欲しいのは、あなただけ
小手鞠 るい
★★★☆☆
【欲しいのは、あなただけ】 小手鞠るい 著 新潮社
《男らしい・優しい》
自分を見失うほど
激しくひとりの人に溺れ、
その結果すべてを失ってもなお、
幸福でいられるような恋とは?
ひりひりするほど熱い言葉で書かれた、
痛いほど切ない、ふたつの恋。大>(帯文より)
大学生の主人公が男らしい男に惚れられ、恋をして狂ってしまう。女性は恋をすると、たえず一緒にいたいという気持ちが強くなり、結果的には二人の関係がおかしくなる。
優しい男(妻子持ち)に言い寄られ、恋をしておかしくなる。
最初の男らしい男の場合は、女性が初めて恋愛して、何も免疫がない状態で男に惚れるのはわかるのだが、優しい男の場合は、女性39歳なのでここまで感情が昂ぶるのがわからない。女性は、恋すると本当に自分を見失うのか、やはり僕にはわからないのだ。