーターに顔を埋めながら、半分独り言のように言う。「北斎が5千分の一秒の富士山を描けたのって、やっぱりその瞬間お互いの中で何かが通じ合ったからだと思うんだよね。だって北斎より富士山のことを分かろうとした人間ってたぶんいないだろうし、富士山は富士山で自分のことを何から何まで知ってもらいたくて、ザッパーンの瞬間をわざと見つけたはずなんだよ絶対」        (本文より)

    ぜつぼう  本谷 有希子

    • 2006.09.02 Saturday
    • 17:02
    ぜつぼう
    ぜつぼう
    本谷 有希子
     209 ★★★☆☆
     【ぜつぼう】 本谷 有希子 著  講談社

     《絶望とは、一体何なのか、絶望の隣りに希望があるのか》

     《瀬尾まいこさんの「天国はまだ遠く」の男性版みたいな感じがする》

     内容(「MARC」データベースより)
    売れなくなった芸人の絶望の人生。希望よりも絶望することの方が生きる力に溢れているという人間の性を描く。2000年代カルチャーを縦横無尽に疾走する若手女流作家の長編小説。『群像』掲載。


     初めて、読む作家さんである。劇団主宰の演出家でまだ若い。
     数ページで読むのをあきらめかけたが、読み進めていくごとに面白くなり、あっと言う間に読み終えた。
     不眠症に悩む絶望の男・戸越は、公園でぼろ服を着た男に会う。それがきっかけで、その男の田舎に向かう、誰もいなはずのその家に、そこには、シズミという女性が暮らしていた。田舎の生活で男・戸越は、希望と睡眠を取り戻せるのか、……。ドラマにするならば、シズミって人の配役が一番悩むところではないか、と思ったりする。それほど、この本ではシズミが重要な感じがしたのだ。
     

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