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    星月夜の夢がたり  光原 百合, 鯰江 光二

    • 2006.10.08 Sunday
    • 09:06
    星月夜の夢がたり
    星月夜の夢がたり
    光原 百合, 鯰江 光二
     247 ★★★☆☆
     【星月夜の夢がたり】 光原 百合 著, 鯰江 光二 絵  文藝春秋

     《ふーっとした時にこの本を読んで見ると…》

     出版社/著者からの内容紹介より
    宝石箱のようなファンタジックな絵本
    遠い昔の思い出、幼い頃に聞いたお伽噺、切ない恋の記憶……夢の欠片のような32篇の小さな物語。ファンタジックなイラストが満載


     大人な童話でファンタジックな話というより、ちょっとしたブラックユーモアみたいな感じがする話が多かった。でも、御伽噺のその後の話が何とも良い、と言うか、エーッと思ったりする。32篇にいろんなものが一杯詰まっており、その一つ一つが読む人に何かを与えてくれるだろう。
     「ぬらりひょんのひみつ」「鏡の中の旅立ち」「天の羽衣補遺」などが気にいった。
     

    最後の願い  光原 百合

    • 2006.09.11 Monday
    • 21:43
    最後の願い
    最後の願い
    光原 百合
     221 ★★★☆☆
     【最後の願い】 光原 百合 著  光文社

     《日常の潜む謎を優しい眼でやさしい文で》

     内容(「BOOK」データベースより)
    新しく劇団を作ろうとしている男がいた。度会恭平。劇団の名は、劇団φ。納得するメンバーを集めるため、日々人材を探し回る。その過程で出遭う謎―。日常に潜む謎の奥にある人間ドラマを、優しい眼で描く青春ミステリー。


    読んだあとで、これって短篇集なんだ、と気付いた。まぬけな話だが。
     各ブログで新刊のときに評判になった本である。ところがアマゾンの感想文が2つしかない。意外な気がする。もっと、あるのではと思ったが、20個くらいあってもよい気がしたのだが、やはり全体にわかづらいのだろうか。

     人の話に入っていき、その人たちの謎を解くと言う、おせっかいな話?だ。
     「花をちぎれないほど…」 「風船が割れたとき…」 「写真に写ったものは…」などが分かれやすくて良かった。 

    時計を忘れて森へいこう  光原 百合

    • 2005.10.18 Tuesday
    • 20:56
    時計を忘れて森へいこう
    時計を忘れて森へいこう
    光原 百合

    202  ★★★★★
     【時計を忘れて森へいこう】 光原百合 著  東京創元社

     この本は、第一話から第三話までの構成であるが第一話、第二話までは感じなかったが第三話になると、ウーンこれは、良いなーと思わずにはいられないのだ。
     森と文学・小説の繋がりは、あとがきにも作家自身が書いているように何度も現地に行って観察したための生まれた物語なのだ。読んだ後、明日でも森に行って見たくなる本だ。

     あとがきの『風の音にじっと耳を傾けているような名探偵が書きたいな―』とあるから、ミステリー仕掛けになっているが、ミステリーなどと感じさせない作品だ。根底はミステリーなのだろうが。森のこと、森で働く人々が生き生きと書かれている。森の呼吸をもわかる感じがする。「癒しの文学」、森林浴、読書でこの二つを感覚を味わって下さい。

    十八の夏  光原 百合

    • 2005.03.31 Thursday
    • 10:31
    十八の夏
    十八の夏
    光原 百合


     ★★★☆☆

     【十八の夏】 光原百合 著  双葉社 第55回日本推理作家協会賞受賞作

    《花がモチーフ》

     「十八の夏」
     「ささやかな奇跡」
     「兄貴の純情」
     「イノセント・デイズ」の4編。

     これがミステリーかと疑う文章・文体。
     各編に朝顔、金木犀、ヘリオトロープ、夾竹桃が重要な位置取りにおいていて、花をモチーフにしている。意識的におこなっている。
     又、各編の主人公が男性であるが、文体がやわらかくキレイな文章である。

     日常における殺意を浮かべるときは、何気ないところから生まれるか、殺意を意識しないうちに殺意が向こうから来てしまうこともあるのだ。
     ミステリーでミステリーらしくない本である。

     その一つに目が止まった。僕も最近読んでいたく感心した本の横に立ててあるそのポップには、「この本を買おうかどうか迷っておられる方に。どうぞ105ページを立ち読みしてください」と書かれていた。
     

     この文章が気にいった、こういう書店にまだ遭遇してない、どこかにありそうです。

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