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    雷の季節の終わりに 恒川 光太郎

    • 2006.11.04 Saturday
    • 19:39
    雷の季節の終わりに
    雷の季節の終わりに
    恒川 光太郎
      276 ★★★☆☆
    【雷の季節の終わりに】 恒川 光太郎 著  角川書店

     《あなたのそばにも異世界の人がいるのかも、でも何で…》

    帯文より
    現世から隠れて存在する地図には載っていない異世界・穏(おん)で暮らすみなしごの少年・賢也。彼には、かつて一緒に暮らしていた姉がいた。しかし姉は、ある年の雷の季節に行方不明になってしまう。
    姉の失跡と時を同じくして、賢也は「風わいわい」という姿の見えない物の怪に取憑かれる。風わいわいは、姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」の人間は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。
    ある日、賢也は、穏でも由緒正しい家系の一人息子・ナギヒサが殺人に手を染めているという証拠をつかんでしまう。しかしナギヒサは逆に賢也に殺人の罪をなすりつけ、賢也は穏を追われる身となる。「風わいわい」とともに、穏の外に出る決意をして賢也。彼らを待ち受けていたものは――。 


     前作が凄く良かったので、書店に平済みしてあるのを見かけたので買ってみた。前作のが短篇だったが、この作品は長編だ。しかし、章ごとに分かれていて読みやすくて分かりやすい。でも、どうだろうか、前作と比べて見ると、やっぱり前作の衝撃が大きかっただけに、?と感じてしまう。

     この作品は、異世界と現世界とを画いている。【風の古道】と感覚が似ていて、現世界とも繋がっている。異世界の仕来たりがもう一つわからない気がするが、現世界の中にもその異世界の人たちが入って来ていても驚かない気がしてくる。空間が何層に分かれていて、異世界の入り口がどこかにあるのだろう。現世界と異世界の軸がどんな風に回転しているのか、時間・時の流れが違うのか。現世界と異世界の人たちの感情・愛情はどんなように形成されているのか。
     この本、読みやすいが私のイメージが乏しいせいか異世界の風景が浮かばないのが難点である。表紙のようなところなんだろうか。幻想的なところではないでしょうか。
     異世界・穏(おん)では、雷の季節にはよく人が消えるという、それは…。もう読むしかないでしょう。

    夜市  恒川 光太郎

    • 2006.09.18 Monday
    • 11:52
    夜市
    夜市
    恒川 光太郎
     228 ★★★★☆
     【夜市】 恒川 光太郎 著  角川書店 日本ホラー小説大賞受賞作

     《幻想的で、怖く、悲しく、心に沁みる作品》

     内容(「BOOK」データベースより)
    大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。


     「夜市」
     子供ころ、夜市は特別な日だった。社に屋台が並んで、いつも見ている社が華やかな舞台となり異次元のように感じていた。周りは、暗闇でそこだけがほのかに輝いていた。
     この作品は、直木賞候補作にもなって話題になった。それほど完成されていて、無駄の無い文章なのだ。アッーと驚く構成も巧い。これが第一作品なのだろうか。
     この本を読んで、人間の持つ創造性の豊かさを憶え、人間の愛愛しさを感じる。

     「風の古道」
     どちらかと言うとこちらが良いと言う人の方が多いようだ。
     こんな発想は、どこから来るのだろうか。日本の叙情的なところからか。
     小金井公園から吉祥寺北町、エーッ、わたしでも行けそうな場所だ。このどこかに綻びがあり、古道に入って行ける。現実感が出て、古道の世界に手が届きそうである。ほんのそこの壁を乗り越えると本当にありそうだ。きっと見えないだけかもわからない。
     あちらの世界、そちらの世界、いろんな世界があって人間の世界・現況を見ているのだろうか。
     
     これほど楽しめる作品に出会うことがあるからやめられないのだ、本を読むことを。

     

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