いなかのせんきょ
藤谷 治
07−99 ★★★☆☆
【いなかのせんきょ】 藤谷 治 著 祥伝社
《日本の清く正しき選挙とは、…》
内容(「BOOK」データベースより)
四方を深い山々にかこまれた鍵田原郡戸蔭村―。莫大な借金を残し引責辞任した前村長の後を受けまして、村議・深沢清春は助役・平山忠則に村の建て直しを請われます。村長におさまった清春の改革によって、戸蔭村は平和な村になりましたとさ…と参るわけがございません。なんと清春を推した平山が対立候補として出馬!おまけに土建屋、材木屋、村会議長―村中の有力者が推薦人にずらり。ここに戸蔭村、数十年ぶりの選挙戦が勃発したわけでございます。人も足りない、金もない。あるのは村への想いだけ。ないない尽くしの深沢清春、家族を頼りに打って出た、一世一代の大勝負の行方や如何に!?全国1億の有権者に贈る、これぞ日本の清く正しき選挙小説。
現代、どこの自治体でも莫大な借金を背負っています。
どうしてだろうか、どこの自治体でもやって来たのを真似ただけなのに。
それにしても、どこかおかしい気がする。急にこうなったわけではないのに。
今まで、ずっと税収が右肩あがりになると考えていたのはずだが、それはもうとっくに終わってしまっている。
この本を読むと選挙のこと、自治体の原点がちょっとわかります。
村長、町長、市長など、やはり市民レベルの目を持つことが大事ではないのでしょうか。
田舎・村の選挙は、この本に書かれているのに大いに似てます。あと、血縁何かもあります、だから結婚なども選挙に関わったりします。
藤谷さんは、この本では講談調です、いろんなことにチャレンジしているようです。