いのちのうた
村山 由佳, はまの ゆか
★★★☆☆
【いのちのうた】 村山由佳 文 はまのゆか 絵 集英社
《こんなにシンプルで かなしくて 優しくて 熱い物語はもう二度とかけないような気がします。 村山由佳》
『ウーン、二度と書けない』の帯文に眼を取られて読んでみた。
親子のクジラの話です。
仲間から取り残されたクジラの親子が体験するものは、以外にも人間のエゴか?
この本はいわゆる絵本です。
クジラは哺乳類、夜空を見上げるのですね。
そこには、満天の星空ではなく……。
今、生態系がおかしい。
何十年後、何百年後には、地球はどうなっているのか?
人間は何を求めて、何をおかしくしてきたか?
クジラのこころの原点が、人間の心の原点でもある。
そんなことを感じる絵本でした。